映画2分の1の魔法のネタバレ感想!生き返りの魔法に不死鳥の石が必要な理由を考察!

映画

ディズニーのピクサースタジオの最新版、「2分の1の魔法」を視聴してきました!

いや~、よかった!

流石ディズニー。
流石ピクサー。

感動で泣かされましたし、一緒に行った5歳と7歳の子供たちも大喜びでした

そんな映画「2分の1の魔法」のネタバレと感想をつづっていきたいと思います。







2分の1の魔法の予告動画はこちら

映画「2分の1の魔法」の簡単なあらすじとキャストの紹介

それでは映画「2分の1の魔法」の簡単なあらすじとキャストの紹介です。

映画「2分の1の魔法」の簡単なあらすじ

「リメンバー・ミー」「トイ・ストーリー4」のピクサー・アニメーションによる長編作品。

亡くなった父親にもう一度会いたいと願う兄弟が、魔法によって半分だけ復活した父親を完全によみがえらせるため奮闘する姿を描いた。

かつては魔法に満ちていたが、科学技術の進歩にともない魔法が忘れ去られてしまった世界。
家族思いで優しいが、なにをやってもうまくいかない少年イアンには、隠れた魔法の才能があった。
そんなイアンの願いは、自分が生まれる前に亡くなってしまった父親に一目会うこと。

16歳の誕生日に、亡き父が母に託した魔法の杖とともに、「父を24時間だけよみがえらせる魔法」を書かれた手紙を手にしたイアンは、早速その魔法を試すが失敗。
父を半分だけの姿で復活させてしまう。

イアンは好奇心旺盛な兄バーリーとともに、父を完全によみがえらせる魔法を探す旅に出るが……。

監督は「モンスターズ・ユニバーシティ」を手がけたダン・スキャンロン

引用「映画ドットコム

映画「2分の1の魔法」のキャスト紹介

イアン・ライトフット: トム・ホーランド

バーリー・ライトフット: クリス・プラット

ワイルデン・ライトフット: カイル・ボーンハイマー

ローレル・ライトフット: ジュリア・ルイス・ドレイファス

コーリー: オクタヴィア・スペンサー

引用「映画ドットコム




映画「2分の1の魔法」のネタバレ‐邦題のインパクトが弱い?!

ピクサースタジオの最新作「2分の1の魔法」

この邦題はイアンが唱えた生き返りのおそらく魔法が失敗して、父親の下半身半分しか生き返らせられなかったから、という理由だと思います。


が、なんとなくいまいちな邦題という気がしないでもありません。

というのも、そのまんまの現象にしか目がいっていないと感じてしまうから。

あえて深読みすれば、魔法が使えるのはイアンだけど、魔法の使えないバーリーの助けを借りないとうまく魔法を使いこなせない、つまりイアンは「2分の1の魔法」しか使えない存在、ということなのか、とも思えます。

たとえ、邦題の意味が、僕が深読みしたような意味を持っていたとしても、それで、という気が抜けません。


映画は魔法が使えなかったイアンが、バーリーの手助けを借りて一人で使えるようになり、魔法だけでなく、人として(実際はエルフですが)一人前になっていくというストーリーです。

いつまでも「2分の1の魔法」使いではありません

が、邦題が「2分の1の魔法」では、一人前になった後のことは何もあらわされていないことになります。


英語の映画名は「Onward

これは「前へ」「先へ」という意味から、「終わりや止め時よりもさらに先へ進むことにフォーカスをしている様」という意味を持ちます。

つまり、死に別れてあったことのない父親に会ってみたいという過去についての願いよりも、これから自分で未来をどうしたいのか、という思いのほうへイアンが意識を変えるきっかけになる冒険、という意味が込められているような気がしました。


さらに大好きではあるけど、人生の目標やモデルにはしたくない兄のバーリーについて、そう思っていることに罪悪感を感じていたイアンでしたが、冒険後には違っていいし、頼りにするところは頼っていい、と気が付いたようでした

