映画猿の惑星聖戦記のトリビア紹介！次回作続編への伏線はあるのか考察！

映画「猿の惑星: 聖戦記」のトリビアを集めてみました！
紹介しますが、いくつ、あなたはご存知でしたか？

中にはネタバレが含まれている内容もありますのでご注意ください。

「猿の惑星: 聖戦記」トリビア！
ネタバレを含むトリビア
今後の展開は？

「猿の惑星: 聖戦記」トリビア！

「猿の惑星: 新世紀」が完成してプロモーションをしていたアンディ・サーキスが、
「ALZ-113はシーザーの群れ以外の類人猿にも影響をおよぼすと思うか？」と質問を
受けた事がありました。
それを聞いた監督のマット・リーヴスと脚本家のマーク・ボンバックは今回の
「猿の惑星: 聖戦記」で、ALZ-113の影響を受けて、体毛を失ったバッドエイプを登場
させることにしたのでした。

人間のために働く類人猿が映画では出てきましたが、彼らは「ドンキー」と呼ばれて
います。
監督のマット・リーヴスは、このドンキーというあだ名の由来について、「ドンキー＝
ロバ」という意味の他に、「ドンキー・コング」も意識して付けた、と明しています。

2016年10月、今回の映画に続く「猿の惑星」の4作目が既に計画されていると発表がありました。

1980年公開された映画「シャイニング」に登場する「ホテルオーバールック」が
「猿の惑星: 聖戦記」で登場します。

マット・リーヴス監督は「猿の惑星: 聖戦記」に登場する軍隊アルファ-オメガについて、
第2作目「新・猿の惑星」で登場した爆弾を参考にしたと言っており、爆弾に描かれていた
ロゴをアルファ-オメガのヘルメットロゴに使用し、彼らの旗も同じデザインにしています。

「猿の惑星: 聖戦記」で登場した少女ノヴァ。彼女の名前は第1作目と第2作目に登場した、
リンダ・ハリソンのキャラクター名から付けられました。
両者とも話すことができず、保護者からノヴァという名前を与えられています。

今シリーズの1作目「猿の惑星: 創世記」では、主人公のシーザーはほとんど喋ることが
できず、唯一発した言葉は「No」だけでした。
2作目の「猿の惑星: 新世記」では声の調子やイントネーションが不自然ながらも文法的に
完全な文章を話すことができるようになっていました。
今回の「猿の惑星: 聖戦記」では完全に人間と変わりのない会話をすることができるように
なっています。
でも不思議な事に、彼の群れの誰一人、まだ言葉を発することができるようになっていません。

シーザーを演じたアンディ・サーキスとロケットを演じたテリー・ノートリーの二人は、
過去にキングコングを演じたことがあります。
アンディ・サーキスは2005年の「キングコング」で、テリー・ノートリーは「キングコング
髑髏島の巨神」で、それぞれキングコングを演じました。

アンディ・サーキスとテリー・ノートリー、カリン・コノヴァルの三人はシーザー役、
ロケット役、モーリス役として、唯一今シリーズ3部作全てに出演した俳優でした。

背景に落書き「APE-OCALYPSE NOW」が書かれていますが、これは映画「地獄の黙示録」の
オリジナル名「Apocalypse Now」をもじっての落書きです。
ウディ・ハレルソン演じる大佐が「地獄の黙示録」の主人公「カーツ大佐」に似ている
ことからのパロディでした。

基地の外で猿が貼り付けにされていた大きな X は、第1作目に出てくる立ち入り禁止区域
を示す標識の X と同じデザインでした。

バッドエイプ役で出演したスティーヴ・ザーンは、完成した映画を初めて見た後、
あまりの感動に泣いてしまったとインタビューで答えています。

スティーヴ・ザーンは「猿の惑星: 聖戦記」で5度目の言葉を喋る動物を演じたことに
なりました。
スチュアート・リトルで猫のモンティ、ドクター・ドリトル2でクマのアーチー、
アーロと少年でテロダクティルのイナウマドカン、そして日本では紹介されていない
DVDアニメーションです。

