映画キングスマンファーストエージェントのエリックヤンハヌッセンは実在した?現実との違いは?

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映画「キングスマン: ファースト・エージェント」で登場したエリック・ヤン・ハヌッセン

このエリック・ヤン・ハヌッセンという人物は実際に存在したキャラクターなのでしょうか?


今回はエリック・ヤン・ハヌッセンのことを調べてみましたので、紹介していきたいと思います。









映画「キングスマン: ファースト・エージェント」のエリック・ヤン・ハヌッセンは実在した人物



エリック・ヤン・ハヌッセンは映画内だけで登場するキャラクターではなく、実際に存在した人物です。

調べてみると、面白いことが分かりましたので詳しく紹介しましょう。

エリック・ヤン・ハヌッセンは手品師でペテン師



エリック・ヤン・ハヌッセンはドイツで活躍した手品師でした

が、主に活躍したのは第一次世界大戦が終わった後

預言者を語って有名人になり、政界のトップや権力者に取り入って交霊会などを開き、ついには時の政権の中枢に入っていこうとした人物です。

手品で培った能力で、それをさも超能力のように見せ、舞台や出版した本の印税で「オカルト宮殿」と呼ばれる豪邸を作り、さらにそこで降霊会を開いていたのでした。

1933年に起こったドイツ国会議事堂放火事件を予言し、それが的中したことでさらに注目を挙げたのが特筆すべき事件ですが、一方でこの放火犯に催眠術をかけて犯行を行わせた、という、とんでもない説も存在するのでした。

現実のエリック・ヤン・ハヌッセンはユダヤ人



そんなエリック・ヤン・ハヌッセンですが、生まれはオーストリアのウィーン。

本名をヘルマン・シュタインシュナイダーというチェコ系のユダヤ人でした。


若いころに手品を学び、後にその技術を駆使して成り上ります。

第一次世界大戦にも従軍していますが、そのころは大した活躍もしていません。

その時従軍した上官から「エリック・ヤン・ハヌッセン」という名前を付けられ、戦後、その名前を使うようになったのでした。

ユダヤ人ながらナチスに協力した



戦争後、若いころに倣った手品を舞台で披露し、人気を得始めます。

が、エリックはそれを千里眼であると主張し、手品であることは秘密にしていました


エンターテイナとして人気を得ることで、当時、国家社会主義ドイツ労働者党の会場警備組織で、後に党の私的軍隊になっていった突撃隊の幹部と交流を持つようになります。


ちなみに第一次世界大戦後のドイツでは各政党がこういった警備組織を持っていました。

というのも敵対する、もしくは反目する政党の集会に殴り込みをかけることが日常茶飯事になっていたからです。


ちなみに国家社会主義ドイツ労働者党とはヒトラー率いるいわゆるナチスで、ヒトラーがドイツでの権力を強め始めるとエリックも政界や社交界での影響力を強くしていくのでした。


ユダヤ人であったエリックですが、デンマークの貴族の出であると詐称していました。

ナチスのメンバーや国民もエリックがユダヤ人であることを知る人は多かったものの、それは公然の秘密として黙殺されたのでした。

活躍したのは第一次世界大戦後



自らの手品の技をさももっともらしく超能力だとして舞台で披露し、成功を収めたエリックは、その経験から大衆心理の掴み方などを会得していきます。

そしてその能力を出世のために利用し、なんとヒトラーにも大衆心理を操るための演説の指導をしていたのでした。


これは1943年にアメリカによる戦略諜報局によって行われたヒトラーのプロファイリング資料に記述されています。

このように時の権力者の近くに身を置き、協力をすることで高々舞台手品師でしかなかったエリック自身も、強大な権力を手にしていくのでした。

エリックの死



そんなわが世の春を謳歌していたエリックは、ヒトラーがドイツの全権を掌握した後、さらなる野望を抱きます。

それは「オカルト省」なるものを設立し、その大臣となってヒトラーを影響下にし、国家を動かす、というものでした。


が、その野望は1933年に敢え無く消えてしまいます。

なんと突撃隊によって首都ベルリンで暗殺されてしまったのでした。

しかも遺体はベルリン郊外に捨てられるという無残さでした。


エリックの暗殺理由ですが、いくつか説があるようです。

エリックの影響力が日に日に大きくなっていくことに危機感を抱いたヒトラーによって消された、というものが最も一般的に信じられています。

その一方で、ヒトラー自身は大きく関係はなく、ヨーゼフ・ゲッベルスとヘルマン・ゲーリングの権力争いに巻き込まれたという説も存在するのでした。

まとめ



エリック・ヤン・ハヌッセンは実際に存在し、ヒトラーの存在が大きくなり、ついにはドイツを乗っ取る頃に活躍した手品師でした。

手品師でありながら、その技を超能力と称して大衆から人気を得る半面、自身は大衆をだまして自分を大きく見せるためにどう大衆を操ればいいのかを経験則から学んだ詐欺師でもあります。

そしてエリックの能力、大衆受けするための心理操作術はヒトラーも利用したほどでした。


が、ヒトラーがドイツを掌握した後、エリックの影響力の大きさに危機感を抱かれ、暗殺されてしまう、という悲しい結末を迎えたのです。












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