ピクサーユニバースのヒントは隠れキャラ!トイストーリーから2分の1の魔法まですべてのつながりを解説

映画

ディズニーのピクサー作品で有名なのが、隠しキャラ

有名なところでは「ピザプラネット・トラック」、「A113」、「ルクサーボール」、「ジョン・ラッツェンバーガー」として「次作品キャラ」です。

その他に、過去の作品に登場したキャラクターも多く見つけることができますし、監督のお気に入りの有名映画キャラクターも見つけることができたりします。

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こういった隠れキャラたちは、単なる製作スタッフのお遊びか、と思われていましたが、実はそうではなく、とある説の手がかりなのではないか、といううわさがファンの間に広がりつつあるのでした。

その説こそ、ピクサー作品がすべてつながっているという「ピクサーユニバース説」なのです。


今回はその、ピクサーユニバース説について、詳しく解説していきたいと思います。









「ピクサーユニバース説」の説明

    ピクサー作品は同じ世界の異なった時代や場所で起こっていて、実はすべてつながっている

    これこそが「ピクサーユニバース説」です。

    「トイ・ストーリー」シリーズでウッディやバズの持ち主だったアンディは「カールじいさんと空飛ぶ家」のカールと同じ町に住んでいたり、「モンスターズインク」のモンスターがアンディを驚かしにやってきていたりしていたと思われる手がかりが、それぞれの作品の中に登場する隠れキャラに隠されていたのでした。

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    その他にも、「モンスターズインク」で「ブー」の部屋に「トイ・ストーリー2」のジェシーやニモの人形が見つかったり、「インクレディブル・ファミリー」で「ジャック・ジャック」が「トイ・ストーリー4」のデューク・カブーンの人形を持っていたりするのもただ単に隠れキャラとしてではなく、それぞれの作品につながりがあるというヒントと見ることができるのでした。

    ピクサーユニバース説における作品の順番

    ピクサーユニバースを真実とした場合、以上のことを踏まえると歴史的にどの作品が先に来て、どの作品が後に来るのかが気になりますよね。

    つまりピクサーユニバース内での歴史の流れがどうなっているのか、それを考えてみたいと思います。

    「トイストーリー」から「2分の1の魔法」までのピクサー作品一覧

    まずはピクサー作品を発表順に表にしてみました。

    そちらを確認するところから始めましょう。

    トイ・ストーリー1995年バグズ・ライフ1998年
    トイ・ストーリー21999年モンスターズインク2001年
    ファインディング・ニモ2003年Mr. インクレディブル2004年
    カーズ2006年レミーのおいしいレストラン2007年
    ウォーリー2008年カールじいさんの空飛ぶ家2009年
    トイ・ストーリー32010年カーズ22011年
    メリダと恐ろしの森2012年モンスターズ・ユニバーシティ2013年
    インサイド・ヘッド2015年アーロと少年2015年
    ファインディング・ドリー2016年カーズ/クロスロード2017年
    リメンバー・ミー2017年インクレディブル・ファミリー2018年
    トイ・ストーリー42019年2分の1の魔法2020年



    2020年の時点で全22作。

    これらの作品が、すべて「ピクサーユニバース」という同じ世界で起こっているとするならば、どのような歴史が繰り広げられてきたのでしょうか?

    「ピクサーユニバース」という世界の歴史について、次は考えてみましょう。

    ピクサーユニバース内での歴史の流れ

    「ピクサーユニバース」における歴史の流れを考えた場合、以下のような順番になることが考えられます。
    「すべてのピクサー作品が単一の世界でつながっている」ということを大前提で順番を考えてみると、これから紹介する順番が一番しっくりとくると思います。

    1.恐竜の時代(アーロと少年)

    地球と同じように生命の進化が進み、恐竜の時代となります。

    「アーロと少年」の冒頭にあったように隕石の衝突が起こらず、恐竜の時代が長く続き、その間に恐竜が知性を発達させて言葉を話し、農業や放牧などをするようになりました。

    一方で、人間やその他の動物の進化も進み、ピクサーユニバースの世界に登場します。

    その後、天候不順が理由で恐竜たちは絶滅することになるのでした。


    2.魔法の登場(メリダと恐ろしの森)