ウディ・ハレルソン演じる大佐は映画内で、名前を発することは一度もありませんでした
が、制服よりマクロウであることが分かっています。

アンディ・サーキスは映画公開後、ゲーム用のモーションキャプチャーを撮影したので、
ビデオゲームとして開発されるはずだと、明かしています。

アルファ-オメガの基地内にあるポスターにかかれているキャッチコピー「死んだ猿だけが
いい猿だ」は、「新・猿の惑星」で登場するゴリラのウルサス将軍がつかう、有名な
セリフです。

カリン・コノーバルが演じたオラウータンのモーリスですが、第1作目「猿の惑星」で
登場するオラウータンのザイアス博士を演じたのは俳優のモーリス・エヴァンスでした。

ウディ・ハレルソン演じる大佐が、映画内で映画のタイトルでもある「猿の惑星」を発言
しますが、これは「猿の惑星」シリーズで2回目に当たります。
初めて映画内で映画のタイトル「猿の惑星」がキャラクターによって発言されるのは、
第4作目「猿の惑星・征服」においてで、第3作目の主人公であったコーネリアスとジーラの
息子であるシーザーが猿によって人間が敗北した後、地球は猿の惑星になったと宣言した
シーンでした。

「猿の惑星」シリーズは8作ありますが、その中で2作以上を手掛けた監督は二人しか
いません。
「猿の惑星: 新世紀」と「猿の惑星: 聖戦記」でメガフォンを取ったマット・リーヴスと
4作目「猿の惑星・征服」と5作目「最後の猿の惑星」でメガフォンを取ったJ・リー・
トンプソンです。

アルファ-オメガ部隊のモットー「我々は最初で最後」はギリシャアルファベットの最初
の文字、アルファと最後の文字、オメガを部隊名に使用していることから付けられています。
さらに、ギリシャの言い回しとして、アルファ－オメガとは最初と最後、そしてその間に
あるすべてのものも含めて司っているという意味になります。

ネタバレを含むトリビア

初めてモーリスが喋るノヴァの名前ですが、これは第1作目の「猿の惑星」で主人公の
ジョージ・テイラー大佐演じるチャールトン・ヘストンが喋った言葉を使用しています。

映画の最後でシーザーの死に際にオラウータンのモーリスが看取っていましたが、この
立ち位置はこれまでの映画で見られてきたオラウータンが類人猿達の政治家としての
立ち場を築いていった現れともとれます。
第4作目の「猿の惑星・征服」でオラウータンは立法者として描かれていましたし、
第1作目の「猿の惑星」でもオラウータンが人間が知性を失い、類人猿が取って代わる
歴史を教えていました。

猿インフルエンザの突然変異によって人々が言葉を失うことが映画内で描かれていますが、
病気がさらに悪化すると人間としての知性も失っていく設定になっています。
これが第1作目の「猿の惑星」で原始的な形態に戻ってしまった人間へと結びつくわけです。

映画の最後でシーザーの群れはセントヘレンズ山とスピリット湖に辿り着きます。
ワシントン州にあるマウントセントヘレンズ国立公園が観光の名所となっていて、その中
でもエイプ洞窟と名づけられた、火災噴火にともなう溶岩流によって作られた4kmに及ぶ
溶岩洞窟が有名です。
第1作目で地球に戻ってきた際の不時着地点に景色が似ていますが、撮影場所は異なって
いて、不時着地点はユタ州とアリゾナ州の州境にあるレイクポーウェルです。

監督マット・リーヴスが多くのインタビューで明かしているように、この映画「猿の惑星:
聖戦記」は昔の名作や聖書の逸話からおおくのシーンを参考にしています。
たとえば、聖書の話として、大きな X は聖アンドリューの十字架として知られています。
また、群れが最後に楽園にたどり着くものの、シーザーは死んでしまうところはエジプト
から奴隷となっていたイスラエルの民を開放して約束の地に帰り着き、死んでしまう
モーゼと重なります。

子供が人形で遊ぶシーンには、実は意味深なメッセージが込められています。
「猿の惑星: 聖戦記」ではノヴァがボロ切れで作った人形で遊んでいましたが、これは
新型ウィルスによって、やがて言葉を失う人間をイメージしてると思われ、また第1作目の
「猿の惑星」では言葉を話す人形が出てきていますが、これはかつて人間が喋ることが
できたことを表しています。

大佐率いるアルファ-オメガを攻めていた軍隊ですが、完全装備で誰も素顔を出していません。
これはこの軍隊の兵士が人間以外の可能性を秘めているという見方もできるのでは
ないでしょうか