アニメダンジョン飯で魔力酔のライオスが聞いた幻聴のついて考察

アニメーション

アニメ「ダンジョン飯」でマルシルから魔法を教えてもらい、ライオスは手始めに治癒系の魔法にチャレンジしてみます。

ファリンから教えてもらっていたこともあったため、マルシル曰く血筋柄なのか、飲み込みは早い方とのこと。

ただ、ライオスは生まれて初めて、きちんと魔力を使用したことで、魔力酔を起こしてしまうのでした。

その症状ですが、二日酔いや風邪を引いたときのものとは、とても比べ物にならないくらい、不快なもので、立っていられなくなるほどのものでした。

その不快な症状の一つに、幻聴が聞こえる、というものがありました。

このときに聞こえた幻聴の内容から、もしかしたら裏があるのでは、という疑いを持ってしまったので、今回はそのことについて、記していくことにします。







アニメダンジョン飯で魔力酔のライオスが聞いた幻聴のついて考察

生まれて初めて、ライオスはまともに魔力を使って魔法を唱えました。

そしてその代償として、想像もつかない大きなものを払うことになったのです。

まず、体がふらついて立っていられなくなり、体を支えることもできずに床に突っ伏してしまいます。

そして症状は段々と重くなり、体の内部を何かが這い回るような、感覚に襲われます。

さらに、目を開けていてもつぶっていても、動いている極彩色が見え、さらには、誰かの話し声が聞こえてくるのでした。


原作の漫画では誰かの話し声は幻聴ではないか、と疑い、その会話は古代の言葉で意味がわからないように描かれています。

しかしアニメでは聞こえてきた幻聴は「助けて」「死なせて」という言葉でした。

これは一体、どういった意味を背後に隠しているのでしょうか?

「助けて」「死なせて」の意味

ライオスが幻覚と疑った、誰かの話し声。

    「助けて」
    「死なせて」

といったものでした。

この言葉の意味を考えると二通りの答えが導き出せると思います。


その一つは、ライオスの心が願っている無意識が幻覚として他人が話しているように聞こえた、というものです。

ライオスはとても不快な状態で、身動き一つできずに床に倒れています。

その際の心境としては、誰かに助けをお願いしたい、というものでしょう。

また、もう一つの「死なせて」という言葉についてですが、これもライオスの今の心境が影響して幻聴を聴いたと考えられます。

つまり、今の身動きが取れないうえに、理由のわからないものを見させられている状況でしかも自分がそこから抜け出さないとわかったわけです。

そうなればいっそ人思いに、と感じてもおかしくはありません。

その心境を反映して「死なせて」という幻聴が聞こえたというわけです。


この節の他にもう一つ、考えられる可能性があります。

それは、魔力酔いにより聴覚が、特別な状況にあったため、ゴーストの声を聞こえる様になり、実際に「助けて」「死なせて」という言葉を聴いた、というものです。

迷宮に閉じ込められているゴースト達

以前に登場したタンス博士も話していましたが、この迷宮には、死んでも成仏することができない、呪いがかけられていたのです。

また、その副作用か、ゴーストになっても自我を失っていない者も多くいました。

そういったゴースト達が、満身創痍になりながらもレッドドラゴンを倒した4人に希望を見出さなかったといえは嘘になるでしょう

そのため、ゴーストが、本当にライオスに助けを求めた可能性はゼロではありません。

おそらくは、魔力酔いによって、ゴーストとの会話もできるのではないか、と考えています。

ネタバレ・魔力酔の幻覚は幻ではなかった

上記したように、この迷宮には狂乱の魔術師によって、死ぬことが許されていません。

そしてゴーストになっても自我を保っている者も存在していました。

そんなゴーストがライオスに助けを求めていたのかもしれません。

ライオスにだけ聞こえたため、幻聴だと思ったのだと思われます。

しかしこれは魔力酔いによって近くの一部が敏感になるという副作用が起こったため、という説明で、理解ができます。


実はこの後、ゴーストが自らを助けてほしいがために、ライオスたちを助けるという行動をします。

ゴーストは狂乱の魔術師が倒されれば、迷宮にかけられた呪いもとかれ、晴れて成仏できるようになった救われるのでは、という可能性に望みをかけていたのでした。

まとめ

今回はライオスが魔力酔いによって動けなくなった際に聞こえた幻聴について考察してみました。

ライオス自身が不快な状態で全く動けずにいたため、無意識に望んでいた、助かりたい、助からないならいっそのこと死んで、不快な状態から開放されたい、という思いが幻聴として聞こえた、という可能性が考えられました。

一方で、迷宮に閉じ込められているゴースト達は、本当に助かりたい、死んで成仏したい、と願っています。

その思いを魔力酔いによって鋭敏になったライオスの知覚が、感知し、幻聴のように聞こえた、という可能性もあり得ると思いました。

原作の漫画では、幻聴が聞こえる、と言う記述だけで幻聴の内容まで明らかになっていません。

アニメではあえて「助けて」「死なせて」と聞こえる声の内容を明らかにしています。

ですので、この幻聴と思われた声は、今後の展開で存在が明かされる、ライオスたちに狂乱の魔術師を倒してほしいと願うゴーストの存在の伏線と考えたほうが自然だと思うのでした。









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