多くのディズニーの作品の中から、プリンセスとして登場する代表的な女性キャラクターを集めたディズニープリンセス。
本場アメリカのディズニーでは2020年現在、12人のプリンセスがディズニープリンセスとして公式に認定されています。
ちなみに日本のディズニージャパンは4名少ない8人。
日本で知名度の低い女性キャラクターが選ばれていないようです。
一方でディズニープリンセスに選ばれていない有名なキャラクターも存在します。
今回は、ディズニープリンセスに選ばれなかった理由別に、有名なディズニーの女性キャラクターと登場作品を紹介していたいと思います。
ディズニープリンセスとして認定されるためのルール3か条のおさらい
ディズニープリンセスとして認定されるためには以下の3か条のルールをクリアしないといけないようです。
まず第一は、
-
1. ディズニーアニメーション作品において主演女性キャラ
2. 人間のキャラクター
3. 続編作品で初登場してはならない
4. 動物などの相棒を連れていないといけない
をすべてクリアしていないといけません。
そして第二は、
-
・王家の生まれである
・王家の血筋と結婚する
・英雄的行動をした
の3つの条件のうちどれか1つをクリアしていればOKです。
そして第三のルールは、少し世知辛いお題目にはなってしまいますが、
- 興行収入面での成功
です。
各項目の詳しいことはこちらの記事で説明していますので、ご興味があれば、そちらを確認してみてください。
認定されていない理由その1‐アニメーションキャラクターではない
第1の条件の第1項「ディズニーアニメーション作品において主演女性キャラクター」
この項目に抵触し、ディズニープリンセスとなれなかったキャラクターが存在するのです。
それは映画「魔法にかけられて」の主人公ジゼル。
しかもなんと、ジゼルは一度、ディズニープリンセスと認定されたにもかかわらず、後々地位をはく奪されてしまったという悲しいキャラクターなのでした。
そしてその理由は「アニメーションキャラクターではなかったから。」
それでは詳細を紹介していきましょう。
映画「魔法にかけられて」は北米で2007年に、日本では2008年に公開された作品です。
最初の14分がアニメーションで残りはほぼ全部が実写。しかもCGを使った3Dアニメが主流であった当時、わざわざ手描きの2Dアニメーションを使い、しかも数多くの他のディズニー作品からのパロディを含んだ作品です。
また、公開前には主役のジゼル姫は9年ぶりのディズニープリンセスであると同時に、実写でスクリーンに登場する初のディズニープリンセスになるという報道もされていました。
が、残念ながらジゼルはディズニープリンセスになることはなかったのです。
その理由は、ジゼルのアニメーションバージョンの姿がある一方で、映画の大半はエイミー・アダムスが演じるジゼルの姿がスクリーンに大写しにされていたから、でした。
つまり、映画を見終わった視聴者は、
- 「ジゼル」=「エイミー・アダムス」
という図式が、頭の中に出来上がってしまい、エイミー・アダムス以外が演じるジゼルは考えられなくなってしまったわけです。
そして、そうなってしまった以上、作品公開後、ディズニープリンセスのジゼルとして、すべてをエイミー・アダムスを使って展開をしていかなくてはなりません。
しかもエイミー・アダムスがジゼルを演じた33歳の時の容姿をいつまでも保っていないとキャラクターとしてのジゼルはいけないという問題点も発生します。
さらにとどめを刺したのが、エイミー・アダムスの肖像権問題でした。
つまり、ディズニープリンセスとしてエイミー・アダムス顔のジゼルを利用するたびに、ディズニーは使用料を払い続けなくてはいけないこととなったのです。
ディズニーの関連商品事業展開は多種に及びます。
それすべてにおいて使用料を支払っていたら、とんでもない多額な金額となり、それは事業として成り立たなくなってしまうほどでした。
その結果、ジゼルはディズニープリンセスから外されることとなってしまったわけです。
その他にも、ディズニーがジョージ・ルーカスから買い取ったことで、
- 「スターウォーズのプリンセス・レイヤはディズニープリンセスになるか?」
の論争も、同じ理由で認められないでしょうね。
認定されていない理由その2‐人間キャラクターではない
続いての理由、「人間キャラクターではない。」