    時代はずっと進んで地球でいう中世に当たる時代。

    人間が言葉を話し、文明を築いています。
    一方で、動物の中には絶滅した恐竜のように言葉を理解する知性を備えるものも存在していました。

    また、鬼火や魔女など、ファンタジーの世界に登場するようなキャラクターや魔法もピクサーユニバースの世界に登場します。

    しかし我々が考える魔法と少し違うようで、魔法によって動くようになった道具類は、自我をもって行動するところも見られるのでした。


    3.AIロボットの登場(Mr.インクレディブル)

    時代は進んで1950年代。

    世界は犯罪にあふれ、それを取り締まるために特殊能力を持つスーパーヒーロー達が活躍していました。

    そんなときに、スーパーヒーローを倒すことに執念を燃やし続けたバディ・パインことシンドロームによってAIロボットが開発、改良されていきます。

    映画のラストでシンドロームは死亡しますが、AIロボットはそのまま残り、今後のピクサーユニバースの世界に影響を与えていくことになるのでした。


    4.人間の時代と動物たちの活躍

    その後、人間を主人公とした作品の時代がしばらく続きます。

    「トイ・ストーリー」シリーズや「カールじいさんの空飛ぶ家」、「インサイド・ヘッド」や「リメンバーミー」の時代です。

    一方で知性をつけた動物たちも、人間が気が付かないところで、独自の世界を作り上げていました。

    「バグズ・ライフ」「ファインディング・ニモ」「ファインディング・ドリー」「レミーのおいしいレストラン」がその作品となります。


    ウッディやバズなどのおもちゃたちが動くようになったのは、「メリダと恐ろしの森」で登場した魔法の発展版だと考えられるのではないでしょうか。


    5.人間が地球から旅立つ(カーズ・シリーズ)

    「ファインディング・ドリー」で描写があった、海中投棄されたゴミの山。

    やがてこれが世界を覆いつくし、人間が住めなくなります。
    そしてWaste Allocation Load Lifter – Earth Class(ゴミ配置積載運搬機地球型)に汚染の除去を託し、宇宙へ旅立つのでした。

    人間が地球からいなくなってから登場したのが車たち(カーズ)

    しかしその車たちもやがてエネルギー不足から動くことができなくなり、姿を消すのでした。


    6.人間の帰還(ウォーリー)

    その後、植物の復活がきっかけとなり、宇宙に避難していた人間が戻ってくることになります。

    しかし、完全に汚染が除去されたわけではなく、帰還した人間たちに変化が生まれることになるのでした。


    また、宇宙に出ていた「アクシオム」の一隻が別の惑星に不時着

    その惑星に栄えていたファンタジー世界の生き物と魔法に大きな影響を与えることになります。

    関連記事:映画2分の1の魔法は都市伝説ピクサーユニバースの関係を考察!


    7.モンスターの登場(モンスターズ・インク)

    地球に戻った人間たちと、汚染時代を生き抜いた生物。

    彼らに変化が現れ、すべてモンスターに変異してしまいます。

    そしてモンスターたちの時代となるわけですが、ここで彼らが直面するのが、エネルギー不足問題。

    そのため、人間の子供たちの悲鳴エネルギーを、「人間の子供たちの部屋へ通じるドア」を使って集めています。

    まとめ

    ピクサー作品すべてがつながっているという都市伝説「ピクサーユニバース」

    その説を基に考えると、「アーロと少年」から始まり、「モンスターズ・インク」につながる流れとなります。


    この考えには、

      「なぜ車が動くようになったのか?」
      「モンスターズ・インクで子供たちの部屋に行くモンスターたちが未来の生き物のはずがない」

    などの疑問がたくさん生まれることになります。

    その疑問すべてにこたえるとあまりに長くなってしまうため、別の記事で紹介していきますので、お楽しみ。

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