映画「僕のワンダフル・ライフ」は犬好きにたまらない、心温まる飼い主と犬の交流を
描く作品です。
小説が元になっており、転生を繰り返す犬は以前の記憶をもっている、という設定で
かつてのご主人様を探して再会します。
僕も二匹の犬を飼っており、寿命的にもまだまだ一緒に暮らしていけるとはおもって
いますが、いなくなっても映画のように戻ってきてくれたらいいな、と感じてしまいました。
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キャストの紹介
ベイリー/エリー/ティノ/バディ/トビーの声: ジョシュ・ギャッド
この映画の主人公。生命を受けた目的をそれぞれの転生で追い求める。
イーサン・モントゴメリー(50代): デニス・クエイド
イーサン・モントゴメリー(10代): K・J・アパ
イーサン・モントゴメリー(8歳): ブルース・ゲイザー
ベイリーの飼い主。
ハンナ(50代): ペギー・リップトン
ハンナ(10代): ブリット・ロバートソン
イーサンの恋人
ネタバレあらすじ
1950年代にトビーと言う名前の子犬が野犬駆除に捕まって殺処分されてしまいます。
そんな中、トビーは生命を受けた真の目的は何なのか、考えるのでした。
トビーの魂は転生して1961年にレトリバーの子犬として生まれます。
ブリーダーの檻から抜け出しましたが、ゴミ清掃員の二人組に捕まり、売り飛ばされそう
になってしまいます。
二人組は、仕事帰りに子犬を車の中に入れたまま、バーに入ってしまい、温度の上昇していく
車内の中で脱水症状を起こして死にかけるのでした。
たまたま通りかかったイーサンという少年とその母親に助けられ、一命をとりとめます。
そしてベイリーと名付けられ、イーサンに飼われることになるのでした。
イーサンとベイリーはすぐに親友同士となり、いつも一緒に過ごすようになりました。
とくに夏の間、母親方の祖父母が持つ農場でいつも一緒に遊んで過ごし、二人で完成
させた技や遊びなどを通して、ベイリーはイーサンこそが生きる目的だと強く信じます。
その後、時は過ぎ、紆余曲折があって、イーサンの父親は仕事に失敗してアル中になって
しまいます。
一方でイーサンは高校でアメフトのクォーターバックとしてスター選手になっており、
父親を励まそうと、自分の試合に招待するのでした。
高校最終学年が始まる前の夏、イーサンはベイリーと一緒にサマーフェスティバルに行って
ハンナと知り合います。一緒にフェスティバルを楽しむうちにデートになり、二人の仲は
急速に近くなっていくのでした。ベイリーもハンナを仲間として認めます。
その夏、二人とベイリーは毎日のように一緒に過ごすようになり、やがて高校卒業後も
イーサンが特待生で行くことになるであろう大学に、ハンナも受験してついていく
ことを約束する恋人同士になっていたのでした。
しかしある夜、イーサンが家に帰ってくると、酔っ払った父親が母親に向かって怒鳴り
散らしています。その父親の怒りはイーサンにも向けられます。絡んで来る父親を母親が
止めに入入りましたが、逆に父親に突き飛ばされるのを見て、イーサンは逆上します。
そして父親を家から追い出し、二度と戻らないように言い放つのでした。
大学チームのスカウトが見に来ている試合で活躍したイーサンは4年間無料の特待生権利を
手に入れます。
しかしその夜、トッドというイーサンを妬んだ同級生が、ねずみ花火を家の扉の郵便受け
から火をつけて投げ込むといういたずらをしますが、その日が家具に引火して火事が
起こってしまいます。
ベイリーが異変に気がつき、イーサンを起こし、イーサンは2階で眠る母親を起こして
脱出しようとしますが、既に火が回って1階に降りられません。
シーツやカーテンを使って母親を窓からおろし、次にベイリーを逃します。
そしてイーサンの番となり、窓から飛び降りますが、その衝撃で骨折をしてしまい、
スポーツでの特待生権利を失ってしまうのでした。
べイリーは外で恐怖に震えながら様子を見ていたトッドを見つけ、追いかけ回します。
トッドはベイリーから逃げ回り、助けに来た警官に自分がいたずらをしたことから火事に
なったことを自供するのでした。
イーサンは祖父母の農場を継ぐため、農業学校に進学することにしますが、突然、
スポーツ特待生を諦めなくてはいけないことに戸惑い、とても落ち込んでいたのでした。
そんな彼を励まそうとしていたハンナとも別れることを告げ、農業学校へ進学するために
家を出て、ベイリーとも別れるとこになります。
その後、しばらくしてベイリーは老衰でもういよいよ最後の時を迎えようとしていました。
そして最後の瞬間に間に合ったイーサンに見送られて旅立ちます。
ベイリーの転生は続き、次はジャーマンシェパードの警察犬、メスのエリーになります。
時代は1970年後半から1980年前半、飼い主は警官で妻に先立たれたシカゴ警察官の
カルロスで、警察犬として訓練を受けたエリーは数々の犯罪解決に尽力し、表彰を受けます。
しかし前の飼い主イーサンとは違ってカルロスの生活は寂しいものでした。先立たれた妻
が唯一の家族だったようで、自宅で過ごすカルロスとの生活でエリーは彼の笑顔をみた
ことがありません。
それでもエリーの諦めることのない愛くるしい努力でカルロスも少しずつ心を開き、
夜、ベッドで一緒に眠る仲にまでなっていくのでした。
そんなとき、とある誘拐事件が起こります。12歳の娘を持つシングルマザーから、恋人の
