実写映画モンハンのエンディングに続編への伏線が!続きが出る可能性を考察

映画考察

「モンハン」こと「モンスターハンター

ゲームはシリーズで世界的に大ヒットし、実写映画化がなされました。


内容には賛否両論がありますが、ゲームのファンであれば、巨大モンスターが大スクリーン上で大暴れする映像には、感動するかもしれません。

が、ゲームを知らない、またはプレイしたことない人が映画を見た場合、かなり微妙で、詳しい設定が分からずに、置いていかれている感覚を感じてしまうのではないでしょうか。

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そんな実写映画「モンハン」ですが、続編の可能性はあるのでしょうか?

いろいろと調べてみましたの考察していきたいと思います。









実写映画「モンスターハンター」の続編は絶対狙っている



結論から言いますと、映画「モンスターハンター」のシリーズ化は既定路線です。

映画を作ると決めた時点で、絶対プロジェクトに携わった人たち全員の頭の中に、続編のことはあったでしょう。

確実にその可能性を考慮して映画が作られています。

映画「バイオハザード」の二匹目のドジョウ狙い



シリーズ化が考えられた最大の理由は「バイオハザード」シリーズの成功体験があったからにほかなりません。

どちらのゲームもカプコンから出されたもので、「バイオハザード」は現時点で6作が公開されており、日本で大ヒットし、世界的にも興行成績は優秀なコンテンツでした。

どれくらいの興行収入を、製作費に対して出しているかを一覧にすると以下の通りです。

作品名製作費興行収入
バイオハザード3300万ドル1億298万ドル
Ⅱアポカリプス4500万ドル1億2934万ドル
バイオハザードⅢ4500万ドル1億4771万ドル
Ⅳアフターライフ6000万ドル3億22万ドル
Ⅴリトリビューション6500万ドル2億4015万ドル
ザ・ファイナル4000万ドル3億1224万ドル



この成功体験があれば、二匹目のドジョウを狙わないわけがありません。

監督ポール・W・S・アンダーソンも明言していた



日本で映画が公開されるよりも前に、監督を務めたポール・W・S・アンダーソンがインタビューではっきりと、続編を意識していること、そしてすでに脚本の執筆に取り掛かっていることを明言しています

その時の監督の言葉でも言われていましたが、実際「モンスターハンター」という世界を2時間足らずの映画1本で表現しようとすること自体が、土台無理な話です。


今回でも登場したモンスターは5匹だけ。うち1匹は数秒だけの登場で終わっています。

さらに登場人物の深堀りも全く手が付けられておらず、料理長アドラーやハンドラー(受付嬢)役の山崎紘菜もまともなセリフがないような扱いしか受けていません。


だいたい、ゲームをプレイしたことのない人にとっては、登場人物として彼女の役が必要なのか、と思わざるを得ないでしょう。

それほど、いてもいなくてもストーリーには影響のない描かれ方をしていました。


それはアイルーも同じことだと思います。

まだアイルーは猫人間という特殊な見た目であり、料理長という、団体で行動する場合に必ず必要な役職をこなしているので、印象は強いですが。


話を基に戻しますと、ゲームによって構築された広大な世界観を表現するには、1本の映画では収まり切れないということで、映画化プロジェクトの最初の段階からシリーズ化を頭に入れて、映画製作がなされていたのです。

実写映画モンハン・エンディングの伏線



映画本編でもリオレウスは倒しましたが、元凶であるスカイタワーは残ったままで、これを破壊するミッションは全くの手つかずのままで終わってしまっています。

また、エンディングの後、スタッフロールの合間に、アイルー覆面の人物の姿が映し出されました。

今後、アイルーの活躍や、怪しげな覆面の人物がどのようにアルテミスたち一行に絡んでくるのか、想像を膨らませる伏線が張り巡らされています。

続編を見越してのアイルーの起用



実はアイルーに関しては、すでに製作スタッフがインタビューの中で続編を見越して登場させたことをうかがわせる発言をしていました

そのスタッフとは、「バイオハザード」以来、長年に渡りアンダーソン監督とタッグを組んできているデニス・ベラルディ

実写映画「モンスターハンター」でも視覚効果スーパーバイザーを務めている人物です。

そのデニス・ベラルディは、

    アイルーは今でこそ料理長だが、もともとはハンター顔負けの戦士だった。
    が、戦傷を受けて一線を退き、今は料理長を務めている。とはいえ、戦いの腕前は今でも一流のまま。

