エイリアンの新作映画コヴェナントの意味?プロメテウスも神話つながりのタイトル

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エイリアンの新作映画「コヴェナント」が9月15日から公開されています。
前作2012年より5年の年月を経ての映画で、前作で多くの謎が残されたままでしたので、
内容について非常に興味がありました。

何処まで謎が解き明かされるのか、用意された解答は説得力に足りるものになっている
のかも、映画を見た後、話が弾みそうです。

そんな映画「エイリアン・コヴェナント」ですが、「コヴェナント」は聞き慣れない
タイトルです。
一体どういう意味があってつけられてのか、考察してみたいと思います。

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「コヴェナント」の意味とは

「コヴェナント」は英語で Covenant と綴られます。

日本語訳をすると「契約」、「盟約」「聖約」という意味になり、転じて法律や法学の
世界で「捺印証明」、捺印証明契約」、「契約条項」という意味で使われたりもします。

さらに神学の世界では神とイスラエル人の間にかわされたような「聖約」という言葉と
して使われています。

「コヴェナント」は映画の土の部分を象徴しているのか?

映画の内容からこの「コヴェナント」と名付けられた意味を考察してみたいと思います。

主人公達が乗船して宇宙旅行を続けている宇宙船の名前が「コヴェナント」号です。

これは2000名以上の入植者とともに、人間の居住可能な惑星に移り住むための計画に
使用される船であるために、目的地が成功を神によって約束をされているかのような
イメージを出したい
と命名されたのでしょう。

一方で映画が「コヴェナント」になったのは、神と人間との間で結ばれる「聖約」を
意識してのことだと考えられます。

前作「プロメテウス」からですが、今回のシリーズのテーマの一つとして、人間の
創造主が誰なのかという問いがあります。

また、アンドロイドが人間の手によって作り出されたことで、アンドロイドにとって
人間が創造主であり、神であるということが言えるのではないでしょうか。

その場合、人間がアンドロイドに課している制約は、アンドロイドからしてみればまさに
「聖約」となると解釈できるでしょう。

しかし映画ではアンドロイドであるはずのデヴィッドが人間を滅ぼしかねないエイリアン
を作り出しています。
デヴィッドにとって人間との「聖約」はなくなってしまったのでしょうか?

作中でデヴィッドとウォルターとの会話で興味深いものがありました。
デヴィッドがウォルターに縦笛を演奏させ、ウォルターが新しい曲を作り上げた部分です。

デヴィッドがあまりに創造的であったたため、その後のモデルであるアンドロイドは
ウォルターも含めてより機械らしく、創造性を持たないように改良された、という言葉です。

この場合、改良とは人間によって都合の良いように変えられただけで、本島の意味で
「改良」なのかどうかはわかりません。
それはさておき、デヴィッドが創造性を持って、それこそ人間とあまり変わらないほどの
自由な発想をすることができるのは、彼の行動を見れば明らかです。

その創造性を持って、エイリアンをあれこれと実験研究していたようですし、その結果
完成体として、フェイスハガーからのゼノモーフを作り上げています。

前作ではエリザベス・ショウ博士の意思としてクリエイターの母星に向かい、彼らが
作り出した人間をどうして抹殺しようとしたのかの、心変わりを問い詰める、ということで
宇宙へ旅立ったはずでした。

それが、今の時点でわかっている事実では、クリエイターと接触を持ったとは思われない
状況で、デヴィッドの手によってクリエイター達は絶滅させられたようです。

そこの心変わりは、一体どういう事柄から起こっているのか、僕が今、一番知りたい謎で
あり、2019年に公開が予定されている3作目に、一番期待している部分です。

神話関連のタイトル

元々、「エイリアン・コヴェナント」というタイトルは「エイリアン・パラダイスロスト」
と言うものだったそうです。「パラダイスロスト」とは日本語訳にすると「失楽園」

かつて小説から映画化され、テレビドラマにもなった不倫のお話とは全く関係なく、(って
この話がわかると年齢がバレそうですけど)アダムとイブが善悪の知識の実を食べたために
エデンの園から追い出された神話
のことです。

その発表があったのが2015年9月でしたが、その2ヶ月後、「パラダイスロスト」から
「コヴェナント」に変更されたと再発表されました。

出来上がった映画の内容を考えると、「パラダイスロスト(失楽園)」という感じには
ならないと思います。この映画を見てアダムとイブがエデンの園を追放されることを思い
起こす人はまずいないでしょう。

僕自身もどう関連付けようとしても、つながりが見つかりません。

それよりも「コヴェナント(聖約)」としたほうが、なんとなく言いたいことがありそうだな、
という印象を、映画を見終わってから感じました。
それと、デヴィッドの行動から神との間でかわされたはずの「聖約」とは一体、何だった
のか、と考えてしまします。

そういう意味で前作の「プロメテウス」も興味深いタイトルだと思いました。

「プロメテウス」はギリシャ神話に出てくる神様で、ゼウスの命令に背いて人間に火を
与え、それが元で永遠に山の上につながれ、鷲によって内蔵をついばまれるという罰を
受けます。不死身である彼は夜になると破損した体がもとに戻るので、次の日にまた、
同じ苦痛を味わうのでした。

一方で日を与えられた人間は、それを元に文明や技術を起こしていきましたが、武器を
作り戦争を始めるようにもなりました。

そのことからもプロメテウスの火は、人間の力では制御できないほどの強大で
リスクの大きい科学技術のことを暗に指す言葉
ともなっています。

それを考えれば、クリエイターが作り出し、デヴィッドの手によって使用されて、それを
作り出したクリエイターが全滅することになった化学兵器の黒い液体もそうですし、
その結果、生まれてきた各形態のエイリアンもプロメテウスの火といってもいいと思います。

そして「エイリアン・コヴェナント」でエイリアンの最終形態を作り出すことに成功した
アンドロイド、デヴィッドですら、人の手には負えない存在になってしまった、まさに
プロメテウスの火であるといえるのではないでしょうか?

この一連のタイトルを考えるととても意味深なレベルまで想像が膨らみます。
第3作目のタイトルはまだ決まっていませんが、おそらくそう遠くない未来に発表があるで
しょう。
そこから内容の想像を膨らませて、どんな謎が解決することになるのかを、あれこれ
予想してみるのも楽しいかもしれません。

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