映画ゲットアウトの監督ジョーダンピールってどんな人物?他の作品はあるの?

映画

アメリカで大ヒットを記録した映画「ゲット・アウト」。
この作品の監督はジョーダン・ピールという人物で、脚本も担当しています。

このジョーダン・ピールも黒人で、映画のアイデアのもととなっている黒人差別に関して
彼自身の体験や普段の生活の中で感じていることを元に、この映画が作られたそうです。

そんな監督兼脚本を担当したジョーダン・ピールとは一体どんな人物なんでしょうか?

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アメリカで有名なコメディアン

ジョーダン・ピールはアメリカでは超有名がコメディアンです。

アメリカで有名なテレビ コメディ・ショー マッドTVに2003年に第9シリーズから
レギュラー出演をはじめ、2008年の第13シリーズで卒業しています。

その後、同じく黒人コメディアンのキーガン=マイケル・キーと一緒に2012年から2015年
の間、冠番組「キー アンド ピール」というコメディショーを持ち、メインキャストと
して活躍していました。

2016年にはキーガン=マイケル・キーとジョーダン・ピールの二人が主演で「キアヌ」と
いうコメディアクション映画に参加しています。

そんな二人ですので、ホラー映画とはいえ、かなり笑える要素を持っている今回の
「ゲット・アウト」に彼らがカメオ出演しないわけがありません。

キーガン=マイケル・キーのカメオ出演は写真で、のみでした。
ローズがクリスの次を物色するために全米大学体育協会に属するバスケットボールの
トップアスリートの画像を検索していますが、実はその6人の中にいるのが、キーなのです。

ジョーダン・ピールのカメオ出演は、映画内でビデオ内で流れるナレーションです。
「A mind is a terrible thing to waste. (精神をムダにすることはとんでもないことだ)」
を彼自身がしています。

この「A mind is a terrible thing to waste. (精神をムダにすることはとんでもない
ことだ)」という言葉は、「ユナイテッド ニグロ カレッジ ファンド」という団体の
スローガンです。
「ユナイテッド ニグロ カレッジ ファンド」は黒人学生が大学にいくための奨学金を
出している非営利団体なのでした。

が、敢えて黒人のために尽くしている団体のスローガンを映画内で使用したのは、
アーミテージ一家は顧客のマインドを若くて健康的な対象者の中に保存する技術を
確立させていて、だからこそ黒人に無駄にするな、(我々にとって利用価値があるの
だから)という皮肉としての効果を狙ったからです。

さいごに「キー アンド ピール」での二人のコント動画の一つを紹介します。
日本語字幕がなく英語だけですが、どんなコメディをするのか、雰囲気が伝われば幸い
です。
キーとピールの二人が扮する旦那がお互いに自身の妻に対する不満を言い合い、女性に
対する差別言葉「ビッチ」と言い放つのですが、タフな男性を演じたいものの、心底
奥さんを恐れている悲しい男性を面白おかしく演じています。

映画「ゲット・アウト」の作成秘話

実はこの映画「ゲット・アウト」が彼にとって処女作になるのです。

映画「ポルターガイスト」や「悪魔の棲む家」が公開された後の1983年にエディー・
マーフィーのスタンダップコメディフィルムが公開されましたが、その中で、家の中で
超常現象に苦しめられるのに、そこからさっさと逃げ出すことのない、まさに映画に出て
くるような白人家族のことをネタにしてイジッているのを見て、映画の最初のアイデアを
思いついたと語っています。

また、1968年のゾンビ映画ナイト・オブ・ザ・リビングデッドからもインスピレーションを
うけていて、いつか黒人が主役の映画を監督・脚本で取りたいと思っていたそうです。

その後、ジョーダン・ピールは脚本をバラク・オバマの第一期政権のときに執筆し始め
ました。

オバマが大統領になったことで黒人差別は過去のものとなったと言われ始めていましたが、
彼にはそのことを映画に反映させたいとかいった興味は全く無く、自分自身のこととして
執筆を続けていたそうです。

しかしその後、黒人に対する暴力、とくに白人警察による行き過ぎた黒人への射殺事件が
多数発生します。
そしてそれに対する抗議運動「ブラック ライブ マター」が活発になっていくことになる
のですが、そういったアメリカの時流を感じたジョーダン・ピールは、今こそこの映画を
作る時が来た
と感じたそうです。

映画の大成功を受け、ジョーダン・ピールは黒人として全米で初めての100億を稼ぎ出した
黒人脚本家兼監督になりました。
この成功を受けて、インタビューの中で次回作もあり得るとの回答もしています。

映画「ゲット・アウト」の成功を受けて

「ゲット・アウト」は制作会社ブラムハウス・プロダクションで、この会社の2作目の
映画になります。

1作目は日本では5月に公開された「スプリット」でしたが、どちらも興行収入面で成功を
収めました。

「ゲット・アウト」の方は450万ドル(1ドル110円換算で4億9千5百万円)の予算で、公開
初日とその週末の収入が3,400万ドル(1ドル110円換算で37億4千万円)の売上を記録しました。

「スプリット」の方は、900万ドル(1ドル110円換算で9億9千万円)の予算で、同じ期間の
売上額は4,000万ドル(1ドル110円換算で44億円)でした。(これはアメリアだけの売上額です)

「ゲット・アウト」が興行的に大成功を収めたため、オスカーの候補作品としてノミネート
されるべき
では、と言った話が持ち上がる様になりました。

が、これはとても異例のことで、オスカーのノミネートに関する話題が持ち上がり始めるのは
通常秋か冬であって、春先にそんな話が出ることはありません。

それほど、成功した上にアメリカの社会に与えたインパクトと影響は大きいものだったのです。

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