映画女神の見えざる手でスローンが服用していた薬は何?睡眠抑制剤って存在する?

      2017/10/22

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映画「女神の見えざる手」で主人公のスローンが、第一線でバリバリに活躍するキャリア
ウーマンの生活を見せてくれますが、日本のワークホリック顔負けの生活をしています。

一体、いつ寝るのか、というような疑問までも持ってしまうのですが、主治医からも
あまりに不健康な生活リズムに、心配をされています。

そんな彼女が映画内で頻繁に薬を飲むシーンが有ります。
おそらくは睡眠抑制剤で、寝なくても済むような薬だと思うのですが、実際にそういった
薬というのは存在するのでしょうか?
また、あったとしたら日本でも手に入るのでしょうか?

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睡眠抑制剤は存在するの?

僕が睡眠抑制剤の存在を知ったのは、アメリカで数日間に及ぶ、ハイキングコースでの
耐久レースがあると聞いたときでした。

キャンプを必要とするようなコース設定で、数日間かけてスタートからゴールへレースを
するわけですが、競争となると寝ないで走り抜けることが必要となり、そのために寝ない
でも済む薬を使うのが一般的だ、と。

それを聞いた時に、キャンプをして夜を明かすことを含めることを前提にしたレース設定
であるはずなのに、薬を使って寝ないでレースをすることになるのは、勝つためには正しい
のかもしれないけど、レース設定の趣旨から外れているなぁ、と思ったものでした。

で、今回の映画を見て、明らかに睡眠時間を削る必要があるスローンが、事あるごとに
薬を飲んでいるシーンがあるので、以前に聞いたことのあるこの睡眠抑制剤を使用して
いるのだろうな、と感じたわけです。

しかし、実際にどういう薬であるのかは、詳しく知らなかったため、ちょうどいい機会でも
あるので、調べてみました。

すると日本語で「メチルフェニデート」という化学薬品が浮かび上がってきました。

「メチルフェニデート」とは

「メチルフェニデート」という化学薬品は、精神刺激薬の一種で、日本および世界的に
抗うつ薬やADHDと略される「注意欠如・多動性障害」と呼ばれる神経発達症、そして
ナルコレプシーと呼ばれる「睡眠障害」に効果がある薬であると、されています。

製品名でいうと「リタリン」と「コンサータ」という薬が許可されていて、医師による
処方が可能ですが、依存性の高い薬として麻薬および向精神薬取締法にて指定されている
ため、現在では登録された医師や薬剤師でないと処方できないようになっています。

薬とはいえ、症状を和らげるだけで症状の治療効果はない上、服用者が薬に対する
耐性を持つようになるため、服用を続けていると以前は効いていた量では症状の緩和が
感じられなくなり、服用量を増やすことになる傾向にあるという厄介な代物です。

つまり依存性が強いという薬で、麻薬の一種と考えてもよいのかもしれません。

覚せい剤成分であるメタンフェタミンとコーヒーなどに含まれるカフェインの大体中間に
位置する強度と持続性だと言われていますが、メタンフェタミンもカフェインも依存性に
なることが指摘されており、この「メチルフェニデート」も例外ではない、というところ
でしょうか。

特に「リタリン」は睡眠障害であるナルコレプシーに効果があると言われていますので、
おそらく、この薬をスローンが服用していたのではないかと思われます。

副作用の危険性は?

そんな薬ですが、もちろん副作用もあります。

メチルフェニデート服用の一般的な副作用として、眠気、不眠、食欲低下、不安増大、
神経過敏、消化管症状、眼圧亢進、頭痛、口渇、目のかすみ、嘔気、肝機能障害、
中止時の悪性症候群などが知られています。

特にリタリンには眠気を誘発させる副作用があるとされているので、自動車の運転など
危険をともなく機械の操作をしないようにしないといけません。

作品中、スローンが車を運転しない、といっており、実際運転するシーンが一度もあり
ませんでしたが、案外、薬の常時服用も運転をしない理由だったのではないでしょうか。

興味深いのは、「リタリン」は日本を始め、ヨーロッパ諸国、北米と主な先進国で販売
されていますが、なんと8割以上がアメリカで消費されているのです。

北米で生活しているとなんでも薬を服用して治す傾向にあります。薬に対する考え方が
日本とは全く異なり、「便利なんだから利用すればいいじゃない、何が悪いの?」という
感じです。

ある意味、合理的かもしれませんが、やはりそうは言っても、普段体内に存在しない
物質を服用することが、体にいいことであるようには感じません。

スローンも今は薬を使って寝ずに活動をしていますが、決してそれは自然な姿ではあり
ませんし、やがてどこかで無理をしたツケが出てくるのではないか、と思ってしまいます。

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