1歳の娘が発熱 総合病院の急患へ行ってきました-カナダの病院事情

      2017/01/14

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クリスマス前になり、本格的な冬になっています。先週末に低気圧が数個通り過ぎていったので吹雪が吹き荒れ、数十センチの積雪がありました。積もった雪の上にまた降るので50センチは積もっていたでしょうか。
それがある日気温が10℃まで上がって雨が降ったので、綺麗さっぱりなくなり、残った雪山はその後の気温の低下で氷の塊と化しています。


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そんなとんでもない気温の変化に体がついていけなく、多くの人が風邪を引いていますが、僕も家族も調子が悪ながら、なんとかだましだましやっていっていました。が、1歳の娘がついにダウン。熱が38℃ほど出てしまい、クリスマス前に来てくれていた義両親の最後に日で前からいってみたかった博物館に行く予定にしていましたが、家で療養せざるを得ず、娘は僕と一緒にお留守番。義両親、妻、3歳の息子は午後ずっと3時間以上、博物館を楽しんでしました。

娘は僕に抱っこされながらほとんど寝ていましたが、熱は下がる様子もなく、夜になってベッドに妻と一緒に入って寝ていましたが寝付きが悪く、結構長い間、ぐずっていました。薬は与えたものの熱は39℃まで上昇。よるぐっすり寝てくれることで、少しは良くなってくれればと期待していましたが、翌朝、そんな願いは叶わず、熱は39℃台のまま。その日の2時半の飛行機で両親は戻る予定でしたので、なるべく長い間、一緒にいさせてあげたかったのですが、大事を取って総合病院の急患に連れて行くことにしました。

カナダはファミリードクター制度で、かかりつけの医者に家族全員登録します。何かあれば、この医者に行って診察してもらい、必要があれば専門医への予約を医者にしてもらうことになります。
カナダは医療費がただ(薬代はかかります)で、社会福祉がしっかりしていると言われていますが、現実問題、医者が忙しすぎて見てほしいときにすぐに見てくれません。予約をとるために電話すると、だいたい1週間から10日後に予約がとれます。どれだけ早くても5日後ですね。
風邪などですと、一番ひどいピーク時に医者にかかりたい、と思って連絡しても、実際に見てもらえる頃には結構良くなっていた、なんてことがあります。

これだけですと笑い話ですが、悲惨なケースでは手術の順番待ちをしていて亡くなった、なんていう患者が珍しくないのは、ちっとも笑えません。

数年前、州首相を努めていた政治家が心臓病の手術を受けるのに、アメリカへ行って手術を受けたことがありました。州の首相が自分の州の病院を信用していないのか、と非難が出ましたが、この州だけでなくカナダであればどこでも金持ちはアメリカへ行って手術を受ける選択を常に考えています。

娘の症状はそんな深刻なものでなくて、ただの風邪だと思われましたが、年齢が年齢だったので、用心をして急患へ行ってきました。
子供用の急患と大人用の急患は別れており、子供用の急患はまだいいのですが、大人用の急患は患者が常に待っている状態で、3時間で終わって帰れるのであればラッキーな方で、5、6時間は覚悟しないといけないというのが今までからの経験からの感覚です。
というのも、交通事故などの緊急手術を要する患者が病院に到着すると、そちらを優先するからです。

娘は朝8時過ぎに急患について登録し、医者に見てもらった後、念のため、尿検査をすることになりました。そこまでは約2時間、結構スムーズに進んでいましたが、高熱のため、脱水症状気味の娘は年齢のこともあり、検査用のオシッコを採取することが難しいため、カテーテルで採取することになりました。
そこから妙に待ち時間が長くて数時間、やっと採取が終わったと思ったら結果が出るまでもかなり待たされ、ようやく全てが終わったのは更に2時間後でした。
妻の話では、どうやら、カテーテルを入れる前に急患が入ったらしく、病院スタッフの慌ただしい動きを感じたそうですが、それが落ち着いてもなかなか看護師は現れず、思うに忘れられたようだった、そうです。
また、カテーテルを挿入する段階で、別の看護師がノック無しで扉を開けて入ってくるということもあり、一体患者のプライバシー保護についてどうなっているのか、と憤慨していました。
1歳とはいえ、娘ですかられっきとした女性。その患者がカテーテルで採尿をしている最中に合図無しで扉を開けるというのは考えられません。
これまた数年前の話ですが、別の町の看護師が患者の個人情報を勝手に入手していた問題が発覚し、この看護師が資格剥奪という罰を受けていたニュースを思い出しました。悪い意味で田舎の島の住人らしさが出てしまっている、残念な事例だな、と妻の話を聞いて思ってしまいました。

おかげさまで娘は2日後に熱も下がって元気にしています。でも、高熱を出していたときでさえ、普段よりは弱っているものの、なんだかんだと反応はしていたことに、若いとエネルギッシュだな、と思って羨ましくなりました。
僕が39℃台の高熱を出したら、こうはいきません。寝床でウンウン唸って起き上がれず、何か欲しいものがあれば、弱々しく妻の名前を読んで面倒を見てもらっていると思います。





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