アニメ「俺だけレベルアップな件」で二重ダンジョン事件に巻き込まれ、何とか生き残った6名のハンターのうち、5名のハンターがレイドで再会します。
しかし今回のレイドは代役服役者と呼ばれる、犯罪を犯して刑務所に入っているハンター数名と、監視役であるハンター協会監視課の協会員である道門泰星も参加することになったのでした。
道門は裏で復讐の依頼を受けており、代役服役者を皆殺しにする計画を持っています。
そんな状況で、偶然に再会した二重ダンジョン事件の生き残り5名、果たして本当に偶然に再会したのでしょうか?
今回は、道門が代役服役者とともに参加したレイドに、二重ダンジョン事件の生き残り5名が参加することになった理由について、考察していきたいと思います。
アニメ「俺だけレベルアップな件」道門のレイドに水篠らが参加した理由を考察
ハンター協会の監視課に籍を置く、B級ハンターでもある道門は、裏で復讐の代行者という顔も持っていました。
ハンターでありながら一般人の女性に集団で乱暴し、捕まった犯人全員に対して、被害者の父親が復讐を依頼したことで、事件は始まります。
道門がダンジョン内という格好の犯罪現場で、復讐という格好の口実の下、趣味である人殺しを行うわけですが、そのためにいくつかの条件を整えなくればいけませんでした。
まず第一に、代役服役者とその監視役ということでレイドに参加することを決め、代役服役者が必要な人数でハンターを集めなくてはなりません。
その数は5名前後。
こうして、二重ダンジョン事件の生き残りが再び同じレイドに集められることになりました。
二重ダンジョン事件の生き残りが集結
水篠以下二重ダンジョン事件の生き残りが5名、今回のレイドに、協会より集められました。
個々の選択はこのレイドに参加するかどうか、だけのよう。
数ある募集の中から選んだレイドではなさそうです。
また、選択をする時点で、他の参加者が誰になるか、は分かっていないようでした。
実は二重ダンジョン事件の生き残りは全員で6名。
今回集まった5名のほかに、最初にカルテノン神殿から逃げ出した女性ハンターがいましたが、参加していません。
D級のダンジョンで難易度はそれほどでもないので、参加を拒否したと考えるよりは、カルテノン神殿での惨事のせいで、ハンターを引退した、と考えるほうが自然かもしれません。
逆に言えば二重ダンジョン事件の生き残り以外のハンターは参加していません。
ですので、初めから協会は関係のないハンターに参加の案内を出していない可能性が大だと思われます。
犯罪者ハンターが代役服役
5名のハンターでのレイドでは少なすぎるため、他のハンターが必要となります。
そこで、今回は協会の監視課役人の道門が監督する犯罪者ハンターが数合わせで連れてこられました。
ハンターでありながら犯罪に手を染めたため、刑務所で刑期を務めており、ダンジョンでのレイドを手助けすることで、刑期の短縮が認められるという制度を使っての参加です。
ただ、ガラは悪いのが初めからよくわかるタイプの犯罪者ですので、このような性格の犯罪者を、ダンジョン攻略の手助けをさせるとはいえ、刑期を短くするのは問題あるような気がします。
代役服役を行える犯罪者の人選は、もう少ししっかりとしてほしいと感じました。
もちろん、道門の真の目的のためには、彼らがどのように反省をしているか、そして刑期を短くして社会に害を与えないかどうか、という点は問題にはならないのですが。
道門は人選に関係していない様子
ダンジョン内で道門が本性を現し、自分以外全員を皆殺しにしようとします。
そして水篠との戦闘が起こるのですが、その際に、かなりペラペラと何でも話していました。
その会話を見てみると、道門がハンターの人選をしたのではないことがわかります。
彼自身、二重ダンジョン事件のことは耳にしていたようですが、だからと言って、生き残ったハンターがその後、どのような活動をしていたのか、といったことをわざわざ調べてはいないようでした。
道門にとっては、依頼された復讐対象をきちんと葬ることができれば、あとはどのような人選であろうと、自分より弱いハンターである限り、気にはならなかったのでしょう。
協会内に仕組んだ者がいる可能性
さらに話が進み、水篠が再度ハンターとしてランクの測定を協会で行うことになります。
その際、道門が所属している監視課の課長、犬飼晃か水篠に道門のことを話すシーンがあるのでした。
犬飼は、道門の黒い噂を耳にしており、多少の疑惑の目を彼に対して向けていたとのことです。
しかし、確固とした証拠があったわけでなかったこと、そして監視課の人材不足を理由に、本格的な調査は行えていないことを明かしていました。
その時の話しぶりから、監視課は二重ダンジョン事件の生き残りに関しても多少気にはしていたものの、何らかの調査を行っているような雰囲気はありませんでした。
少なくとも監視課が裏から手をまわし、道門のレイドに二重ダンジョン事件の生き残りハンターをチョイスして参加させたわけではないことがうかがい知れます。
とはいえ、二重ダンジョン事件の生き残りだけが招集され、同じレイドに向かうようになったことに対して、恐ろしく確率の低い偶然が奇跡的に発生した、と考えるのは不自然な気がします。
とくに二重ダンジョン事件は生き残りの証言と被害にあったハンターの遺体以外、その存在が確認できるモノが残っていないのです。
事件のことを調べようとした場合、何らかの手掛かりが出てこないか、生き残りを監視するしか、調査方法はないといえます。
そのことを考えると、誰か協会内の人物の意思が関与している可能性はかなり高いと思うのでした、
まとめ
道門のレイドに二重ダンジョン事件の生き残りが招集された理由を考察してみました。
道門が明かした真相やその後、協会内部からの情報を確認しても、誰かが意図的に人選をしたという事実は見つかりませんでした。
とはいえ、たまたま偶然に二重ダンジョン事件の生き残りが集まったとするのは、納得がいくものではありません。
特に二重ダンジョン事件について、何にも調査が進んでいないことを考えると、誰か協会内の人物が、裏で手を引いて、今回の人選がなされたという見方が正しいと思えてならないのでした。
しかし、そのような事実は明かされておらず、完全に謎のままとなっています。
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