地獄楽・宗師とは誰?老いたヂュジンが復活した飲み物は仙薬?

アニメーション

アニメ「地獄楽」で画眉丸が戦った天仙。

典坐を殺した相手で、画眉丸も相討ち覚悟の攻撃で共倒れを狙うのがやっとでした。


その後、島を統べる7人の天仙の会合で、彼らが宗師と呼ぶ人物を崇めていることが分かります。

そしてヂュジンはリエンから渡された飲み物を飲んで老いた姿から復活していました。


彼らが崇める宗師という人物はいったい誰なのでしょうか?

そしてヂュジンが飲んで復活した飲み物は仙薬なのでしょうか?

今回はこれらの疑問をネタバレ込みで解説していきたいと思います。







地獄楽で天仙達が崇める宗師とは誰?

画眉丸たちが出会ったホウコという木人の話では、神仙郷と呼ばれる島は7人の天仙が侵入者を皆殺しにしているとのことでした。

つまり、この島の中で一番偉い存在で、他の存在の生殺与奪権を持っていると言えます。

そんな天仙が崇める宗師という人物。

果たしてどのような存在で、どんな人物なのでしょうか?


その謎は、後々明かされますが、実は秦の始皇帝に仕えた徐福という人物でした。

秦の始皇帝に仕えた徐福

「キングダム」で有名な秦の始皇帝は中国を統一したのち、不老不死の体を手に入れたいと望むようになります。

そんな始皇帝の願いを利用することで富を得ようとした代表的な人物が徐福である、と中国の歴史書には記されているのでした。

中国の歴史書として有名な「史記」の中に、始皇帝に対して「東方の三神山に長生不老の霊薬がある」と進言し、そこに住む1000才になる仙人を連れ帰る、と言ったと記されています。

その狙いは、そのための準備に必要な出資を始皇帝に出させ、それによって富を得たいというものだ、と信じられているようです。

その証拠に出資させた後も全く探索の旅に出ずにいて、始皇帝が巡行に来た際にそのことがばれてしまった、という事件が起きていたのでした。

その場は、風に邪魔されるとかいう、摩訶不思議な言い訳をして何とか命拾いをしたものの、始皇帝に疑念を持たれてしまい、出港せざるを得なくなってしまった様です。

その後、3,000人の童男童女(若い男女)と百工(多くの技術者)を従え、財宝と財産、五穀の種を持って、東に向かって船出をしますが、行方知れずとなってしまいまうのでした。

しかし、始皇帝が死去したことで徐福を探すものはおらず、日本で王になっただとか、台湾に流れ着いた、などの伝説だけを残して、徐福は歴史から消えたのでした。







ネタバレ・徐福がこの島を作り出した

アニメ「地獄楽」では東に向かって船出した徐福の一行がたどり着いたのがこの島である、という設定になっています。

そしてこの島で徐福は不老不死の仙薬を作り出す研究を行ったのでした。

徐福は人間をはじめ、生物、そして命を持たない無機質なものもすべて氣(タオ)という力によって存在していることを突き止めます。

それだけでなく、この氣を自在に改造する術にまでたどり着き、生物同士の氣を掛け合わせたり、継ぎ足したりして不老不死の実現を目指したのでした。

島の中にいる門神や竈神、気味の悪い虫たちやホウコ、天仙でさえもこの徐福の技によって生み出されたのです。

老いたヂュジンが復活した飲み物は仙薬?

画眉丸たちが神仙郷と呼ばれる島に到達した時点で、実は不老不死の仙薬は完成していませんでした。

老いることも死ぬこともないという天仙ですら、生きていくための氣を消費しており、その消費した氣を補充するために、丹を摂取する必要があったのです。

ヂュジンが飲んで復活したのは丹であり、いうなれば不完全な不老不死の仙薬ということになります。


この丹は人間から採取するのが一番手っ取り早く、そのために島の外部から人間が島にやってくるように仕向けるためにしていたのでした。

いうなれば将軍・徳川斉慶がこの罠に引っかかり、10名の死罪人と監視役としての山田浅エ門を送り込んだことになります。

まとめ

アニメ「地獄楽」にて天仙が崇める宗師という人物は、秦の始皇帝に不老不死の仙薬が東方の三神山にあると吹き込んだ徐福でした。

天仙が徐福を崇めるのは、実は天仙は徐福によって作り出されたから、なのです。

天仙は徐福を助け、不老不死の仙薬を完成させる研究を続けているのでした。


また画眉丸との戦いで鬼尸解を行ったヂュジンが、氣を消費しすぎたために老人のような姿になっていたわけですが、そのヂュジンにリエンが渡した飲み物で復活しています。

この飲み物こそ、仙薬なのですが、まだ完全に完成しているわけではありません。

天仙が飲めば回復するのですが、人間が飲めば高い確率で花化してしまう、出来損ないの仙薬なのです。









コメント

タイトルとURLをコピーしました