アニメ「ダンジョン飯」で狂乱の魔術師によってキメラにされてしまったファリンがライオスたちの前に登場します。
探し求めていたファリンの変わり果てた姿に戸惑うライオスとシュロー、そしてマルシル。
そんな彼らの前で、その姿にふさわしいほどの強さを見せつけ、3つのパーティー、計16名もいた冒険者が次々と殺されていくのでした。
今回はファリンキメラの強さの秘密と、7名も犠牲者を出してしまった理由についての考察をしていきたいと思います。
アニメダンジョン飯のファリンキメラはなぜ強いのかを考察
アニメ「ダンジョン飯」で狂乱の魔術師によってキメラにされてしまったファリンは、その姿そのままの強さを見せつけます。
なぜそこまで強いのか、を考えてみると、やはりレッドドラゴンの血肉を使って蘇生したことが関係あるのではないか、と思えるのでした。
狂乱の魔術師はデルガル探索のために、わざわざレッドドラゴンに命じていました。
その理由と考えるに、冒険者の存在があったと思います。
魔術師の目と称された翼竜を多数、探索に向かわせたほうが、見つかる確率が上がると思いますが、冒険者と遭遇した際に、簡単に排除されてしまうという点を考えると、レッドドラゴンを使用したことも納得がいくのではないでしょうか。
実際、ライオス一行もレッドドラゴンと戦って多大な損害を出し、ファリンの魔法で命からがら脱出しています。
迷宮中、デルガル探索を行うためには、その途中で出会うであろう冒険者を排除するだけの力が求められるわけです。
レッドドラゴンの代わりにファリンをデルガル探索に命じた場合、やはり同じように冒険者に対応できるだけの力が必要になります。
だからこそ、あそこまで強いキメラにしたと考えると、納得がいくのではないでしょうか。
キメラとの戦闘で7名が死亡した理由とは
次にファリンキメラとライオス、カブルー、シュローの3パーティーが戦った際に、7名もの死者を出した理由を考えてみたいと思います。
殺されたメンバー順に考えると、その理由がはっきりと見えてくるのでした。
不意を打たれたマイヅルたち
マイヅル、ヒエン、ベニチドリの3名は、食事中に襲ってきたハーピーの退治を行っていたところを襲われて死亡してしまいました。
空飛ぶ魔物、ハーピーがちょこまかと飛び回るため、彼らを追い回すのに気を取られすぎて、ファリンキメラに不意を打たれたと考えられます。
ファリン自身に、シュローのパーティーのメンバーについての知識はありませんでしたので、忍者対策として先にハーピーをけしかけて、不意をついた、とは考えにくいと思います。
ただ、ハーピーを囮にして、深追いして田のメンバーから離れた冒険者を先に始末する、という作戦は、考えついていたかもしれません。
そうであれば、マイヅルたちはまんまとその罠に引っかかったということになります。
戦力の逐次投入
続いて被害者となったのはカブルーたちのパーティーの前衛職の2名でした。
シュローとライオスはファリンの変わり果てた姿を見て驚き、通常のような冷静な対処ができないでいました。
更にシュローは3人のマンバーを失い、イヌタデとアセビしか残っていません。
そのアセビは戦闘中にいなくなってしまっており、イヌタデにはとんでもない指令を、シュローは出してしまって、その結果イヌタデは早々に戦力外となってしまう失態を犯してしまうのでした。
唯一、ファリンキメラを迎え撃つことのできたカブルーのパーティーですが、もともと実力不足の上、できれば協力して、他のメンバーと一緒に攻撃を加えたいところであったのに、クロとダイアだけでファリンを攻撃してしまっています。
いちおう、ホルムのウンディーネ召喚が間に合い、連携した攻撃を行うのですが、それでも3名だけの攻撃では、ファリンキメラを止められるわけもなく、ウンディーネを魔法で消滅させられ、クロとダイアも一撃で殺されてしまうのでした。
ファリンキメラの力が不明のまま戦う
その後、カブルーとリンシャ、ライオスのコンビネーションでファリンの体に、人間であれば一撃で即死するほどの急所攻撃を立て続けに加えます。
が、キメラと化したファリンには、人間部分の急所だけでは死に至らしめることができないのでした。
そんなファリンキメラに対し、熱くなって攻撃のみに意識が集中してしまったリンシャは、攻撃魔法をまともに食らって、死亡してしまいます。
カブルーもファリンの体の急所に近接の間合いで攻撃をしたのですが、それでファリンキメラを倒すことができず、近寄りすぎたことが災いし、反撃の一撃を避けられずに殺されてしまうのでした。
失敗の中から次の手がかりを見つけ出す
とはいえ、カブルーから受けた傷のダメージは大きかったようで、ファリンキメラは逃走します。
後を追うことに決めたライオスですが、あまりの強さに心配する他のメンバーをよそに、今回の戦闘で得たファリンキメラの特徴から、次のときの打開策の糸口を見つけ出していたのでした。
まず1つ目は、ファリンの体の部分の急所に攻撃を加えても死ななかったことから、他の部位にも身体全体を動かすだけの、臓器組織があることに気が付きます。
続いて2つ目に、ファリンキメラは魔法も唱えることができるため、その対策を考えておかないといけないこともわかります。
さらにライオスは、キメラの構造から、弱点となりえるとある仮説を導き出し、次回の戦闘には、その仮説に基づいて建てられた作戦で対することになるのでした。
まとめ
アニメ「ダンジョン飯」で登場したファリンキメラの強さについて、考察してみました。
そしてそのついでに、ファリンキメラとの最初の戦闘で、なぜ7名もの死者を出したのか、についても考えてみたわけです。
ファリンキメラの強さは狂乱の魔術師によって作られたと考えていいでしょう。
その理由として、デルガル探索を続けていく際、遭遇するであろう冒険者を独自で排除しないといけないため、それに見合った強さを持たされたのだと思います。
そしてファリンキメラとの戦闘で7名もの犠牲者を出した理由についてですが、
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・不意打ちを行ったことで3名
・ファリンの変わり果てた姿に驚きすぎたため、連携した攻撃ができなくなった
・逐次投入される戦力を各個撃破で3名
・魔法が使えることに気が付かれなかったため警戒していなかった1名
という感じで犠牲者が増えていったのでした。
とはいえ、魔物好きのライオスは、ファリスキメラに対して、生物としてのいくつかの疑問点と判明した真実を、今回の戦闘で得ました。
これにより、次回の戦闘では、より準備をして、再戦できるようになったのでした。
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