映画僕のワンダフルライフのネタバレ感想とあらすじ!犬が転生する理由を考察!

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ネタバレ感想 1 犬好きにはたまらない心温まるストーリー

映画「僕のワンダフル・ライフ」は飼い犬を主人公としたストーリーで、犬の寿命が
人間より断然短いことを逆手に取って、以前の記憶を持ったまま転生を繰り返して、
遂には一番最初のご主人様の元へ戻ってくるハッピーエンディングを迎えています。

僕自身も2匹の雑種犬を飼っているので、映画を見て、とても心があたたかくなりました。
猫もいいけど、やっぱり犬だよな、人生の相棒にするなら、と勝手に納得したりして
いました。

あと、年取って涙腺が弱くなってしまっていますので、次々と犬が死んでしまうシーンで
こらえるのに必死でした。
特にエリーが死んでしまうシーンはつらいですね。お約束で、そうなるだろうなって
ことは分かってはいてもです。

もちろん、映画で作り物のお話ですので、ツッコミどころがないわけではないですが。

転生して最初の飼い主のイーサンのもとに戻るわけですが、不思議なのはイーサンに
出会うの前の記憶はないのかな、ということ。

ストーリーには関係ない、細かいとこですので、気にしてはいけないのでしょうが、
見ていて、ふと思ってしまいました。

見終わってから考えると、多分こういう理由なのではないでしょうか?
犬として生まれた目的を探し出してやり遂げるまでは、記憶を持ったままになるとか。

ベイリーの場合では、飼い主のイーサンと楽しい時間をずっと過ごしていましたが、
イーサンの犬としての目的をベイリーとして生きていた時には認識していなかったよう
ですし。

イーサンに対するベイリーとしての生きる目的はバディになってから見つけ出しました。
初恋だと思われる相手、ハンナと再会し結ばれる手助けをすることで、それを見事に
果たしています。

じゃ、他の犬としての生きる目的は、とも考えてみました。

ティノは孤独な飼い主のマヤを結婚して3人の子供に恵まれるまでのきっかけを作り出し
ました。おそらく誰が見てもティノとしての命を全うしたと納得できると思います。

バディになる前、ワフリーとしての飼い主はとても責任をもって犬を飼っていたと
思えませんし、最終的には無責任に捨てています。
こんな飼い主に対する生きる目的は保つ必要が無いと思われます。

一番悩ましいのはエリーでした。

警察犬として数多くの表彰を受け、最後の事件になった誘拐事件も、無事少女の命を守り、
飼い主(?)のカルロスを助けています。
警察犬としての職務が生きる目的であれば、見事にやり遂げて亡くなったという見方が
できると思いますが、カルロスの孤独を癒やすことはどうなんでしょうか?

一緒に生活していく中で閉ざされていたカルロスの心を解きほぐしてはいましたが、
完全にという感じではありませんでした。

ただ、「飼い主(?)」としたようにエリーにとってカルロスは本当に飼い主か?という
疑問もあります。警察犬のパートナーであり、所有権などの厳密な話でいうと、エリーは
シカゴ警察の持ち物になってしまい、カルロス個人は飼い主ではないことになるかと
思います。

犬がそこまで理解しているとは思いませんが、このことを考えると、エリーの生きる
目的は、警察犬としての職務の遂行だと理解できるかと思います。

ですので、ベイリー/バディとしてイーサンとハンナを結びつけたことで生きる目的を
成し遂げたと言えると思います。
次の転生では、まったくまっさらな記憶で新しい犬としての生きる目的を探し出すことに
なるのではないでしょうか。





ネタバレ感想 2 撮影秘話や原作小説との違いを紹介

この映画「僕のワンダフル・ライフ」は原作の小説を元に撮影された映画です。
そんな中で、もちろん原作の内容から映画用に変更された部分も存在します。

エリーのパートで、映画では誘拐犯によってエリーが撃たれて命を落としますが、
原作では誘拐犯に撃たれて負傷するのは、カルロスの方でした。

パートナーのカルロスが負傷して、その治療のため、職務の遂行ができなくなってしまった
ため、新しいパートナーとしてエリーと組むことになったのがマヤだったのです。

映画ではマヤは大学生で、その飼い犬はコーギーのティノとなっていますが、小説では
マヤと出会うのは警察犬のエリーだったのです。

映画の舞台となるのはアメリカ中西部の農業地帯とシカゴ、そしてアトランタですが、
撮影はカナダのマニトバ州で行われました。

誘拐犯に少女が連れられていった水門やエリーが少女を助けるために飛び込んだ川、
そして10代のイーサンとハンナがアメフトの試合のあと、お祝いにいって酔っ払った父親に
であうレストランはマニトバ州のロックパートという町にあります。

そして犬の声として映画全編で出演したジョシュ・ギャッドですが、当初の予定では
「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」でロケット役の声を担当したブラッドリー・
クーパーが2015年10月25日に発表されていました。
しかし、翌2016年6月28日にブラッドリー・クーパーではなく、ジョシュ・ギャッドが
担当することがわかりました。

この差し替えが行われた理由ですが、残念ながら詳細はわからずじまいでした。
もし何かわかれば、後日報告いたします。

ネタバレ感想 3 動物虐待疑惑について

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「僕のワンダフル・ライフ」は公開直前に
動物虐待疑惑が浮上
し、2017年1月21日にプレミア上映がロサンゼルスで予定されて
いましたが、その3日前の1月18日に芸能サイトが撮影現場で嫌がる犬を無理やりプールに
飛び込ませようとしたと、見ることのできる映像を流しました。

その映像はこちらです。

これによってプレミア上映はキャンセルせざるを得なくなり、動物愛護団体による
ボイコットキャンペーンなどに発展しました。

その後、第三者専門機関による調査が行われ、結果、撮影時に安全対策は十分に行われて
おり、虐待の事実はなかったことが発表されています。

問題の映像は、嫌がる犬をプールの水につけようとしている前半部分と、犬がプールの中で
泳いでいる後半部分の、全く時間的にも異なるシーンをを編集でくっつけ、嫌がっていた
犬が無理やりプールに入れられて泳がされ、水流に揉まれて水面下に没したかのような
印象を持つように、作成されていました。

実際にはプールに入るのを嫌がる犬を一旦、撮影現場から出して休憩させ、落ち着かせて
から、プールの中に入るシーンを撮影しており、プールで泳いでいる犬は、自分から
泳ぎたくてプールに入ろうとするのを、リーシュで抑えて入らないようにさせていたほど
だったそうです。

また、この映像がいつ他人の手に渡ったのかは定かではなく、撮影中に問題提議されずに、
またその後15ヶ月もの間、何のアクションもなかったのが、プレミア上映の3日前に
流されたタイミングについても悪意と感じると調査結果では報告されています。

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