「ディズニープリンセス」と聞いて全員の名前を挙げることができますか?
ディズニープリンセスとはディズニーの作品でプリンセスとして登場したキャラクター全員のことだと思ってしまいますよね。
ところが、厳密に調べると実はそうではないことが分かりました。
なんと有名なあの姉妹も、公式にディズニープリンセスには含まれていないのです。
今回は、アメリカディズニーが公式に認定している「ディズニープリンセス」の紹介と、ディズニープリンセスとして選ばれるための条件を考察していきたいと思います。
本場アメリカではディズニー公認プリンセスのディズニーキャラクターは12人!
本場アメリカのディズニーが公式に認めているディズニープリンセスは全部で12名です。
全員の名前を挙げることができますか?
それではその12名の名前を年代順にあげていきましょう。
-
・白雪姫(白雪姫)
・シンデレラ(シンデレラ)
・オーロラ姫(眠れる森の美女)
・アリエル(リトルマーメイド)
・ベル(美女と野獣)
・ジャスミン(アラジン)
・ポカホンタス(ポカホンタス)
・ムーラン(ムーラン)
・ティアナ(プリンセスと魔法のキス)
・ラプンツェル(塔の上のラプンツェル)
・メリダ(メリダと恐ろしの森)
・モアナ(モアナと伝説の海)
いかがでしょうか?
あなたの想像と同じ答えでしたか?
中には、なぜあのプリンセスが入っていないの?と疑問に思うかもしれません。
その理由は、「ディズニープリンセスに選ばれるための条件の考察」の項目で答えていきたいと思います。
ちなみに日本のディズニージャパンが公式に認めているディズニープリンセスはアメリカのものと若干異なっています。
というのも、ディズニージャパンが公式にディズニープリンセスと認定しているのは4人少ない、8名。
その8人とは、
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・白雪姫(白雪姫)
・シンデレラ(シンデレラ)
・オーロラ姫(眠れる森の美女)
・アリエル(リトルマーメイド)
・ベル(美女と野獣)
・ジャスミン(アラジン)
・ラプンツェル(塔の上のラプンツェル)
・モアナ(モアナと伝説の海)
なぜ日本のプリンセスは4人も少ないのでしょうか?
それについての考察は、こちらの記事で紹介しておりますので、ご興味があれば一読してみてください。
関連記事:ディズニープリンセスの認定人数がアメリカと日本で異なる理由を考察!
ディズニープリンセスになるためのルールと条件を考察
ディズニープリンセスと認定されるための条件とは何でしょうか?
ウィキペディアでの解説ではこのように記述されていました。
共通項としては従来の「お淑やかで気品があり、落ち着いている」というイメージが強いプリンセスとは違い、行動的で芯の強さを合わせ持ち、時として困難にも勇敢に立ち向かっていく強さが強調されている性格である事が多い。
引用:ウィキペディアより
が、これではあまりに抽象的すぎます。
そこで、もっと明確にルールがないのか、調べてみると、以下のような共通の条件が当てはまることが分かってきました。
ディズニーキャラクターがプリンセスに認定されるための第1の条件
ディズニープリンセスに認定されるための第一の条件、それは以下の4項目すべてに当てはまっている必要がありそうです。
それは、
-
1. ディズニーアニメーション作品において主演女性キャラ
2. 人間のキャラクター
3. 続編作品で初登場してはならない
4. 動物などの相棒を連れていないといけない
です。
1番目についてですが、ディズニープリンセスになるためには主人公である必要はありません。
具体的に例を出せば「アラジン」のジャスミンがそうです。
「アラジン」の主人公は明らかにアラジンでしょう。
ですが、ジャスミンがディズニープリンセスとして選ばれているのは、彼女が「アラジン」において主演女性キャラであるためです。
2番目についてですが、ディズニープリンセスというものが
-
お姫様キャラクターを集めた一種のブランド名として多種の企画、商品展開が行われている。
ことを考えると外せない条件でしょう。
