アニメ俺だけレベルアップな件で不正登録者は殺戮者である確率が高い理由を考察

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アニメ「俺だけレベルアップな件」でレベルアップが可能なプレイヤーとなった水篠は、E級ハンターという一番弱いハンターでありながら、日々のクエストをクリアしていくことでどんどん実力を上げていきました。

そしてプレイヤーとして初めて参加したレイドでは右京らにはめられてC級のボスと単身で戦うことになってしまいます。

その場にD級の新人ハンター、諸菱がいましたが、まったく戦力にはならず、水篠の戦いを傍観しているだけしかできないでいました。

が、E級とは思えない水篠の戦闘技術に、水篠のことをレベルを偽っている不正登録者だと確信します。

そして不正登録者の多くが殺戮者であることから、さらに絶望感に打ちのめされるのでした。


ここで一つ、疑問が生じました。

なぜ不正登録者の多くが殺戮者なのでしょうか?

殺戮衝動のあるハンターで不正登録が可能な場合、必ず不正登録をするということなのでしょうか?

今回は不正登録者の多くが殺戮者であることについて、考察してみたいと思います。







アニメ「俺だけレベルアップな件」で不正登録者は殺戮者である確率が高い理由を考察

不正登録者の多くが殺戮者であることは、さもありなんと納得のいく言い分のように聞こえます。

不正登録が可能で、不正登録をしている場合、実力よりも低いレベルになっているからです。

ですので、レイドに参加した場合、自分よりも弱いモンスターを相手にすることになり、簡単に狩ることができる、となるわけです。

だからこそ、殺戮衝動の強いハンターは、弱い敵を狩り取るために、実力よりも難易度の低いダンジョンに参加するために、不正登録をするということになります。


説得力のある話のようにきこえますが、よくよく考えてみると、少しおかしいことに気が付きました。

例えば観月ハンターはB級という格付けながら、参加しているレイドはD級もしくはE級ばかりです。

精神的な問題を抱えていることが理由ですが、このように正規に登録していても必ず同じレベルのダンジョンに挑まなければならないわけではありません。

不正登録しないとレベルの低いダンジョンにレイドできないわけではないのです。

となると、不正登録をわざわざする必要があるのでしょうか?


さらにより深く考えてみると、不正登録をした場合の問題点がいくつか見えてきました。

不正登録者と見破られる可能性は大きい

不正登録をして、実際の実力よりも低いレベルのダンジョンに挑んだ場合、一緒にレイドに参加している他のハンターが不正の目撃者となってしまいます。

明らかにレベルよりも高い実力を有しているとわかる行動をすれば、真っ先に不正登録を疑われるからです。

疑いをもたれないように実力を隠してレイドを行えば、殺戮をたのしむような、雑魚敵を蹴散らすような戦いはできません。

となると、殺戮衝動を満たすためにレイドに参加しているのに、他人の目を気にして思いっきり実力を発揮できない、ということになります。


殺戮者であるから仲間であるはずのハンターも、不都合なことを目撃したという理由で消すことはできます。

が、そうなってしまうと、消さなければいけないハンターの数が増えていき、明らかに不自然で、遅かれ早かれ誰か、おかしいと気が付くことでしょう。

このように不正登録者が自身の欲望を満たそうとすればするほど、不正登録者であることがばれてしまう確率は、かなり高いと言わざるを得ません。

不正登録者になることで得られるメリット

さらに考えると不正登録するメリットは何でしょうか?

先にも記したとおり、、高いレベルのハンターでも低いレベルのダンジョンのレイドに参加できないわけではありません。

レイドで得られる報酬をレイドに参加したハンター全員で平等に分けることを事前に取り決め、それを必ず守るのであれば、高いレベルのハンターが低いレベルのハンターに交じってダンジョンを攻略してくれるのは、ありがたいこと、この上ありません。

強いハンターが参加してくれるのであれば、ダンジョンをクリアして無事に帰還できる可能性が上がるからです。


そのことを踏まえて不正登録者が実力以下のレベルの低いレイドに参加することで得られるメリットのことを考えてみますが、まったく思いつかないのです。

ハンターとして活躍することで、強力なギルドから高額な報酬でスカウトされる可能性が出てきます。

それを夢見てハンターは日々、レイドに明け暮れているとも言えます。

不正登録者として実力を隠すということは、その可能性を消しているともいえるでしょう。

それを考えると不正登録をして、実力を隠していて、何かいいことがあるのか?
まったくの謎でしかありません。

不正登録をして得することはあまりない

不正登録者は「不正」という言葉が指し示す通り、正しいことをしていないわけです。

見つかれば何らかのペナルティを受けると考えていいでしょう。

そのリスクを冒してまで、不正登録するのは、そうすることで得られる何らかのメリットがなければなりません。

が、いろいろ考えてみても、そのメリットが見当たらないのです。


弱い敵相手に殺戮ができる、可能性はあります。

が、それをしてしまうと、自分が不正登録者であるかもしれない、と他のハンターに気が付かれてしまうリスクがあります。

一人でダンジョンに潜れない以上、他の仲間が必ず必要です。

不正登録しても、思う存分殺戮衝動を満足させることはむつかしいといえるのではないでしょうか。

まとめ

不正登録ハンターの多くが殺戮者であることについて考察してみました。

一見、それは正しいような響きがあります。

が、よくよく考えてみると、不正登録がばれないようにしないといけないことが足かせとなって、望み通りの殺戮ができない可能性が高いことがわかりました。

さらに、不正登録をするメリットが見つからないこともわかりました。

ですので、不正登録をしたハンターは殺戮願望がありながら、実はそれを満たすことのできない境遇に自らを落とし込めてしまった、頭の足りない残念なハンターである、と言わざるを得ないと思います。









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