映画ノマドランドのリンダ・スワンキー・ボブの話は実話?息子の自殺についても

トリビア・隠れキャラ・映像ミス

映画「ノマドランド

アメリカに多く存在する高齢季節労働者を取り上げた映画です。

2008年のリーマンショックにより、多くの人々が自宅や賃貸に住むことができなくなり、車上生活を送るようになりました。

また、特に先進国でこれまでの雇用形態が大きく変わってしまい、雇う側が保障経費を切り詰めることができる季節労働という形が、特に大工場などで採用されるようになりました。


そんな背景から、多くの高齢者がノマド生活をしているわけですが、映画「ノマドランド」では、そんなノマド生活者の様子を描くために、俳優を使わずに本物のノマド生活者を映画の出演者として登場させています

その中でも主要な登場人物であるリンダ・スワンキー・ボブは、誰一人として俳優ではなく、本物のノマド生活者でした。

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そんな一般人を利用したわけですが、では彼らは演技をしているのでしょうか?

今回はその点について、深堀していきたいと思います。











映画「ノマドランド」のリンダ・スワンキー・ボブは実在の人物



映画「ノマドランド」で登場する3人の重要なキャラクター、

    ・リンダ・メイ
    ・スワンキー
    ・ボブ・ビルズ



彼らは3人とも、俳優ではありません。

長い年月ノマド生活を送っている一般人でした。


これは映画監督を務めたクロエ・ジャオが、過去に監督を務めた2作品でも用いている彼女独自の手法なのです。

映画とはいえ、どちらかというとドキュメンタリーのような、強い説得力を持たせることができるという利点があったと思いました。


ただし、そうなると疑問が生じることになります。

プロでもなく、アマチュアとして経験も訓練も受けたことのない彼らが映画内で見せたものは、果たして「演技」なのか?と。

種明かしをすると、演技の部分もあるものの、ほとんどが彼ら自身に実際に起こった事だったのです。

映画の撮影のために、初めてしたこともありますが、特に主人公ファーンとの間で交わされた会話の内容は、彼らの実体験を思い出話として話していたのでした。


それではそれぞれ3人が話した内容を詳しく見ていくことにしましょう。

リンダが話した過去は実話で夢は実現した



リンダが語った、彼女がノマド生活者になったときの話は、実際に彼女の身に起きた事だと語っています。

そしてまた、ファーンに語ったリンダの夢は2019年に実現していたのでした。

リンダがノマド生活者になった時の話



リンダがノマド生活者になったのは、夫の死がきっかけでした。

映画で語ったように、12歳のころから働き始め、それ以来ずっと働き詰めの人生でしたが、経済的に困窮し、いよいよ立ち行かなくなった時に手元にあった現金は550ドルだけだったそうです。

そして本当に自殺を考えたのでした。


しかし自殺ができなかったのは、映画で語った通り、その時飼っていた2匹の犬だったそうです。

彼らを道連れにして死ねないし、無責任に捨てて死ぬこともできない。

そしてたどり着いた結論がノマド生活者になることでした。


人間、何が幸いするかわからないものですね。

リンダはその後、映画「ノマドランド」の元ネタとなるンフィクション小説「ノマド:漂流する高齢労働者たち」の作者となるジェシカ・ブルーダーに出会うことになるのですが、そのきっかけは、リンダが飼っていたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルという小型犬でした。


ジェシカ・ブルーターは取材のために、彼女の飼い犬であるキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルを預けていたのですが、同じ種の犬を持つリンダに、犬の話をきっかけに話しかけ、インタビューを行ったのでした。

その後、二人は親友となります。

雑誌のための取材で出会った二人ですが、ジェシカはその後、ノマド生活者を題材に本を執筆することになったので、3年間、リンダにくっついて取材を続けたそうです。

そして映画化の話が出て、監督をクロエ・ジャオが務めることになり、リンダの映画出演に結びつくのでした。

リンダは癒しの家を建てた



リンダは2019年、ニューメキシコ州のタオスに土地を買い、自分でコテージを建ててノマド生活者を卒業していました。

今ではそこで、他二人のノマド生活経験者と一緒に暮らし、自給自足の生活を送っています。


リンダ個人は70歳になっても80歳になっても車上生活をつづけ、季節労働であちこちを移動する生活は、できないと感じていたそうです。

そこで、こつこつとお金を貯め、同じように思ったノマド生活者のための癒しの家を作ることを目標にしていました。

そしてその夢は2019年に叶えることができた、ということです。


リンダ曰く、ノマド生活者の誰もが、彼女のようにまた家に住みたい、と思うわけではないことは十分理解している、とのこと。

例えばスワンキーやボブは、今でもノマド生活者としてアメリカ中を回っています。

それは人ぞれぞれが、どういう生活が自分にとって一番合っているかを考えて、その通りに生きればいいだけの話であり、リンダの場合は、人生の最後は家に住むことが、彼女の取って一番だと思っただけの話でした。

