アニメダンジョン飯カブルーが死体回収屋を水の中に沈めた理由をネタバレ!

アニメーション

アニメ「ダンジョン飯」でライオスたちを追いかけて迷宮の深層へ向かっていたカブルー達は、実力不足で魔物たちの奇襲に気が付かず、全滅しました。

再度、ライオスたちに水没しないように助けられ、その後、タンス達によって発見されて蘇生してもらうのでした。

実力不足を痛感したカブルー達は一度地上に戻ろうとします。
そこで彼らの後をつけてきていた死体回収屋のパーティーによって魔法をかけられ、危うく同士討ちをしてしまう羽目に。

カブルーの機転で危機を脱し、死体回収屋の悪だくみを見抜いて返り討ちにした後、彼らは死体回収屋全員の遺体を水の中に沈めてしまいます。

今回は、この、カブルー達が死体回収屋の遺体を水の中に沈めてしまった理由のネタバレを解説していきたいと思います。







アニメ「ダンジョン飯」カブルーが死体回収屋を水の中に沈めた理由

カブルーが始末した死体回収屋全員の遺体を水の中に沈めた理由ですが、それはタンスがカブルー達を蘇生した際に、発言していました。

    「そのままだったら、魚の餌になっていただろう」

カブルーは死体回収屋全員を魚の餌にしてしまうために、水の中に沈めていたのでした。

では、なぜかブルーは彼らを魚の餌にしてしまおうと決心し、行動にうつすしたのでしょうか?

「ダンジョン飯」の世界は蘇生や回復が容易

「ダンジョン飯」の世界では蘇生や回復が魔法によって非情に容易です。

カブルー達も2度全滅していながら、復活していますし、ライオスやマルシルも死亡を経験しています。

しかし、魔法が使えるこの世界では、遺体の状態による難易度はあるものの、復活させることは不可能ではありません。

骨だけになったファリンでさえ、禁断の古代魔法を利用したという特殊な点はあるものの、復活してライオスたちと再会しているのです。


とはいえ、どのような状態でも死者を復活させられるわけではありません。

死んでから時間がたち、血肉の損傷と喪失が大きければ大きいほど、復活の難易度は跳ね上がっていきます。

そして遺体がなければ、復活はできません。

ファリンの復活も、ファリンの骨格を手に入れることが必要十分条件であり、それなくしては古代魔法を使ったとしても、蘇生させることはできませんでした。

逆に言えば、蘇生させたくない相手であれば、遺体を他人から見つからないようにしてしまうことで、完全にこの世界から抹殺することができるということになるのです。

カブルーの過去をネタバレ

カブルーにとって死体回収屋のメンバーは、決して復活させたくないと思うほど、嫌悪した相手でした。

その理由は、カブルーの過去のトラウマが原因であり、彼が迷宮に潜って冒険をしている最大の理由でもあります。

カブルーは子供のころ、シングルマザーに育てられていました。

彼らはとある町で小さな食事処を経営して生活していたものの、突如拡大した迷宮が町の地下に現れ、そこから出現した魔物によって、彼の母は殺されてしまったのです。

それ以来、カブルーは魔物と迷宮を憎み、迷宮の存在を失くすための方法を求めて冒険者になったのでした。

彼が迷宮に潜る理由は、ずばり、迷宮の存在を消してしまうこと。

その理由を探すために、冒険者をしているのです。


ところが、現状はというと、迷宮をどうにかしようという冒険者の数は減り続け、迷宮によって得られる利益で生活の糧を得ている冒険者が増えてきていました。

魔物を狩り、その亡骸で商売をしているのはまだいいほうで、中には冒険者をだましたり、報酬を横取りしたりして己の利益を得ている悪徳冒険者も出始めていました。

今回カブルーによって倒された死体回収屋もそういった冒険者の一味です。

死体を回収して地上に持って帰ってくれば、報酬がもらえ、しかも持ち帰った階層によって値段も変化します。

深いところからの死体回収はより高い報酬がもらえる仕組みになっていますが、彼らのように冒険者が死体になるまで待ったほうが、戦闘で苦戦している最中に手助けするよりも利益になるという発想で行動することもあるわけです。

さらに悪どい冒険者なら、自分で死体を作り出して、地上に持って帰ってくることも両親が痛まずに、実行するでしょう。


カブルーは迷宮の魔物によって地上の人々が災難を受けること無くすために、迷宮を探索しています。

しかし今回の死体回収屋は自己の利益を上げるために迷宮を利用しており、彼らにとって迷宮がなくなることは、金儲けができなくなることを意味するため、迷惑以外ありませんでした。

迷宮のために、愛する母を失ったカブルーにとって、迷宮は一日も早く、消滅させなければならない存在であり、それを邪魔するだけの存在である、悪徳冒険者は、彼の目的の障害物になるだけの存在です。

ですので、カブルーは、彼らが蘇生されないように、遺体を水の中に沈めたのでした。

水の中に沈んだ死体回収屋の未来は魚の餌

ところで水の中に沈んだ死体回収屋の遺体はどうなるのでしょうか?

「ダンジョン飯」の世界でも水中に投棄された遺体の未来は、現実世界と変わりはないでしょう。

腐敗が進み、魚や水中動物によって死肉は食され、やがて骨だけになってしまうはずです。

蘇生させるためには、この一連の流れが進む前に、遺体を回収して蘇生魔法を欠ける必要がありますが、水深い場所に沈められたのであれば、遺体か衆はまず不可能。

彼らが生き返る可能性はほぼないものと思われます。

そして肉体を失った魂は、迷宮にかけられた呪いによって、成仏することなく、迷宮が消滅するまで永遠に迷宮内をさまようゴーストとなってしまうのでした。

まとめ

アニメ「ダンジョン飯」でカブルーが死体回収屋を水の中に沈めた理由をネタバレ込みで解説してきました。

沈めた理由は、彼らを蘇生させたくないため。

水の中に沈められた遺体は魚のえさとなり、血肉が失われると、魂をつなぎ留めておくことがむつかしくなって、蘇生魔法も成功しなくなります。

そしてカブルーが死体回収屋達の復活を望まなかった理由は、彼の過去の悲劇に関連していました。

迷宮から現れた魔物に母親を目の前で殺された過去を持つため、同じような悲しみを繰り返さないために迷宮の消滅を願って、カブルーは冒険に出ています。

同じ目的の冒険者には協力を惜しみませんが、迷宮があることで生計を立て、迷宮によって利益を得ている相手は毛嫌いしています。

とくに迷宮を使って他人を陥れ、自己の利益だけを得ているような冒険者は、その存在すら、許していないのです。

ですので、カブルーは、彼らの遺体を水中に沈め、魚の餌にして、二度と復活できないようにしたのでした。









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