映画ジオストームのネタバレ感想とあらすじ!災害パニック映画にした理由を考察

映画

映画「ジオストーム」ですが、「災害パニックアクション映画」と銘打ってあったので、
そのつもりで見ていたら全く違うことに驚いてしまいました。

設定などのツッコミどころは満載ですが、実は「陰謀犯罪映画」で黒幕が誰かが気に
なってしまって、そちらのほうで楽しく見ていました。




予告動画はこちら

キャストの紹介

ジェイク・ローソン: ジェラルド・バトラー
国際気象制御システム「ダッチボーイ」を作り上げた総責任者。
マックス・ローソン: ジム・スタージェス
ジェイクの弟。ジェイクが総責任者から追われた後、後任を引き継ぐ。
ウーテ・ファスベンダー: アレクサンドラ・マリア・ララ
国際気象宇宙ステーションの司令官。
サラ・ウィルソン: アビー・コーニッシュ
マックスの彼女でアメリカ大統領を警護するシークレットサービスエージェント。
アンドリュー・パルマ: アンディ・ガルシア
アメリカ大統領

ネタバレあらすじ

世界中で異常気象が顕著となり、世界規模でその対策に当たらなくてはならなくなりました。
そこで「ダッチボーイ」と呼ばれる地球を覆い尽くす衛星によって気象を制御する
システムが考案され、実用化されたのでした。

2019年、上海目指して上陸を果たそうとしていた大型台風を「ダッチボーイ」によって
消滅させたのでしたが、その際に最高責任者にして「ダッチボーイ」を設計したジェイク・
ローソンは上司の許可を取らなかったために査問会に呼び出されてしまいます。

その席で議長を務めるローマス・クロスと口論を始めてしまい、その地位を追われて
しまうのでした。
そして後任は彼の弟のマックスに引き継がれます。

3年後の2022年、国連軍がアフガニスタンの砂漠で村人全員を含めた村全体が凍りついて
いるのを発見します。

その原因を探るため、アフガニスタン上空の衛星を回収して調査をしようとしますが、
衛星の制御をする国際気象宇宙ステーション(ICSS) で働くインド技術者が密かに
データを抜き去ってしまいます。

彼はそのデータをロッカーの一つに隠しますが、その後、誤作動によって宇宙空間に
放り出されてしまうのでした。

アフガニスタンでの事故は、すべてのシステムをアメリカ一カ国で管理コントロール
していて、2週間後に全て国連に譲渡しないといけない時期になっており、アメリカ
としては問題を解決させてから受け渡したいという思惑が働きます。

そのため、徹底的な原因の究明を主張するマックスに大統領は一人だけICSSに送って
事の真相を暴こうとさせるのでした。
国務長官のレオナルド・デッコムはその一人にジェイクを選ぶのでした。

マックスは妻に逃げられ、一人娘のハナとキャンピングカーに住むジェイクに会うためを
フロリダに向かいます。
ジェイクはマックスに反発しますが、自身が作り上げた「ダッチボーイ」に起こりつつ
あることを聞き、原因の究明のため、ICSSに出向くことを了承します。

その頃、香港の気象を制御する衛星によって気温が異常に上昇をし始め、その結果、
道路が陥没して街中で火災や爆発が起こってしまいます。

命からがら逃げ出し、なんとか逃げ延びた人の中にはダッチボーイを管理する香港支局の
職員、チェン・ロンの姿もありました。

ICSSに到着したジェイクはICSS司令官のウーテ・ファスベンダーとその部下たちとともに
香港で起こった出来事に対して調査を開始します。

しかし香港の気象を制御している衛星は壊れており、データが全て消滅していることが
わかっただけでした。

香港でもチェンが「ダッチボーイ」で何が起こったのかを調べようとしていましたが、
彼のIDとパスワードでアクセスができなくなっていることに気がつきます。

大学時代、同級生でもあった今は上司のマックスにコンタクトし、アクセスできなくなった
ことを伝え、もし今後も故障による異常気象が続けば、世界規模の異常気象
「ジオストーム」が起きる可能性があることを警告します。

マックスも彼のIDでアクセスができなくなっていることに気がつき、そのことを伝えます。
アクセスの変更をできるのは、マックスが働いている本部内しかなく、誰かが「ダッチ
ボーイ」の異常作動を隠そうとしているのではないかと、二人は疑うのでした。

