映画ブラックパンサーの映像編集ミス&プロットミスの紹介!

映画

映画「ブラックパンサー」で見つかった映像ミスとプロットミスを紹介したいと思います。

編集の際に出来てしまった映像ミスに、現実世界では起こり得ない事実を無視した
設定にしてしまったために出来上がったプロットミス、そしてこの映画全体のストーリー
全てを覆してしまう非現実的なミスを紹介していきます。

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映像ミス紹介

その1 シュリの腕の位置

ナキアを救出して戻ってきたティ・チャラとオコエ。
そこに母親のラモンダと妹のシュリが出迎えに来ていたシーンから。

兄弟によくある会話のあと、去っていくシュリに言ったティ・チャラの一言にシュリが
中指でお返し、という場面。

カメラのアングルはシュリの後ろから、そして前から、最後にまた後ろからとなりますが、
その3つでシュリの腕の位置が異なります。

最初の2枚の絵だけなら高い位置から下がってきた、という流れと受け取れなくもない
ですが、3枚目でそうでないことがバレてしまっています。

その2 エムバクとの決闘

ティ・チャラの王位継承の儀式でジャバリ族のリーダー、エムバクがティ・チャラに
チャレンジするシーン。

その戦闘中、ティ・チャラの顔のメイクアップが場面場面であったりなかったり。

その3 ティ・チャラの腕の位置

何者かによってイギリスの博物館にあったワカンダ王国の遺品が盗まれた事件を報告する
オコエ。

それを王座にいて神妙に聞き入るティ・チャラですが、

行儀よく置いていた腕が足の上から玉座の肘掛けに瞬時に移動。

かなり落ち着きをなくさせる、驚愕の報告だったようです。

その4 槍はどこから?誰によって?

ユリシーズ・クロウを追って釜山の街でカーチェイス。

ナキア&オコエ組が手下の車を破壊してユリシーズの乗車する車に迫ります。

オコエは槍を投げて手下の車を破壊しましたが、ユリシーズの乗る車に迫る時には別の
槍を構えています。

走行中の車の屋根の上に仁王立ちしていたオコエ。2本めの槍はいつどうやって手に入れ
たのでしょうか?

その5 車の窓のスモークが…

ユリシーズの反撃に会い、車を大破させられてしまったナキア&オコエ。
そんな二人の前に停まる一台の車は、窓ガラスにスモーク貼られていて中の様子を知る
ことはできません。

が、運転手はエヴェレット。よくよくみるとフロントガラスもサイドガラスもスモークは
入っていません。

ユリシーズを捕らえたブラックパンサーの前でも、やはりガラスにスモークは無し。

CIA専用車両はナイトライダーのようにスモークをつけたり外したりする機能がついて
いるのでしょうか?(ネタが古い…)

その6 ディバイスは自動消滅?

ユリシーズを尋問するエヴェレットの左肩後方にはティ・チャラによって付けられた盗聴
用マイクがありました。

が、尋問を終えてユリシーズとの会話の内容をティ・チャラと確認するエヴェレットの
肩には、もうマイクはありません。

証拠隠滅のことまできちんと考えられている、優れものの技術です。

その7 エリックとの戦闘メイクも

エリックの挑戦を受けたティ・チャラが、その準備のために施した戦闘メイク。

ところが、こちらも大きくなったり小さくなったり。

そんなところにまで今の技術では再現不可能な高度な技術を使っているのでしょうか?

ワカンダ王国のこだわりは凄いものがありますね。





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プロットミス紹介

その1 エリックの経歴

エリックの経歴をCIAのエヴェレットが説明しているシーンで、現実には絶対に不可能な
経歴を紹介しています。

エヴェレットの説明ではエリックはアナポリスを17歳で卒業、となっています。

が、このアナポリスとはメリーランド州アナポリスにあるアメリカ合衆国海軍兵学校の
ことで、入学条件として17歳以上という決まりがあります。

また、卒業までに必要な時間は4年で、どんなに成績優秀でも飛び級の制度はなく、
絶対に4年未満での卒業は認められていません。

ですから「17歳でアナポリスに入学」は有りえても「卒業」は有りえず、可能性があると
したら、この「アナポリス」は通常、世間一般に認知されている海軍兵学校ではなく、
アナポリスにある他の、例えば高校を卒業した、という意味で使用している場合です。

だとしたら、別にCIAが特別語ラなければならないような特異な経歴でもありませんが。

その2 滝から落とされたティ・チャラ

プロットミス、とまで言うといいすぎかもしれませんが、一応このシーンはティ・チャラが
敵にやられて命を落としたような演出で、このあとストーリーはどうなるのだろうか、と
ハラハラドキドキするようなシーンであるはずです。

しかしマーベルヒーローシリーズとして、既に続編のインフィニティ・ウォーが発表され、
その中にブラックパンサーとしてティ・チャラが出演することも決まっていることも
周知の事実です。

これでどうやってハラハラドキドキしないといけないのでしょうか?

