アニメ「俺だけレベルアップな件」の主人公の水篠旬とその仲間たちは突如現れた二重ダンジョンの奥でとんでもなく強い敵に遭遇してしまいます。
その場所はいくつもの巨神像があり、「カルテノン神殿」という場所であることが、壁に掲げられていた石板からわかったのでした。
そこで絶望的なクエストをクリアしないといけなくなり、多くの仲間が死亡していく中、最終的に水篠はクエストをクリアして、物語は進んでいくのですが、この「カルテノン神殿」という名前が少し気になりました。
はたしてこの「カルテノン神殿」、何か元ネタはあるのでしょうか?
今回はカルテノン神殿の元ネタについて考察していきたいと思います。
アニメ「俺だけレベルアップな件」のカルテノン神殿の元ネタを考察
このカルテノン神殿での絶望的なクエストは、今後、水篠が無双キャラになっていくための重要なイベントとなっています。
またネタバレですが、原作ではS級ハンターまで強くなった水篠がまた、カルテノン神殿に帰ってくるのでした。
さて、この「カルテノン神殿」のカルテノンという言葉は、何か元ネタはあるのでしょうか?
カルテノンという言葉は存在しない
いろいろと調べてみましたが、「カルテノン」という言葉自体、存在しませんでした。
明らかに作者による創作言葉です。
では、何かモデルになるようなものはあったのでしょうか?
パルテノン神殿のパクリ?
「カルテノン神殿」という言葉から連想されるとしたら、やはりどうしてもギリシアのアテネにある「パルテノン神殿」になると思います。
最初の一字しか違いませんし、同じ「あ」の母音であることから響きからもそっくりです。
ちなみにカルテノン神殿を英語表記した場合、「Cartenon」となるそうです。
パルテノン神殿のほうは「Parthenon」となり、最初の綴りが「C」と「P」と異なるほか、「t」の後に「h」が入るかどうかの違いがあります。
またギリシア語や英語の発音では「パルテノン」というよりは「パセノン」という響きのほうが正しく聞こえる
「Cartenon」で調べてみても「俺レべ」に関する検索結果しかでてきませんので、英語表記でも創作された言葉であることが判明しました。
パルテノンという言葉の由来
どうやらカルテノン神殿はパルテノン神殿から名前を作り出されたものだと思われます。
ところでこの有名な「パルテノン神殿」、パルテノンとはどういった意味なのでしょうか?
「パルテノン」とはおとめ座である「処女宮」から名づけられたとされています。
その理由として、神殿内にこの名前が付けられる由来となった特別な部屋が供えられていたから、というものでした。
しかしその部屋がいったいどのような部屋であったのか、また神殿内のどこに作られていたのか、については諸説があって、はっきりとした定説は決まっていないそうです。
さらには「処女」という言葉からアテネという都市の安全を祈願するために処女がささげられたから、という説を唱える意見もあるそうです。
まとめ
アニメ「俺だけレベルアップな件」で登場するカルテノン神殿。
この神殿の名前の元ネタについて調べ、考察してみました。
「カルテノン」という言葉はこのアニメ以外には存在せず、作者の創造物であることがわかりました。
そして元ネタはおそらく有名な「パルテノン神殿」からきていると思われます。
とはいえ、パルテノン神殿で「俺レべ」内で描かれたような、ほぼクリア不可能な、死亡率の高いクエストが課された、といった事実はなく、名前以外に親密性は見つかりませんでした。
また、パルテノンの名前の由来は星座のおとめ座を指す「処女宮」からきているそうです。
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