ディズニープリンセスが商品のロゴだけでなく、ディズニーランドでお客さんたちをお出迎えするのもお仕事の一つであるわけですから、人間以外のキャラクターは、外さざるを得ない、というのは理解できると思います。
この条件に抵触してディズニープリンセスとして認定されなかったキャラクターは「ライオンキング」のナラでしょう。
映画「ライオンキング」の説明は、もう必要がないくらい有名な作品です。
実写版も公開され、興行成績的にも大成功を収めました。
一部で、実写でなくて手描きからCGになっただけでほとんど変わりのない作品、と酷評をされてもいますが。
アニメも興行成績では約9億6850万ドルと、手描きアニメーション部門での第1位の座を守り続けています。
しかも、2位が「The シンプソンズ Movie」の5億2700万ドル、3位が「アラジン」の5億400万ドルですので、とんでもない差をつけての1位なのです。
ナラは「ライオンキング」において主演女性キャラといっていいでしょう。
プンバァとティモンはどちらかというとシンバの相棒という立ち位置ですが、シンバとならが一緒にプライドランドに戻ったわけですから、ナラの相棒としても問題はないと思います。
シンバと結婚し、子供をもうけていますので、王家に嫁いでいることは明白。
「人間キャラクター」以外の条件はすべて満たしていますが、人間ではなくライオンということで、ディズニープリンセスとしては認定されませんでした。
認定されていない理由その3‐続編作品で初登場
実はディズニー作品はそれぞれが数多くの続編作品を持っています。
が、その続編作品はほぼ例外なく、家庭用視聴向けビデオとして公開されました。
例外として劇場公開用として続編が作られたのは「シュガーラッシュ」と「アナと雪の女王」だけです。
そして面白いことに、どちらの主演女性キャラクターともに、ディズニープリンセスとしては認定されいないのでした。
その理由に関しての考察は、別の記事で紹介していますので、興味がありましたら、下のリンクよりご覧ください。
映画「シュガーラッシュ」のヴァネロペがディズニープリンセスでない理由
映画「アナと雪の女王」のエルサとアナがディズニープリンセスでない理由
さて、話を基に戻しますと、ディズニーでは次の時代を担う若手を鍛える場として、家庭視聴向けビデオの作品の制作を任せる方針を取ります。
そして今という時代においてのエースに劇場公開用の作品を手掛けさせてのです。
例えばピクサー作品の最新作「2分の1の魔法」の監督ダン・スキャンロンは、1998年にアニメーターとして「ポカホンタスⅡ」に携わり、「リトルマーメイドⅡ」では絵コンテ部門で参加していました。
その後も
-
「ノートルダムの鐘Ⅱ」
「101匹わんちゃんII パッチのはじめての冒険」
「ターザンⅡ」
と絵コンテ部門で経験を積み、ピクサーに移ってからも「カーズ」で絵コンテを担当します。
そして2006年のショートムービー「メーターと恐怖の火の玉」で監督の一人として名を連ね、2013年に「モンスターユニバーシティ」で監督を務めたのでした。
このように多くの続編作品が若手の手によって制作されたのですが、その中には新しい女性キャラクターも数多く登場しました。
特に「リトルマーメイドⅡ」の主人公はアリエルとエリックの間に生まれたメロディという少女が主人公。
王家出身で人間キャラクターの主人公。セバスチャンがメロディの相棒として冒険を共にしており、ディズニープリンセスに認定されるための多くの条件をクリアしていました。
が、メロディはディズニープリンセスには認定されておらず、その理由が、
- 続編作品で初登場したキャラクターであるため
というものだったのです。
認定されていない理由その4‐王家とのゆかり無し
第2の条件になっている王家とのゆかり。
生まれながらにして、もしくは結婚によって王家の一員になる必要がある、というものです。
が、実際にはムーランが王家とのゆかりがないにもかかわらず、ディズニープリンセスに認定されていますので、さらに3番目の項目として「国家を救うほどの英雄的行為」というものが、加えられました。
しかし、この第2の条件を全く満たせていないためにディズニープリンセスになれなかったキャラクターがいます。
それは「ターザン」のヒロインである「ジェーン」と「ノートルダムの鐘」のヒロインである「エスメラルダ」
「ノートルダムの鐘」の「エスメラルダ」が王家にゆかりもなく、国家を救うほどの英雄的行為をしていないことは明白だと思います。
また「ジェーン」も王家の血を引いているわけではなく、ターザンと結ばれたとしてもターザンも、ゴリラの群れのリーダーではあっても、王様でも王子様でもありません。
