ディズニープリンセスといえば、世界中の女の子と一部の男の子たちのあこがれの的になっているキャラクター達。
ディズニーランドに行ったらお気に入りのディズニープリンセスと会って話をし、記念撮影をするのがお約束になっていますね。
ところでプリンセスがいる以上、プリンスがいないと釣り合いが取れません。
特にディズニープリンセスになるためには、条件として「王家とのゆかり」が大きなウェートを占めていますので、その重要性はさらに増してきます。
今回はあまり知られていないディズニープリンスについて、まとめていきたいと思います。
ディズニープリンスの選出理由と一覧
ディズニープリンセスは2020年現在、アメリカのディズニーでは12名が公式に認定されています。
そしてほぼ全員が恋人や夫を持っており、中にはその結婚によって「王家とのゆかり」を得ていることで、ディズニープリンセスに認定されているキャラクターも存在するのでした。
関連記事:ディズニープリンセスになるための条件を考察!
一方でそれら12名のディズニープリンスの相手となるディズニープリンスについて、はっきりと全員の存在や名前を挙げられる、ディープなディズニーマニアはいらっしゃるのでしょうか?
ここにディズニープリンスの一覧と相手のディズニープリンセスをまとめた表を作成してみましたので、確認してみましょう。
白雪姫 | フローリアン | ポカホンタス | ジョン・スミス |
---|---|---|---|
シンデレラ | ヘンリー (プリンス・チャーミング) | ムーラン | リーシャン |
オーロラ姫 | フィリップ | ティアナ | ナヴィーン |
アリエル | エリック | ラプンツェル | ユージーン |
ベル | アダム | メリダ | 不在 |
ジャスミン | アラジン | モアナ | 不在 |
これを見ると、特に初期のディズニープリンセスである「白雪姫」や「シンデレラ」の王子の名前が、「フローリアン」と「ヘンリー」であったことに驚かされるかもしれません。
「フローリアン」は作中、名前の紹介はありませんし、「ヘンリー」も通称の「プリンス・チャーミング」のほうが、有名ですから。
ちなみにディズニーランドで「フローリアン」に扮した白雪姫の王子様がサインの際、「プリス王子」とサインすることが証言されています。
一方で、最近のディズニープリンセスである「メリダ」や「モアナ」は、ディズニープリンスを持たないヒロインです。
ある意味、時代の移り変わりを強く感じることができる一例ではないでしょうか。
ところで「ディズニープリンス」ですが、実は「ディズニープリンセス」のようにディズニーから公式に認定されているわけではありません。
つまり「ディズニープリンス」として商品化されているキャラクターではないわけで、プリンセスたちを彩るための、一種の「装飾品の一つ」というような位置付けでしょう。
ただし、一般的に「ディズニープリンス」として認められるための、何らかのルールが存在するはずですが、それは単純に唯一な条件、
-
「ディズニープリンセスの恋人もしくは夫」
というだけです。
ディズニープリンスに選ばれていないキャラクター達
さて、そんな考えてみるとちょっとかわいそうなディズニープリンス達ですが、そのディズニープリンスにもなれていない、もっとかわいそうなキャラクターたちが、存在します。
そんなキャラクターたちを紹介していきましょう。
ジョン・ロルフ-「ポカホンタスⅡ」より
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「ポカホンタス」はディズニープリンセスの中で唯一、歴史上実在したキャラクターです。
そして「ポカホンタスⅡ」に登場したニューヒーロー「ジョン・ロルフ」も、歴史上実在している人物で、しかも「ポカホンタス」と「ジョン・ロルフ」は本当に結婚もしているのです。
確かにディズニープリンセスに認定されるためのルールで、
- 「続編作品で初登場」するキャラクターはディズニープリンセスになれない、
というものがあるだけに、ディズニープリンスはいいのか?という疑問が浮かびますが、それに対し、「ジョン・ロルフ」は歴史上、実在し、実際に「ポカホンタス」と結婚していることを考えると、彼こそが「ポカホンタス」の本当の夫、ということになります。
その事実を無視して、「ジョン・ロルフ」がディズニープリンスでないとするのは、少し抵抗があるように、個人的には感じてしまっていました。
ヘラクレス
「ヘラクレス」は映画「ヘラクレス」の主人公。
しかも神々の王ゼウスの息子でもあり、「王家のゆかり」という条件も彼自身でクリアしてしまう程のサラブレッドといっていいでしょう。
興行成績は残念な結果となっており、アメリカで1億ドルの壁を越えられず、世界相手でも「リトルマーメイド」を4000万ドルほど上回っただけ。
それが響いたのでしょう、ヒロインの「メグ」はディズニープリンセスに認定されることなく、そのために「ヘラクレス」もディズニープリンスになれませんでした。
ここでひとつ、個人的に疑問に思ったのが、「ヘラクレス」がディズニープリンスに選ばれていたら、その恋人として登場している「メグ」もディズニープリンセスに認定されていたのでしょうか?