    性格がゆがんでいて、口答えすることも多々ある。
    が、一方で皮肉に満ちたユーモアのセンスと、年長者ならではの冗談が好きなおかしみを持つ側面もある。

    アルテミスとは特別でおかしな関係性を築いていくことになるだろう。

と、アイルーというキャラクターをより深いものにするための設定が、すでに考えられていることを明かしています。


つまりデニス・ベラルディも続編ありき、でいたことが伺い知れるのでした。

謎の覆面の人物



塔の上に深々とフードをかぶって、暗闇の中に潜む人物。

いったいどういった人物なのか、詳細は全く分かっていません。

が、明らかに今後、ストーリーに絡んでくる重要人物のにおいをプンプンさせています。


これは想像ですが、おそらくスカイタワーの存続を願い、その力を利用して利益を得ようとするような一派に所属する人物に思えてなりません

で、なければ、タワーに巣くうモンスターを倒しきれば、やすやすと主人公一行によるタワーの破壊が可能になるからです。

やはりそれでは映画として、面白くありません。

敵方の人物という可能性が高いと思われますが、皆さんはどう思われますか?


明確でわかりやすい伏線がいくつも残されているのも、今後続編で、そこら辺の話を膨らまして新たなストーリーを作っていく狙いでしょう。

映画「モンハン」の続きが出る可能性は?



では、映画「モンハン」の続きが出る可能性はどれくらいあるのでしょうか?


その答えはひとえに興行成績の出来にかかっていると言えるでしょう。

映画「モンハン」の興行成績



日本では公開されたばかりで今の時点で初週末の結果が出ていません。

映画「モンスターハンター」の公開初週末3日間の成績が発表されました。

その結果は、というと、

    興行収入:3億5846万7350円
    観客動員数:23万872人

です。


この数字をどう判断するかは、コロナの状況下ということも考えるとむつかしいかもしれませんが、興行収入ランキング1位の「シン・エヴァンゲリオン」と比べると、一桁違うほどの差をつけられています。

また、北米の初週末3日間の興行収入と比べてみると、同じくらいの結果となっています。

が、北米では翌週になると売り上げが半分程度と落ち込んでしまっており、そこからずるずると低評価を重ねてしまっていました。

そのことを考えると、第2週末の成績がどうなるか、がカギになりそうです。


日本以前に公開された世界的な興行成績を見てみると、かなり厳しい数字が並びます。


製作費は6000万ドルと発表されていますが、日本を除く興行収入は3180万ドルと半分くらいしかありません。

成功した「バイオハザード」は、製作費3300万ドルに対し、アメリカだけで4012万ドル、全世界で約1億300万ドルを稼ぎ出しています。


モンスターハンターはアメリカで1500万ドル弱と伸び悩み、頼みの中国でも「人種差別を示唆するセリフがある」という理由から当局に翻弄される形で、498万ドルしか稼げていませんでした。

コロナの混乱の中、ということもありますが、あまりに厳しい数字が並んでしまっています。

今後日本でどれだけ伸びるか?



取り合えず、製作費をカバーするためには日本で33億ほどの興行成績が必要となります。

ただ、製作費とトントンとなった場合、実際に映画製作にかかった経費はカバーできず、赤字ということになるのは、有名な話ですので、それだけでは続編の話はむつかしいのではないでしょうか。

取り合えず、初週末の興行成績がどのくらいになるのか、注目したいと思います

日本の公開初週末の興行成績は3億5846万7350円

33億円を稼ぐには単純にこのペースを10週続けないといけないことになります。

現実的には、かなり難しい数字なのではないでしょうか。

翌週の興行成績がどのようになるか、注目したいと思います。

考察のまとめ



実写映画「モンスターハンター

続編をにおわせるエンディングが話題となっていますが、制作陣はプロジェクトが立ち上がった時点で、すでにシリーズ化を視野に映画作成をしていたことが分かっています。

監督ポール・W・S・アンダーソンに至っては、すでに続編の脚本執筆をしているのだとか。


その話も、ゲームが持つ広大な世界観をきちんと映画で表現したいと考えたのであれば、納得の戦略です。

また、「バイオハザード」シリーズの成功体験も大きい理由でしょう。


が、現実的には興行成績の悪さが目についてしまいます

日本公開までに全世界で制作費の半分程度しか稼げていません。

果たして日本一国でこのマイナスを挽回できるのか?

そこに続編の命運が賭けられていると考えられます。












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