映画ダイバージェントFinalと小説版との違いをネタバレ!世界でコケた理由も考察

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映画「ダイバージェント Final」はベストセラー小説「ダイバージェント」シリーズの
最終巻を原作にしたものですが、「ハリーポッター」シリーズや「ハンガー・ゲーム」
シリーズ、「トワイライト・サーガ」同様2部作にしました。

ところが他の3作と大きく違ってダイバージェントFinalの北米及び世界興行は大コケ。
小説後半のストーリーを扱うはずの4作目「Ascendant」は映画制作をキャンセルされて
しまうことになりました。

そこで小説版後半のあらすじとなぜコケてしまったのかの理由を考察してみたいと思います。

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小説のあらすじ

小説ではシカゴを脱出し、遺伝子繁栄推進局に辿り着いた5人は、そのまま推進局にのこり、
シカゴへは戻りません。

シカゴで記憶を消すための毒ガスを使用するのは同じですが、そのコントロールは推進局で
行われるのです。

また、トリスとケイレブは仲直りを全くしておらず、お互いに殺意を持って敵視したまま
でした。

フォーとクリスティーナを訓練したニータは、推進局の中でデヴィッドに反感をもっており、
最終的に反乱を企てます。

その中で、シカゴへの毒ガス攻撃を阻止するためにガスパイプに直結する制御エリアに
侵入せねばならず、装置を止めるために中にはいった者は、ガスによって命を失う犠牲を
払わないといけませんでした。

その役目は他の全員が嫌っているという理由でケイレブが行うことになり、その護衛に
トリスが付きます。

激しい戦闘の結果、トリスとケイレブははぐれてしまい、トリスが制御室に入って止める
しかなくなります。毒ガス攻撃は無事に阻止させますが、そこにやってきたデヴィッドの
為に射殺されるのでした。そのデヴィッドはガスによって命を落とします。

推進局内の戦闘は集結し、生き残った全ての人はシカゴに戻ります。
そこで派閥のシステムも解消して新しいシステムの中で生活を再開し、政府の干渉に目を
光らせるのでした。

フォーはトリスを失った哀しみを乗り越え、指導者の一人として治安維持を担当します。

簡単ですが、小説のあらすじはこんな感じです。

コケた理由は何?

この「ダイバージェント Final」が大コケした理由は2つあると思います。

一つは2部作にしたこと。
「ハリーポッター」や他の2作品で興行的には成功を収めているものの、視聴者側からの
反応は2部作にするのは、あからさまに興行利益を増やすためだ、という冷めた見方が
ずっとありました。

「ダイバージェント」シリーズでも同じことが行われることがわかった際に、ほとんどの
人がその発表に興奮することはなく、「ああ、またか」という否定的な受け取り方をした
のです。

それでもベストセラー小説の映画ですので、やはり最後まで見ようと言うファンは多かった
はずです。
そのファンにそっぽを向かれた原因は、原作から大きく逸脱したストーリー展開でした。
これが2つ目の理由です。

あらすじでも書きましたが、シリーズのストーリーの中でもコアな部分が、変更されて
なくなっていたりします。

例えばトリスとケイレブの関係であったり、映画では全く無視されたクリスティーナと
トリスの確執であったりです。

覚えている方もいるとは思いますが、トリスはクリスティーナの恋人を不可抗力でですが、
殺してしまっています。

更に小説版では一度出たシカゴには二度と戻らなかったのにもかかわらず、映画版では
なぜかシカゴで最後の戦いをしています。

こうした変更は映画を見ていなくても知られてしまうため、多くのファンが愛想を尽かし、
見に行かなくなってしまったという結果をもたらしたようです。

これに加えて先に上げた2部作への反感から、見なくてもいいや、という気持ちに拍車が
かかったのでしょう。

最終的に大コケしてしまい、4作目の映画撮影はキャンセル、テレビでの放送という形の
逃げ道も主演女優のシャイリーン・ウッドリーがテレビ放送なら出演する気がない、と
発表したことで行き詰まってしまいました。

完全に映像化はされないのか?

残念ながら、おそらく映像化の可能性は完全になくなってしまったと思われます。

ここまでやってきたシリーズ物なので、最後まで見てみたいという気持ちは無きにしも
あらずですが、それであれば、小説をお読みすることをおすすめします。

読んでみると、映像化されなくてよかった、と思うようになるかもしれません。他の多くの
小説ファンの人達のように。

小説の映像化のリスク プラス 1作品の前後編分けのリスクというものが、初めての失敗で
実害がわかったと思います。願わくば、今後、ただ利益を上げたいがためだけのために
小説原作の映像化で前後編分けがなされることがなくなるきっかけになることを祈りたいと
思います。

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