通常であれば、作品のヒロインがディズニープリンセスに認定されたことで、その相手である主演男性キャラがディズニープリンスと認められるわけですが、その反対はあり得ないのでは、と考え込んでしまいました。
クスコ-「ラマになった王様」より
映画「ラマになった王様」はそれほど有名な作品ではありません。
ディズニーアニメファンやディズニーアニメマニアの間では、
- この「ラマになった王様」が「ディズニー・ルネサンス」という輝かしい時代に終止符を打った、
と主張する人もいるようです。
作品としては、映画「美女と野獣」の野獣に当たるアダム王子のような境遇に陥った男性キャラを主人公にし、ギャグ路線で推し進めているストーリーで、好きな人はとても好き、という異色の映画になっています。
ですが、興行的に成功したとは言えず、これまでのディズニーアニメとは一線を画すテイストであり、何よりディズニープリンセス候補といえるような女性キャラが登場しない、という問題がありました。
映画「ヘラクレス」同様、男性キャラ単独で「ディズニープリンス」にはなれないという暗黙の了解があるのでは、と思ってしまう、悲しいキャラクターです。
マウイ
映画「モアナと伝説の海」でモアナを助ける主要男性キャラクターのマウイ。
二人の間の関係は、というと「恋人同士」というよりは、「先輩と後輩」、「師弟関係」という感じになるのかな、と個人的には思っています。
関連記事:映画モアナと伝説の海でのマウイの役割とは?モアナとの関係も考察!
その一方で、マウイのモアナに対する立ち位置は非常に重要であり、そういう意味では「白雪姫」の「フローリアン」などとは比べ物にならないくらいのインパクトがあると思うのです。
唯一の違いは、二人が結婚しなかったことくらい。
それだけの理由で、この扱いはちょっとひどいのではないか、と思いますが、しかし一方で
- マウイがモアナのディズニープリンス
か?というと、ちょっとイメージが違うようにも感じてしまいます。
ターザン
映画「ターザン」の主人公「ターザン」
「ジャングルの王」という異名を持っていることから「王家とのゆかり」もクリアしているかと思われます。
それはあだ名のようなもので、正式な称号ではない、といわれる方もいらっしゃるかもしれませんが、であれば、
-
「ターザンは実はエルサとアナの弟」
という都市伝説があるのをご存じでしょうか。
関連記事:アナとエルサ、ラプンツェルとターザンに血縁関係が!?アリエルもとの関連も
事実、「アナと雪の女王」の監督がインタビューにてこの説に興味を示している発言もしていますので、本当の設定であれば、「王家とのゆかり」も簡単にクリアしてしまいます。
さらに興行的成功に関しても問題はなく、ディズニー・ルネサンス時代の10作品の中でも「ライオンキング」、「アラジン」に続く3位の成績を収めています。
そういう意味で「ターザン」が「ディズニープリンス」の一員として認められてもいいように思えますが、「ターザン」の恋人である「ジェーン」がディズニープリンセスでないことからでしょう、彼もディズニープリンスとして認められていないのでした。
関連記事:ディズニープリンセスに認定されていない理由別ヒロインキャラクター一覧を紹介!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どうしてもディズニーの作品というと、「お姫様」がメインと感じてしまうことで、「王子様」である「ディズニープリンス」の扱いは、重要性が低くなってしまいます。
しかし、結婚式と一緒で、花嫁が輝くためにどうしても必要なアイテムの一つが花婿であるように、お姫様が光り輝くために、その隣でエスコートする素敵な王子様がいないといけません。
まぁ、僕自身ここで「アイテム」なんて言葉を使っている時点で、その重要性は押して図るべし、という感じですが…。
ディズニーランドでも、エルサやアナ、モアナなどヒロインが単体で登場しても「ワー!キャー!」とはなるでしょうが、男性キャラが単体で登場した場合の反応を想像してみると、なかなか本当にそれを実行するのは勇気がいると思います。
ミッキーマウスのような反応を受ける絵は想像できないですからね。
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