電話を切って、さらに調査をすすめるチェンでしたが、建物の明かりが急に消え、怪しげ
な一団が忍び込んでくることに気がつきます。なんとか用具庫に身を隠しましたが、
彼らはチェンがどこまで調べていたのかを、探っていたのでした。

翌日マックスはコンピューターに詳しいデイナにアクセスができなくなった理由を探ら
せます。それによってアクセスができなくなったのは、誰かが故意に操作した結果で
あったことがわかるのでした。

ICSSでは香港の異常気象を引き起こした衛星を回収して調査を開始しようとしていました。
が、衛星を掴んでいたクレーンアームが暴走をおこし、そこにいたジェイクやウーテ、
他のクルーの命を危険にさらした後に、衛星を粉々にしてしまいます。

残った部品を調べても、肝心のハードドライブは完全に破壊されていたのでした。

誤作動の原因を探るツテがなくなったと思った矢先、インド技術者が宇宙に放出されて
亡くなった際に、誤作動で開放されたドアの一つが、ステーションのアンテナに
引っかかっていることがわかります。

ジェイクとウーテはそのドアのハードドライブを回収しに、ステーションの外へ出るの
でした。
無事にドアを回収したものの姿勢制御装置が暴走を始め、位置の制御ができなくなります。
無秩序にあさっての方向に向かって飛び始めるジェイクは、その衝撃でドアを失って
しまい、装置を外してステーションの端を掴むことでなんとか遭難から免れます。

ステーション内に戻ったウーテはまたも解決の糸口をなくしてしまったと嘆きますが、
ジェイクはドアを放す前にハードドライブを抜き出すことに成功していたのでした。
しかしジェイクはそのことをウーテにしか明かさず、他のクルーには失敗だと告げます。

というのも、誰かが故意にジェイクを殺してハードドライブを手に入らないように
しようとしていると疑ったからでした。

ハードドライブを調べた結果、故障による誤作動ではなく、プログラムによる作動で
あったことがわかります。誰かがインド技術者を殺し、同じ人物がジェイクを亡き者に
しょうとしていることがわかりました。

アメリカではマックスがチェンからの電話を受け取っていました。
何が起こっているか全てを解明したチェンは、アメリカに来てマックスに話そうとして
いたのでした。
待ち合わせの場所でサラと一緒に待つマックスですが、目の前でチェンは交通事故に
巻き込まれてしまいます。

サラは怪しげな人物に気がついて追いかけますが、逃げられてしまいます。
チェンを助け起こすマックスですが、瀕死のチェンは「ゼウス」とだけ言って事切れて
しまうのでした。

その後、ジェイクはマックスに通信会話で暗号を送ります。
一連の災害が故障ではなく故意に引き起こされた可能性が高いこと、そして政府関係者に
その犯人がいる可能性が高い事を知ったマックスは、デイナとサラの協力で「ゼウス」
プロジェクトについて、大統領府のコンピューターにハッキングすることを決意します。

その結果、「ゼウス」プロジェクトとは、世界中で異常気象を起こさせて、遂には
「ジオストーム」を発生させる計画でした。

ジェイクとウーテはインド技術者が死ぬ前にアフガニスタンの気象衛星からログデータを
抜き去っていたことを発見します。デュセッテの協力でそのファイルを見つけ出し、
そこから一連の誤作動と思われていたものはコンピューターウィルスによって起こって
おり、そのウィルスが同時に全員のログインアクセスデータを消去しているのでした。

マックスとジェイクはデイナによって繋げられた通信会話でそれぞれが発見したことを
交換します。
そして誰が、この計画を実行しているかについて、ジェイクは彼の仮説、大統領が裏に
いるのでは、という可能性を話すのでした。

にわかには信じられないマックスに、ジェイクは2週間後に控えた「ダッチボーイ」
システムの受け渡しに際し、以上が多発することで国連側が受取を拒否し、再びアメリカ
一国で気候制御装置がコントロールできるというメリットが動機として考えられる以上、
可能性はゼロでないといいます。

ウィルスの除去にはシステムのリブートが必要で、そのためのリセットコードは大統領が
持っているのでした。

ジェイクの仮説を信じないマックスは、フロリダ州のオーランドで開催される民主党
全国大会に参加する大統領に無理やり同行することをします。
サラの協力もあり、無事にオーランドについていくことのできたマックスは、なんとか
機会をみて大統領に話をしようとしますが、なかなか好機は訪れません。

そんなとき、日本の東京、ブラジルのリオデジャネイロで異常気象が発生し、大きな
被害が出ているニュースが飛び込んできます。
しかも次の異常気象地はオーランドである予報も発表されていました。

