アニメ「地獄楽」では、神仙郷の島に仙薬探しとして10名の死罪人とその監視役が送られました。
しかしそれだけでは不足と感じたらしく、幕府は追加組の派遣を決定します。
その追加組には3名の山田浅エ門が同行することになりました。
殊現、威鈴、清丸の3名です。
しかしなぜ、彼ら3名は先発隊の監視役に選ばれなかったのでしょうか?
今回はその理由を考察してみたいと思います。
地獄楽・追加組の殊現が監視役に選ばれなかった理由を考察
殊現が監視役として選ばれなかったのは、序列第2位という立場が最大の原因だったと考えられます。
序列第1位の衛善が監視役として行く以上、残された山田浅右エ門を束ねていくという責任は序列第2位の殊現が、当然、行わなくてはならないからです。
この任務中にも打ち首の仕事が発生しないとも限らず、その場合に山田浅右エ門の名を汚さない、見事な打ち首仕事をしなければなりません。
そしてその重責を序列第2位の殊現が負わなければならなかったがため、監視役から外された、と考えられるのです。
地獄楽・追加組の威鈴が監視役に選ばれなかった理由を考察
威鈴は源嗣の実の妹です。
源嗣の言動をまるで鏡に映したかのような、頭の固い性格の威鈴。
おそらく源嗣のいうことに反論することはできなかったに違いありません。
源嗣は佐切に対して、彼女が女性だからという理由で、この監視役の仕事に向いていないと決めつけ、彼女の安全を心配しているという理由もくっつけて島から出そうとします。
そしてその親切心は、相手の気持ちを一切考えない、まさに親切の押し売りともいうべきパワハラ。
同じことが実の妹である威鈴に対しても行われていたとしても不思議ではありません。
おそらくは、それが理由の大きな部分を占めることで、監視役に選ばれなかったのではないでしょうか。
地獄楽・追加組の清丸が監視役に選ばれなかった理由を考察
清丸は年齢が若く、分道場の門下生という立場です。
山田浅エ門の中でも本道場と分道場との差別があったようで、清丸はそのような不公平な扱いに対して不満を募らせていました。
おそらくは年齢がネックになったと思うのですが、分道場出身ということも、監視役に選ばれなかった理由なのかもしれません。
まとめ
追加組として神仙郷の島に上陸した殊現、威鈴、清丸。
彼らがなぜ、先行した10名の監視役の一人として選ばれなかったのかを考察してみました。
殊現は立場上、江戸に残って、普段の山田浅エ門の仕事を遂行するという責任がありました。
このことが、選ばれなかった一番の理由だと思われます。
威鈴と清丸は女子供であることから外されたという面があるでしょう。
それに加え、清丸は分道場の出身。
山田浅エ門にも差別をする土壌があったと思われます。
威鈴は実の兄である源嗣の影響力があるような気がします。
源嗣の佐切に対する対応を見ていると、威鈴に対しても同じような反応をしたのではないでしょうか。
以上が3名が監視役に選ばれなかった理由です。
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