興味があるとすれば、どういう理由付けでストーリー的に破綻なく、視聴者に不自然さを
感じさせずにティ・チャラがいきていたとするのか、くらいです。

ストーリーが現実離れしすぎている最大の謎を紹介

最大の謎、と大げさに銘打ってしまいましたが、この不自然さを追求することで全体の
ストーリーがある意味、崩壊してしまうと思う点について紹介します。

それは、1992年に起こったン・ジャブ処刑とエリックの放置についてです。

ン・ジャブはワカンダ王国のスパイとしてアメリカに滞在していました。
そこでワカンダ王国の外では黒人がどれだけ虐げられているかを知って、彼らを救いたい
という思いに駆られるわけです。

その心の動きは納得できます。が、彼は王の弟でおそらく王位継承権は2位の位置にいた
と推測されます。

エリックとティ・チャラの年齢はそれほど離れていないようですので、おそらくこの
時点でティ・チャラは既に誕生していたと思われるためです。

しかし国王のティ・チャカとその王子ティ・チャラに何かあれば、王としてワカンダ王国
を継げる立場にいたことは明確だと思います。

そこで疑問に思うのは、そんな重要な継承権を持つ王家の人間をスパイとして王国外から
出し、他国に送り込むでしょうか?

もちろんスパイと言っても、ワカンダ王国と他国との関係上、007のような活動をしなくて
はならないような、危険はないと思います。

ですが、王位継承権第2位の皇太子という立場であれば、正式に国際政治の舞台に出て
各首脳と対等に会える立場で情報収集をしたほうが、よっぽどワカンダ王国にとって
有意義だと思うのですが。

されに続いて、ティ・チャカがン・ジャブを処刑したあとの処理です。

たとえワカンダ王国の方を犯し、殺人の意志があった犯罪者であっても王位継承権を持つ
王家の人間です。

その遺体を引き取らず、その場においていくでしょうか?
遺体を残していけば、アメリカの警察の介入の恐れがあり、それによって用意していた
銃火器やワカンダ王国の書類などが見つかってしまいます。

ン・ジャブがワカンダ王国とつながりがあることがバレても大きな問題にはならないので
しょうか?彼が王族の人間であることがわかったとしても。

警察が介入すれば絶対に兄であり国王であるティ・チャカのもとに報告があり、下手を
すればアメリカ合衆国との間で政治的な問題に発展する可能性もあります。

そんなことはお構いなしなのですね。

されに加えて指摘を続ければ、エリックの処遇です。

王位継承権を持つ皇太子の息子ですから、彼も王位継承権を持ちます。
実際にエリックがティ・チャラに挑戦をしていることから、それは確実に証明されいると
言っていいでしょう。

そんな人間をこれまた、保護もせず、ずっとほったらかしにしていたというのはどういう
ことでしょうか?

ワカンダ王国の外で私生児として生まれた(とはっきり映画内で述べられていませんが)と
いう立場から、存在を無視されたのかもしれません。

であるならば、ン・ジャブが持っていた王位継承権を示す指輪くらい奪っておくのが、
未来への禍根を残さないための、王としての重要な役割だと思うのですが。

ただ、ティ・チャカとズリがだんまりを決め込むだけでエリックの存在がなくなるわけ
ないことの想像はつかなかったのでしょうか?

これがもし、ティ・チャカがン・ジャブを処刑した後、その亡骸とエリックを本国に
連れて戻り、ワカンダ王国とのつながりが分かるような証拠を現場から全てキレイに
なくしていれば、もちろん、この映画のようなストーリーは生まれませんでしたが、
普通に考えると至極真っ当で当たり前の行為として行うべき事後処理だったのではないか
と、強く思います。

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