簡単に言えば、ディズニーランドやディズニーワールドでディズニープリンセスキャラ役のパフォーマーが、訪れたお客さんに対してお出迎えなどをしますが、ここに人間以外のキャラが入って、このお出迎えに加わっていたとしても、微妙な空気が流れてしまうでしょう。
もっと具体例をだせば、「ライオンキング」のナラとして雌ライオンの着ぐるみを着たパフォーマーが登場しても、微妙な空気が流れてしまいそう、ということです。
3番目については少し説明が必要かもしれません。
「リトルマーメイド」から「ターザン」が発表された1989年から1999年の時期を「ディズニー・ルネサンス」と呼びます。
この時期に
-
・リトルマーメイド
・美女と野獣
・アラジン
・ライオンキング
・ポカホンタス
・ノートルダムの鐘
・ヘラクレス
・ムーラン
・ターザン
が発表され、多くがヒット作となりました。
そしてディズニーアニメーションは、次の時代を担う若手に経験を積ませるという戦略もあって、この時期に成功した作品の続編を家庭用ビデオという形で作り上げたのです。
その作品の中で、プリンセスというべき新しいキャラクターがたくさん登場しました。
例えばアリエルの娘であるメロディが「リトルマーメイドⅡ」で登場します。
また「ムーラン2」ではムーランとは血のつながりがない、本物のプリンセスである皇女3人が登場します。
が、これらのキャラは、ディズニープリンセスとしては認定されていません。
その理由が、この3番目の条件、
- 「続編で初めて登場するキャラは除外する」
に当てはまっているからだと思われます。
4番目の条件は、一番新しくディズニープリンセスとして認定されたモアナが登場する「モアナと伝説の海」の中で、マウイがモアナに対してはなったセリフそのままです。
そしてディズニープリンセスとして認定されている12人すべてのキャラが、
- 動物などの相棒を連れている
をクリアしているのです。
それぞれ確認してみると、
-
・白雪姫:多くの動物
・シンデレラ:ネズミたちなど
・オーロラ姫:多くの動物
・アリエル:セバスチャンとフランダー
・ベル:馬のフィリップ
・ジャスミン:トラのラジャー
・ポカホンタス:アライグマのミーコとハチドリのフリット
・ムーラン:守り神の竜ムーシューとコオロギのクリキー
・ティアナ:ワニのルイスと蛍のレイ
・ラプンツェル:カメレオンのパスカル
・メリダ:メリダの愛馬アンガス
・モアナ:子豚のプアとニワトリのヘイヘイ
となります。
ディズニーキャラクターがプリンセスに認定されるための第2の条件
第1の条件をクリアした後、次に第2の条件をクリアしないといけません。
この第2の条件は3つある条件のうち、1つをクリアしていればよいことになります。
それは、
-
・王家の生まれである
・王家の血筋と結婚する
・英雄的行動をした
です。
12人のプリンセスのうち、
- 白雪姫、オーロラ姫、ジャスミン、ポカホンタス、ラプンツェル、メリダ、モアナ
の6人が「王家の生まれ」に当てはまります。
- シンデレラ、アリエル、ベル、ティアナ
が、王子と結婚することでプリンセスとなるキャラクターです。
そして3番目の条件に該当するのが、
- ムーラン
というよりも、ムーランがディズニープリンセスとして認定されている事実に合わせるために考えられた苦し紛れの条件とも言えますが…。
ディズニーキャラクターがプリンセスに認定されるための第3の条件
1つ目と2つ目の条件をクリアしたとしても最後にクリアしないといけない条件があります。
そしてそれは、最もシビアな条件にもなっています。
というのは、「興行成績」です。
夢の国のディズニーを彩るディズニープリンセスとなるための最終条件が、なんともいう夢もへったくれもない条件で、興ざめなのですが、この「興行成績」が振るわないことが理由でディズニープリンセスになれなかったと思われるキャラもいます。
何よりディズニープリンセスが、
- お姫様キャラクターを集めた一種のブランド名として多種の企画、商品展開が行われている。
以上、やはり商業的に魅力のあるキャラクターでないと、その後の商業活動でどうしてもインパクトがよくなく、ひいては売り上げに響く、という現実的な理由が出てきてしまいます。
