映画ヴェノム2のシュリークが超音波を使える謎やその他の能力を原作から解説!

映画「ヴェノム2」ではヴェノムと同じシオンビートであるカーネイジが壮絶な格闘戦を繰り広げます。

そのシーンではシュリークという異名を持つ特殊能力者フランシス・バリソンが戦闘に参加し、ヴェノムがカーネイジを倒すことができた理由となる重要なキャラクターとなっていました。

ですがこのシュリーク、一体どうやってその特殊能力を身に付けたのでしょうか？

今回は、映画内で感じながらも具体的に語られることのなかった謎を、原作のアメコミから「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」ではどのように扱われていくのかを考察してみたいと思います。

シュリークの超音波は持って生まれた能力!
まとめ

シュリークの超音波は持って生まれた能力!

映画「ヴェノム2」でカーネイジの宿主であるクレタス・キャサディの恋人として登場したフランシス・バリソン。

レイヴンクロフトという組織に長い年月拘束され、カーネイジに助けられた際にシュリークという異名を与えられました。

しかし映画内ではシュリークがなぜ、超音波を発せられる能力を持つのか、全く触れられていません。

登場シーンでは、「日に日に力が強くなる」と語っているだけです。

原作のアメコミにも登場するシュリーク。

原作内で語られている彼女が超音波を発せられる理由は、

彼女が生まれながらにして持っていた能力がとある事件をきっかけに覚醒したから

なのでした。

シュリークはミュータント!

シュリークは「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の登場人物で、初めてのミュータントキャラクターの登場ということになります。

では、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の今後のシリーズにウルヴァリンなどのX-メン・キャラクターたちが登場するか？というと、残念ながらその可能性は低いと言わざるを得ません。

その理由ですが、制作会社が違うため。

もともと「スパイダーマン」シリーズや「X-メン」シリーズなどはマーベルという会社の人気漫画でした。

それを映画化するにあたって、「スパイダーマン」シリーズはコロンビアが、「X-メン」シリーズは20世紀フォックスが、その権利を購入していたのです。

やがてコロンビアや20世紀フォックスはそれぞれソニーとディズニーに買収されました。

今では「スパイダーマン」シリーズは「ソニー・エンターテイメント」が、「X-メン」シリーズは「ディズニー」が制作しており、マーベルコミックのキャラクターだからといって、互いにキャラクターを無断で使用することはできなくなっているのです。

いっぽうでアベンジャーズシリーズでスパイダーマンが登場しているなど、ディスニー制作の映画に「スパイダーマン」シリーズのキャラが登城しているのは、ディズニーとソニーの間で合意が結ばれたからです。

以上のような理由で、今後、権利を所有する双方の制作会社が合意しない限り、スパイダーマンシリーズでX-メンキャラクターが登場することはありません。

原作から見るシュリークの生い立ちと超音波能力を手にした出来事

さて、原作のアメコミ、「スパイダーマン」シリーズに登場するシュリークですが、その設定はほぼ、映画のものと一緒です。

映画では彼女が主人公でないため、背景や歴史などが語られず、原作のほうがより深い設定が決められているのでした。

シュリークことフランシス・バリソンは幼少のころから実の母親から虐待をうけていました。

その後、成長したフランシスは違法ドラッグの密売人となり、悪の道を進んでいきます。

そしてその後に経験した二つのひどい事件がトラウマとなって完全に正気を失ったとされているのでした。

その一つは映画でも冒頭で描かれた警官による頭部狙撃事件。
原作ではこの狙撃した警察官がパトリック・マリガン警部ではありません。

そしてもう一つは、クラークという名とヒーローによってダークフォース異次元に閉じ込められたことでした。

一方で、このダークファース異次元に閉じ込めらたことにより、声を自在に操って音波として利用する力を覚醒させることができたのです。

さらにシュリークはその他の超人的能力も持ち合わせています。

シュリークが持つその他の能力原作アメコミを調べてみると、シュリークが持つ特殊能力や音声を操る以外に4つ、持っていました。その一つが飛行能力。さらには超音波を操ることによってシールドを作り上げることもできます。そして超音波を操る技術をさらに進化させることに成功したためか、ソニックエネルギーを両腕から発射させることもできるのでした。またもう一つ特殊な能力として、人々の心の中に入り込むことができます。人々の心の中に入り込んで、心の中にある恐れ、怒り、憎しみといった負の感情を巨大化させ、暴力的な行動を起こさせるように操れるのでした。シュリークは死んだのか?

さて、映画ではシュリークは大きな教会の鐘が吊るされている塔から地表に落下し、さらに彼女の上にその鐘が落下して下敷きになっています。

この一連の流れを見れば、彼女は死んでしまったかのように見えますね。

が、本当にシュリークは死んでしまったのでしょうか？

死体がはっきりと映し出されたわけではないので、これで死んでしまったとするのは早計でないでしょうか？

原作のシュリークの設定で彼女が使える特殊能力のことを考えてみてください。

彼女は飛行能力を持ち合わせていました。

ですので、落下中にその能力が覚醒して地面にたたきつけられるのを防いだ可能性はあります。

また、他の能力としてソニックフィールドのシールドを形成することができます。

つまり落下してきた鐘の直撃をそれで防いだ、と言えなくもありません。

特に鐘は中が空洞ですので、そのくぼみに上手くはまれば特殊能力がなくても助かる可能性が高まります。

今後、「ヴェノム」シリーズや「スパイダーマン」シリーズがいくつも制作されることは想像に難くありませんし、そうであればヴェノムだけでなくシュリークというヴィランズの存在は、活躍させない手はないと思います。

おそらく、今後シュリークを続編に登場させるため、ぱっと見には即死のように見せかけて、よくよく考えると本当に死んだかどうかを明確には分からないようにしたのだと考えられます。