これも先のことを重要視できるようになったイアンが、まさに「Onward」できるようになったわけで、実に題名にしっくりと来るように感じました。

もう少し、意味の深い邦題をつけることはできなかったのか、と残念に思ってしまいます。

映画「2分の1の魔法」の感想

イアンは16歳となり、成長をしていくうえで、自信を無くしかけていました。

そして男子として将来のあるべき姿の目標になるはずの父親はもう死別していていません。
唯一父親代わりとしての存在は兄のバーリー。

しかしバーリーはあまりに自信過剰でゲームオタク、そのくせ積み重ねた実績はないので、大きな失敗をしてばかり。

そんな失敗ばかりを見せられてきたイアンが、バーリーと同じような生活を送って大人になっていくことに不安を感じないわけがありません。


ですが、理想を膨らませて過大評価をずっとしてきた父親と、たとえ最長24時間会えたとして、どこまでイアンが望んでいるようなことが起こったのか、実際にはわかりません。

逆に16年間、夢を見続けてきたせいで、理想だけが大きくなりすぎて、父親との再会ががっかりしてしまうものになる可能性もあったはずです


そういう意味では、

    ・彼が必要としているものは、今まで気が付かなかっただけでバーリーが与えてきてもらってきていたこと、
    ・父親のことを全く知らないのだから、そのまま知らないでいたほうが幸せなこともある

と気が付いたのは、イアンが成長できた証だと感じました。

父親との再会は、死に目に会えなかったことでずっと後悔していたバーリーに譲り、彼の心残りを消してあげることができて、本当にハッピーエンドだったと思います。

あえて言えば、母親のローレルが夫であるワイルデンと再開できたらよかったのにな、とは思ってしまいましたけどね




映画「2分の1の魔法」で生き返りの魔法に不死鳥の石が必要な理由を考察

映画「2分の1の魔法」ではファンタジーの世界の住人が、地球で我々が使っている電気などのテクノロジーを持って日々の生活を送っています

その一方で、魔法のことは忘れ去られつつある、というのが背景。

そんな中でイアンは亡き父から誕生日プレゼントとして魔王の杖をもらいます。
さらに同封されていたのは「不死鳥の石」と24時間の時間限定ではあるが、死者を生き返らせる魔法の呪文でした。


映画を視聴したすぐは、すごい設定だな、と感心したのですが、後々よくよく考えると、少し不思議なんですよね。

死者を生き返らせる魔法は「不死鳥の石」という魔法の石を使わないと呪文が成功しません。
が、イアンが使ったそれ以外の魔法は、まったく魔法の石を使用することなく使えました。

なぜ他の魔法は魔法の石を使わなくても使用できたのに、「生き返りの魔法」だけは魔法の石が必要なのでしょうか?


この答えに関するヒントは、映画において魔法に関する設定を決める際、D&Dを参考にしたという点でしょう。

D&Dの魔法での特徴として「魔法使いの魔法」と「僧侶の魔法」で魔法の性質が異なる、というものがあります。

簡単に説明すれば、魔法使いの魔法は攻撃系等のものが主流で、反対に僧侶系の魔法は回復系のものや支援魔法という点です。

つまり生き返りの魔法は僧侶系の魔法に属し、魔法使いは使えない魔法になっています。


しかもさらに、詳しくD&Dの魔法を調べてみると、僧侶が使える生き返りの魔法も、事故や戦いなどで亡くなった人を生き返らせることができる一方で、老衰の死に関しても生き返らせることができない、となっているのです。

イアンの父親は病気で亡くなっており、若くして亡くなっているため老衰とは言えませんが、病気によって寿命が尽きたのであれば衰弱死の一種である、といえなくもありません。

そうであれば、僧侶系の魔法でもイアンの父親ワイルデンは生き返らないことになります


そういった場合に、特殊なアイテムを使うことで例外的な魔法効果を得られる魔法が存在するのは結構、お約束だったりしますよね。

ゲームなどではこの特殊アイテムを見つけ出すことが、クエストの一つになっているパターンがありますが。

話を映画に戻すと、「不死鳥の石」が生き返りの魔法に必要だったわけは、ワイルデンを生き返らせるためには特別な魔法を使う必要があり、そこには魔法のアイテムの手助けが必要だというお約束を加えることができるから、ではないでしょうか。

まとめ

映画「2分の1の魔法」は家族のきずなを強く感じることのできる映画です。

それでいて80年代という僕にとってはかなり真ん中に近い時代を懐かしむことができるアイテムが数多く映画の中で楽しむことができるのが、なんともたまりませんでした。

また、僕の5歳と7歳の子供たちも、80年代のことは全く知らないですが、とても楽しんでいましたので、80年代のアイテムに気が付けなくても、十分楽しめると思います。











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