ですが、ジェーン自身が美女と野獣の「ベル」に似ていることや、アフリカに持ってきた道具の中に、美女と野獣で登場したミセス・ポットのティーセットを持っていることで、実は王家の血筋を引いているのでは、という都市伝説があります。
また、ターザンも肩書として「ジャングルの王」というものがありますので、王家とのゆかりは担保される、という考え方もあります。
「ターザン」の興行成績は「リトルマーメイド」「美女と野獣」「ポカホンタス」「ムーラン」よりも良かったですし、「ノートルダムの鐘」も「ムーラン」よりはよかったので、「ジェーン」や「エスメラルダ」がディズニープリンセスに認定されていない理由は、第2の条件を満たしていないから、ということになります。
認定されていない理由その5‐興行成績
世界中の女の子に夢と希望を与えているディズニープリンセス。
僕の娘も、例に漏れず大好きで夢中です。
ですが、そんなディズニープリンセスになるためには、ディズニーキャラクターには世知辛い世の中を思い出させてくれる、厳しい条件があるのでした。
それが、
- 「興行的な成功」
あまりに現実的すぎて引いてしまうかもしれません。
が、映画のキャラクターとして「興行的に成功していない」ということは、「認知度が低い」ということになってしまいます。
認知度が低く、「あのプリンセスは何のキャラクター?」なんて思われたら商業価値は低くなってしまいます。
ある意味、ディズニープリンセスのネームバリューを高く保つためにも、避けては通れない条件でもあるわけですね。
そしてこの条件をクリアできないがために、ディズニープリンセスに認定されなかったかわいそうなキャラクターが二人、いるのでした。
映画「ヘラクレス」のメグ
映画「ヘラクレス」
神々の王ゼウスの息子であるヘラクレスの冒険を描いた作品ですが、最終的にヘラクレスと結ばれるのがメグ。
人間のキャラクターで映画「ヘラクレス」の主演女性キャラでもあり、ヘラクレスが王子という立場になるので、彼と結婚すれば、王家とのゆかりもできることになります。
が、映画「ヘラクレス」の興行成績は約2億5200万ドルとディズニールネサンス時代の10作品の中で8位というもの。
しかもアメリカ国内での興行成績は9位と振わず、1億ドルを下回ってしまったのです。。
ちなみに世界レベルでの興行成績で9位は「リトルマーメイド」の2億1100万ドルでした。
これでは興行的に成功とはいえず、メグは残念ながらディズニープリンセスにはなれなかったのです。
映画「アトランティス 失われた帝国」のキーダ
映画「アトランティス 失われた帝国」はアメリカ、日本ともに2001年に公開された作品です。
言語学者の若者マイロが伝説の海底都市アトランティスを探すおなしですが、マイロはアトランティスを見つけた後、アトランティスの王女キーダと愛し合うようになります。、
キーダは人間キャラクターで作品の主演女性キャラ、王家とのゆかりもあり、ディズニープリンセスに認定されるための条件をすべて備えていました。
が、興行成績は1億8600万ドルと「ヘラクレス」にも届かない結果となってしまいます。
これではディズニープリンセスに認定されるには低すぎてしまい、キーダもディズニープリンセスになることはなかったのでした。
理由別ヒロインキャラクターのまとめ
いかがでしたでしょうか。
ディズニープリンセスに認定されていない理由別にヒロインキャラクターをまとめてみましょう。
アニメキャラではない | ジゼル 魔法にかけられて |
---|---|
人間キャラではない | ナラ ライオンキング |
続編作品で初登場 | メロディなど リトルマーメイドⅡ |
王家とのゆかり無し | エスメラルダ ノートルダムの鐘 ジェーン ターザン |
興行成績 | メグ ヘラクレス キーダ アトランティス |
世界中の女の子の憧れと羨望の的であるディズニープリンセス。
しかしそのディズニープリンセスになるためには、いくつかの条件をクリアしないといけません。
そしてそれができなかった幾人ものプリンセスやヒロインが、ディズニープリンセスになれずに涙を呑んできたのでした。
ディズニー映画を視聴できる動画配信サービス紹介
最後にディズニー映画を無料で視聴できる方法があるので、お知らせしたいと思います。
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