ただ、リンダは、彼女と同じような思いを持つ人たちの手助けをしたくて、この「癒しの家」を作って開放しているのです。

カヌーの映像はスワンキーがした冒険



映画で使われた映像の多くに、アメリカの大自然を美しく見せるシーンが多くあります。

その中で、カヌーからの映像がいくつかありましたが、それは実際にスワンキーが達成した冒険を映像化したのもでした。

カヌーでアメリカ50州を回った



ノマド生活者となったスワンキーには、一つの大きな夢がありました。

それは、カヌーでアメリカ全50州を回り、海や湖などでカヌーを楽しむことです。


2009年にその夢を掲げて行動に移し、5年後の2014年に最後の50州目となるハワイの海でカヌーを楽しむことで、見事に達成したのでした。

しかも、その記念日はちょうど彼女の70歳の誕生日。


人生の中で一番の達成感を感じた瞬間だったと語っています。

がんを患っている話はフィクション



そんなスワンキーですが、映画の中では癌を患っており、エンディングで亡くなったことが明らかになっていました。

果たしてこれはノンフィクションなのでしょうか?


この設定だけは映画のストーリー上、創作されたフィクションです。

実際のスワンキーは健康そのもので、今も元気にノマド生活を送っています


ノマド生活をすることでストレスがなくなり、それまで常用していた薬もやめてしまっても心身ともに充実しているのだとか。

なんとなく、とてもうらやましいですね。


そんなスワンキーですが、映画の中のキャラクターとして自分自身が癌である、と告白するシーンは、とても難しかった、とインタビューで語っています。

というもの、彼女の亡き夫は癌でなくなっていました

そして夫が癌を患っており、残りの命が少ない、という真実を子供たちに話さなくてはなら無かったからです。

その時の苦しみ、とくにこのことを聞いた子供たちの悲しみを思い出して、同じ経験をさせてしまうのではないか、と思ったことが「自分が癌である」というセリフをいうのがむつかしかった原因だそうです。

ボブの息子の自殺は実話!



ノマド生活者が一堂に会するイベント「砂漠の集い

このイベント開催しているボブですが、実際に「ラバー・トランプ・ランデブー」というノマド生活者のためのイベントを毎年開催しています。

ただし2021年はコロナの関係で、ネット上でのイベントになることが決まっています。


そんなボブですが、映画の中で語った唯一の彼の身の上話は結構、衝撃でした。

彼の息子が5年前に自殺していたというのです。

そしてこの話は、本当にボブの息子の身に起こった実話なのでした。


インタビューを受けたボブは、そこでこの事実を認めています。

彼は2度結婚の経験があり、どちらも離婚していますが、最初の妻との間に二人の息子がいることを、インタビューで明かしていました。

そして、映画で明らかにしたこの衝撃の発言に対し、映画に出演した多くの一般人が、自身の体験談として実話を話していることから、ボブのこの発言も本当に起こったことなのか、興味を引いたわけです。


インタビューで事実を認め、おそらく映画でこの話をすることで、後々このようなインタビューを受けることになるという覚悟は持っていたそうです。

また、映画で話す前は、息子の自殺について、あまり多くの人に語ってこなかったことも分かっており、これについては受け止めるのに時間がかかったから、と答えていました。


ようやく受け止めることができるようになり、それを契機に、映画内で話すことを選んだそうです。

ただし、ボブの息子の自殺の原因などについては、ボブ自身もインタビューで語ってはいませんでした

まとめ



いかがでしたでしょうか?

映画「ノマドランド」では多くの一般人が出演し、自身の体験を語る形で演技をしなくてもいい場面を多く作って、撮影が行われました

そのため、台本らしい台本もなく、「このことを話してください」という指示だけで、シーンの再撮影もほとんどなかったそうです。


これは映画監督を務めたクロエ・ジャオが、自身の作品に好んで用いる手法なのですが、だからこそ、映画の中で語られた話が実話なのかどうか、気になってしまったのでした。

そしてリンダ・スワンキー・ボブの3人が語った話のうち、スワンキーが癌を患っていること以外は、全て実話であったことが分かっています。

だからこそ、一般人を出演させたとしても映画のストーリーにリアリティーが出ますし、出演者も演技をしないで説得力のある物語ができていたのですね。

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