男性が娘を拐っていなくなったという通報があったのです。
早速カルロスとエリーは娘の服から追跡を開始し、郊外の川にかかる水門で、二人を発見し
ます。
カルロスとエリーは追跡を始めますが、慌てて逃げる犯人のせいで無理やり連れ回されて
いる少女は誤って川の中に落ちてしまうのでした。
エリーは躊躇なく川に飛び込み少女を助けます。そしてなんとか少女を川岸にまで引っ張り
上げるのでした。
カルロスは犯人追跡を続行しますが、途中見失い、物陰に隠れていた犯人に反撃を受け
そうになります。と、その瞬間、エリーが銃を構える犯人に飛びかかり、カルロスを救い
ますが、その衝撃で銃が発砲され、弾はエリーの体を貫くのでした。
助けに急行した他の警官の助けもあり、無事犯人は逮捕されますが、エリーはカルロスに
見守られて、息を引き取ってしまいました。
続いて1980年中頃にウェルシュ・コーギー・ペンブロークとして生まれ変わります。
飼い主はアトランタ州のマヤという女子大学生で、犬にティノと名付けました。
マヤは人付き合いが下手で、いつも一人でいる女の子でした。他の学生から誘いを受けても
嘘をついて断ってしまい、それをあとで後悔しているような性格です。
家にこもってスナック菓子、ピザ、アイスクリームなどを一緒に食べていたせいで、
ティノは医者に肥満気味と診断されます。
運動不足解消に公園に連れて行かれますが、マヤがボールで一緒に遊ぼうとしても、
ティノは全く追いかけません。
まわりにはたくさんの犬と飼い主が来ていましたが、そのうちの一匹、ランドシーアに
ティノが一目惚れして追いかけ回します。
ランドシーア、ロキシーの飼い主はマヤと一緒の学校に通っている学生アルであることが
わかり、それがきっかけで二人は交際、結婚へと進みます。
結婚式では二人の両親とともに二匹の犬も記念写真に写るほど仲が良くなっていました。
その後、3人の子供に恵まれ、ティノは子供達のおもちゃになってしまいます。
ティノは子供の注目をひとり集めることで、愛するロキシーを子供達から守っていると
思っていましたが、ティノの愛情表現は多分に一方通行で、ロキシーはティノに対して
なんとも思っていないかのようでした。
年月が過ぎ、ある日、ロキシーが動物病院に連れて行かれます。そして2度と戻ってこない
ことに、ティノは失意の毎日を送るのでした。
そしてそんなティノも1990年後半、老衰でなくなります。マヤのお陰で幸せな一生を
送らせてもらえた感謝の気持ちをいだきながら。
次の転生はセントバーナードとオーストラリアンシェパードの間の子として生まれました。
しかし、飼い主となった若いカップルは荒れた地域に住む低所得者で、ワフリーと名付けた
犬を家の外で鎖に繋いで飼い、ろくに散歩もさせず、遂には貨物列車ターミナルに捨てる
始末でした。
ワフリーはこのカップルのもとに戻る気もなく、新しい生活を探し始めます。
そしてたまたま通りかかったドッグパークで記憶の何処かに思い出のある匂いがする犬と
その飼主の女性に出会います。しかし、どちらとも以前に出会ったことはありませんでした。
その匂いのことを考えながら進むうちに、農場地帯が広がる郊外まで来てしまいます。
そこの匂いを嗅ぐことでおぼろげな記憶はだんだんと形になっていくのでした。
ついにワフリーはイーサンの祖父母の農場のことを思い出し、一目散に帰っていきます。
そして、今そこに住む年を取った50代のイーサンに再会するのでした。
彼は農場をついで一人で農家を営んでいました。
もちろん初めて会うワフリーに戸惑い、一時は保健所につれていきます。しかし初めて
会ったのにイーサンにとても懐いていたワフリーのことが忘れられず、引き取って飼う
ことするのでした。
バディと名付けられ、一緒に住むことになりましたが、バディはイーサンが幸せな生活を
していない事に気がつきます。どうにかして幸せになって欲しいといろいろ考えますが、
その時、ドッグパークで嗅いだ匂いを思い出すのでした。
一人バディはドッグパークに戻り、あの匂いをしていた女性と犬を探し出します。
そしてあとをついていき、彼女の家を見つけ、そこにたまたま来ていた母親に出会います。
その母親こそ、イーサンのかつての恋人、ハンナでした。
ハンナはバディがつけていた飼い主の名前を見て驚きます。そしてバディを連れて
イーサンの農場を訪れるのでした。
ハンナの突然の訪問に驚くイーサンでしたが、やがて二人は打ち解け、身の上話をします。
そして会話も終わりに近づき、再会を喜んだハンナが帰ろうとするのを、イーサンは
彼女が未亡人であることを知ったこともあり、彼が彼女に対してした別れ方について
きちんと謝罪し、もう一度やり直したいことを告げるのでした。
一人で寂しく暮らしてきたイーサンにハンナという最愛の妻と、信じきれないほどの
大人数の彼女の家族ができます。皆に祝ってもらいながら、農場で結婚式を上げ、幸せを
取り戻すのでした。
翌日、結婚式の片付けをしているイーサンにバディは自分がかつてのベイリーであることを
分かってもらおうと試みます。
二人で遊んだ懐かしいおもちゃを見つけ出し、二人しかわからないトリックをやって見せ、
かつてイーサンが子供の頃に、ベイリーにつけたあだ名に吠えてこたえることで、遂に
イーサンもベイリーが帰ってきたことを気付くのでした。
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