ちなみにすでに公式に認定されている12人のディズニープリンセスですが、一番興行成績が悪かった「眠れる森の美女」でも、トータルで50億円以上を稼ぎ出しています。
この数字は1959年に公開されてからリバイバルで映画上映された際の興行成績もトータルしたものとなっており、インフレーションを計算に入れていない数字となっています。
例えば、1959年の公開で「眠れる森の美女」が稼ぎ出せた収入は、530万ドルであり、この数字をインフレーション計算して2019年の価値に直すとすれば、約4447万ドル、日本円に換算して約50億円弱という数字になります。
ディズニーキャラクターでプリンセスに含まれないキャラクター一覧
それではディズニーの作品でヒロインとして登場したものの、ディズニープリンセスに含まれることがなかった作品とキャラクターを紹介していきたいと思います。
- 「ライオンキング」のナラ
「ノートルダムの鐘」のエスメラルダ
「ヘラクレス」のメグ
「ターザン」のジェーン
「アトランティス 失われた帝国」のキーダ
「魔法にかけられて」のジゼル
「シュガーラッシュ」のヴァネロペ
「アナと雪の女王」のエルサとアナ
いかがでしょう。
大体が納得のいく判断だともいますが、中にはなかなか信じられないキャラクターがディズニープリンセスとして認定されていません。
特に驚きなのは「アナと雪の女王」のエルサとアナ。
「これらの8人(7人と1頭?)のキャラがなぜ、ディズニープリンセスとして認定されていないのか」の理由は別の機会に考察したいと思います。
関連記事:映画「シュガーラッシュ」のヴァネロペがディズニープリンセスでない理由は?
関連記事:映画「アナと雪の女王」のエルサとアナがディズニープリンセスでない理由は?
関連記事:ディズニープリンセスに認定されていない理由別ヒロインキャラクター一覧を紹介!
また、実はこれ以外のキャラクターで、もともとディズニープリンセスとして認定されていたものの、後に認定を取り消されたキャラクターが存在します。
それは「ピーターパン」に登場するティンカーベル。
その理由は、ティンカーベルはディズニーフェアリーズという新しいグループの中心キャラとしての地位を与えられたため、ディズニープリンセスから離れたのでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ディズニープリンセスとして認定されている12人のプリンセスの紹介と、プリンセスに認定されるためのルールについて、考察してみました。
また、ディズニープリンセスとして認定されていない有名なキャラクターも紹介しています。
特にアナ雪の主人公の二人、エルサとアナがディズニープリンセスとして認定されていないのは驚きですよね。
この背景には、どのような理由があるのでしょうか?
その理由はこちらの記事からどうぞ。
関連記事:映画「アナと雪の女王」のエルサとアナがディズニープリンセスでない理由は?
さらにディズニープリンセスといえば、ディズニーに買収されてディズニー作品となった有名なシリーズや作品に登場するプリンセスについて、ファンの間でいろいろと話題に上がっています。
こういったプリンセスはディズニープリンセスになれる可能性があるのでしょうか?
そこら辺の考察は、こちらの記事で紹介していますので、興味があれば、ご一読ください。
関連記事:スターウォーズシリーズのレイア姫がディズニープリンセスに認定される可能性は?
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コメント
「コルドロン」のエロウィー、「ロビンフッド」のマリアンもディズニープリンセス認定されていないプリンセスです
水樹さん、コメント、ありがとうございます。
まさにご指摘の通り。
ディズニー作品は数が多いので、実際にディズニープリンセスに当てはまるキャラクターも多いのですよね。
まぁ、「ディズニープリンセス」という、いわゆるマーケティング用語としてファンの目を引くキャラ付け用の装飾ワードにしたい場合、どうしても人気のあるキャラクターにしか、「ディズニープリンセス」の称号を与えられないのは理解できますが。
そうやって考えると夢も希望もないですよね。(笑)