国務長官のデッコムがマックスの様子に気が付き、問いただします。マックスはデッコムに
状況を説明し、大統領からリセットコードを聞き出さないといけないというのですが、
リセットコードは大統領の指紋を使用しており、つまり大統領自身がコードなのでした。

協力を約束したデッコムですが、突然、マックスを殺そうと発砲します。
すんでのところでかわし、逃げ出したマックスはデッコムこそが黒幕であったことに
気がつくのでした。
サラのもとに言って、黒幕の正体を明かし、異常気象が迫っていることも伝えます。

腹をくくったサラは大統領をさらう覚悟を決め、マックスに車を用意するように言って
会場で銃を発砲。無線で銃を持った不審者を見たとでっち上げて他のSPを誘導し、
大統領をマックスの用意した車に乗せて逃走します。

その直後、デッコムの手先が追跡してきますが、異常気象が始まり、落雷がそこかしこに
起こります。そしてその一つが大会が行われていたスタジアムにおり、スタジアムは
大爆発を起こしてしまうのでした。

サラの巧みな運転で手先からの攻撃を交わし、さらには反撃で撃退します。
横転した車は雷の直撃を受けて爆発炎上するのでした。

待ち伏せしているデッコムをおとりの車で油断させて確保します。
応援の警察も集まってきてデッコムは身柄を拘束されますが、大統領に計画は2次大戦後の
偉大なアメリカを取り戻すために、目障りな敵を一掃することといい、その復活した
アメリカの大統領になれるチャンスだ、と誘います。
が、大統領は耳を貸さず、デッコムは逮捕されて連れて行かれるのでした。

ICSSではウィルスによって暴走が始まります。ジオストームへのカウントダウンが始まり、
モスクワは熱波による被害、インド・ムンバイでは4つの大竜巻が、ドバイでは津波が
街を襲うのでした。

また、ウィルスはICSSの自爆装置も作動させてしまいます。
ウーテはステーションの全乗組員に退去を命じます。

ジェイクはここに来て、ソフトウェア技術者のダンカンが怪しいをにらみ、問い詰めます
が、逆に銃で反撃され、なんとか逃げ出しますが、ダンカンはジェイクを狙ったつもりで
窓を破損させてしまい、壊れた窓から宇宙空間に放出されてしまうのでした。

最後のシャトルの前でウーテはジェイクを待っていました。
現れたジェイクはウーテにリセットコードを入力するために一人残ると申し出ます。
それであれば、ステーションの司令官であるウーテが、本来はしなくてはならない仕事
であると主張しますが、マックスはジェイクにしかリセットコードを教えないだろうから
と、脱出を促します。

ウーテはシャトルで脱出することになり、ジェイクは入力装置へと向かうのでした。

大統領がNASAのケネディスペースセンターに到着し、リセットコードを発動させます。
そこでマックスとサラは、リセットコードはジオストームの発生を止めることはできても
ICSSの自爆装置を止めることができないことを知るのでした。

ジェイクは入力装置への部屋に入るための扉を開けずにいました。
とそこに現れたのはウーテで、間違った扉を開けようとしていたジェイクを正しい扉に
導きます。
そして二人でリセットコードを入力し、無事ジオストームの発生を防ぐことに成功する
のでした。

ICSSの破壊はどんどんと進みます。
そんな中でジェイクは予備の衛星を見つけました。
その衛星内に入り込んでICSSから脱出し、救命信号を出してシャトルに拾ってもらう
ことにします。

爆発がそこかしこで起こる中、なんとか衛星にたどり着き、無事にICSSから離れること
ができました。そしてシャトルにも回収してもらい、生きて地球に戻るのでした。

6ヶ月後、ジェイクは新しい衛星システムを構築するため、再び宇宙へ旅立つことが
決まっていました。
その前に娘のハナと弟のマックスの3人で家族水入らずの時間を過ごしているのでした。




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コメント

  1. shinriyo より:

    凄いですね。
    あらすじいつも追えなくて、最初の裁判所がよく分からなかったのでここで解決しました。
    大統領と次期大統領を殺して自分が大統領になる事なのにジオストームを発生?させる意味が分かりませんでした。
    ジオストームを発生しておいて止める事で市民の信頼を得るとかでしたっけ?

    暗号メッセージのビデオの時の、親父の言葉の「1人で魚を20匹取る事がなんとか〜」のくだりの意味が分かりませんでした。

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