スティーブン・キングの小説が原作で1986年に映画された作品のリメイクとして話題の「ペット・セメタリー」
リメイク版であることを意識してか、原作やオリジナル映画とは異なるストーリー展開を後半、入れてきています。
それを見事に成功させたのは、エリー役の子役の演技に他ならないと感心しているのですが、彼女はいったいどのような子役俳優なのでしょうか?
今回はエリー役を演じた子役の紹介をしていきたいと思います。
エリー役の俳優はジェテ・ローレンス!
リメイク版「ペットセメタリー」のエリー・クリードを演じる子役はジェテ・ローレンス。
それでは彼女の詳しいプロフィールを見ていきましょう。
生年月日:2007年7月27日
年齢:12歳(2020年1月現在)
国籍:アメリカ
出身地:アメリカ ニューヨーク
主な出演作品:「ジ・アメリカンズ」、「スノーマン 雪闇の殺人鬼」
ジェテ・ローレンスのプロフィール
ジェテ・ローレンスは2007年7月27日生まれの12歳。
活動拠点はニューヨークであることが分かっており、おそらく生まれもニューヨークだと思われます。
両親の名前などは公開されておらず、おそらく俳優などではないでしょう。
一方でジェテには二人の姉がおり、その二人とも子役として活躍をしています。
ローレンス家での長女に当たる、一番上の姉はウーナ・ローレンス。
2002年8月1日生まれです。
舞台子役として、ブロードウェイミュージカル「マチルダ」の主役を演じたことで有名になりました。
その後テレビや映画にも進出し、有名な作品では2016年の「ピートと秘密の友達」のナタリー役で出演しています。
続いてもう一人の姉、ローレンス家で次女に当たるのはエイミー・ローレンス。
2005年2月5日生まれ。
彼女は主にテレビドラマに出演しており、「シカゴ・ファイアー」やそのスピンオフ作品である「シカゴP.D.」、そして日本ではまだ公開されていないドラマ「The Path」では純レギュラーとして活躍しています。
ジェテ・ローレンスはドラマ「ジ・アメリカンズ」にわき役として出演。
ほかにも「ジェシカ・ジョーンズ」にも出演があります。
その後2017年に公開され、日本では映画館公開はなかった「スノーマン 雪闇の殺人鬼」に出演しました。
「スノーマン 雪闇の殺人鬼」とは、全世界で累計2000万部を突破したノルウェーの作家ジョー・ネスボのベストセラー「ハリー・ホーレ刑事」シリーズの第7作「スノーマン」を映画化した作品です。
そして今回の「ペット・セメタリー」のエリー役として抜擢を受け、作中で見事な演技を披露したのでした。
ジェテ・ローレンスの評判
今回のリメイク版「ペットセメタリー」の作成に当たって、監督の一人ケヴィン・コルシュはインタビューで、エリー役の選出の成否が、映画を成功させるための難関の一つだった、と語っています。
それもそのはずで、ストーリー上、亡くなる前前のエリーが愛らしければ愛らしいほど、蘇った後のエリーの行動に、視聴者は恐怖を感じることになるわけですから。
一つの映画の中で、一人のキャラクターにおいて、全く違った人間性を見せないといけないわけで、エリーという役柄は大人の俳優でもむつかしいカギとなるキャラクターです。
監督のケヴィンは同じインタビュー内で続けて、あの映画の中でのエリーの恐ろしさは、ほとんど監督や演出が「こうしたほうがいい」という指示をだしていなくて、ジェテ個人の演技から生まれたものである、と認めています。
愛らしいエリーは、彼女自身の個性をそのまま出して演じているのだろうと思ったそうですが、蘇ったエリーのシーンを撮影するので、その準備をしてくるように話したところ、しばらくの間姿を消したかと思ったら、戻ってきたジェテは全く違った人間かと思えるほどに役柄に入り込んでいた、そうです。
ジェテ自身はインタビューで撮影に入るにあたってスティーブン・キング原作のほかの作品、とくに最近公開された「IT」と「IT チャプター2」を視聴して参考にしたことを明かしています。
しかし、1986年度版のオリジナル「ペットセメタリー」はあえて見なかったと答えていました。
その理由として、「ペットセメタリー」を見てしまうとそれが自分の演技に先入観を与えるのではないか、と思ったからだそうです。
それよりも、脚本を読んで感じた自分の想像する世界観やエリーの個性をもとに演技をしたほうが良いアイデアが浮かぶのでは、という考えもあったと答えていました。
映画の撮影が開始された後、ジェテは共演者でエリーの母親役を演じたエイミー・サイメッツにとてもいい影響を与えてもらったと発言しています。
エイミーは俳優であると同時に、作家であり、プロデューサー、監督、編集者として幅広く活躍しています。
撮影を通して仲良くなったジェテとエイミーですが、エイミーの影響からジェテもゆくゆくは何か作品を書いてみたい、と強く思うようになったそうです。
個人的にはファンタジーの話を書きたいそうですが、この「ペットセメタリー」の撮影を通してホラーというジャンルにもっとかかわっていくことができるようになるのであれば、ゆくゆくはホラー映画の脚本も手掛けてみたい、と話していました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
若干12歳という子役で、あそこまでの演技ができるのはすごいとしか言いようがないですね。
インタビューの動画をいくつか見ましたが、カンペを参考にしているものもありますが、質問に関して12歳とは思えないようなしっかりした考えをもとにこたえています。
特に、死者をよみがえらせるという禁断の選択ができるとしたら、人間は使わないでいられるのだろうか?という問いかけには深く考えさせられた、と発言しています。
これはある意味、人間の本質に対する高度な質問だと、僕も思いました。
しかも蘇らせた後には、姿かたちはそのままだが、性格は全く違い、より攻撃的で破壊的なモノに変わってしまうことが分かっているのですから。
これだけ書けば、蘇らせるリスクが大きすぎる、それをわかっていてなぜ使おうとするのか、と疑問に思うかもしれませんが、最愛の人が亡くなった直後、しかも突然に何の前触れもなく、という状況に陥ったら、エリーの父親ルイスのように深く考えることなく、思いのほか簡単に一線を越えてしまうかもしれませんね。
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