映画ブレードランナーファイナルカットのネタバレ感想とあらすじ!ブレードランナー2049にこうして続く!

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ネタバレ感想 1 サイバーパンクの原典

映画「ブレードランナー」はSF小説の傑作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を
映画化したもので、「エイリアン」を取り終えたリプリー・スコット監督のハリウッド
第1作となる記念の作品でした。

映画の中は未来の地球が明るく、秩序だった近代的な都市という幻想を見事に裏切って
ゴミゴミとして、混雑し、無秩序の暗黒街を舞台にしています。

実際に今現在の大都会でもそうだと思いますが、きれいな街並がある反面、猥雑とした
歓楽街も存在していますので、未来の大都市も同じようなもの、ということでしょう。

そんな大都市の表裏に、逃走し潜伏しているような犯罪者はどうしたって、隠れやすい
暗いエリアに潜り込むことになるわけで、それを狩り出すブレードランナーという特殊
警察官が主人公のお話になれば、なおのこと、暗く混雑した無秩序の地域が舞台となって
しまいます。

この映画が初公開された1982年、「スターウォーズ」などのヒーロー物SFが大流行のころ
ですので、全体的に暗い上に、単純な勧善懲悪でないストーリーに評判は散々だった
そうです。

しかし、僕が今見ると、押井守監督の「攻殻機動隊」を連想して、それを撮影技術も
それほど高くなく、CGなんて存在もしなかった時代に、果敢に挑んで映画化したのは
すごいな、と感心してしまいました。

時代を感じるといえば、町の至る所に怪しげな日本語が散乱していることでしょうか。
今の映画であれが、世界第2の経済大国になった中国を意識して、中国語の看板やネオン、
宣伝がそこらじゅうにあるのでしょう。

あと、レイチェルが他人の前で平気でタバコを吸っているのも時代なんでしょうね。




ネタバレ感想 2 2019年にあると思われていた技術と想像すらされていなかった技術

面白いのは2019年という時代設定に、37年後にはこんな技術が確立されている、と思って
いたのだろうというところ。

数は多くないものの、空飛ぶ車が飛び回っていました。
みんなが手に入れられるほど、値段が下がっていないようで、デッカードも、普通の地上
車を運転していましたが、警察はある程度の空飛ぶ車を所有しているようです。

レプリカントという人造人間技術も確立しており、生身の人間では作業できないような
過酷な状況下で労働に従事していることになっています。

デッカードが使用する銃も強力な威力をもつものでした。
銃に関して言えば、その性能よりもデッカードがゾーラを追跡していた際に、町中で
通行人にあたるかもしれないようなシチュエーションでも発砲していたことに驚きました。

彼女を仕留めたのは他に通行人がいないエリアでしたが、それでも町中で発砲して、
問題にならないのでしょうか?

実際、警察がやってきて、デッカードが身分証明書を提示しただけで、部長からも咎め
られなかったところを見ると、OKなんでしょうが、ちょっと無茶苦茶です。

一方で、ネット関連の技術は全くといっていいほど、存在していません。
タブレット、スマフォはおろか、携帯すら持っていないようで、デッカードはレイチェルに
公衆テレビ電話で電話をかけている始末。

そう考えると今のネット環境や携帯電話技術は、40年前のSF作家でも想像できなかった
凄い技術ということになるのでしょうか。

ネタバレ感想 3 「ブレードランナー2049」へどうやってつながるのかを考察

続編「ブレードランナー2049」では既にデッカード役でハリソン・フォードの出演は
決まっています。

「新しい主人公Kがデッカードに、人類の危機を回避するために協力を仰ぐことになる」、
というあらすじだけは分かっていますが、「人類の危機」が一体何であるのかは今の
時点ではっきりしていません。

が、今回の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴは、「ブレードランナー2049」に先駆け、3つの
ショートフィルムを数人のアーティストに依頼して作成し、「ブレードランナー」と
「ブレードランナー2049」のあいだにあった事件を公開しています。

それによると2022年にレプリカントの反乱でパルス攻撃がロスアンゼルス上空で
行われ、すべての電子機器がメモリーも一緒に失わなれたことになっています。

その事件の結果、レプリカントの開発は全面禁止されましたが、「ブレードランナー
2049」での中心人物の一人、起業家ネアンデル・ウォレスが秘密裏にレプリカントの新型
モデルの開発を続けていたようです。

予告の中で「レプリカントが次世代の唯一の希望だ」とのコメントが入っていましたので、
ここから考えられる単純なストーリーはこのネアンデル・ウォレスが生き残っている
人類を滅亡させ、レプリカントに地球の主とさせる計画を実行しようとしている」という
ものです。

しかし、これだとあまりにベタだし、誰もが想像するストーリーですので、もっと
ひねった驚愕のストーリーであることを期待したいと思っています。

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