地獄楽・強さの種のネタバレ!佐切が画眉丸に言った自分の情から逃げない事の意味とは

アニメーション

アニメ「地獄楽」で佐切が画眉丸にいう意味深なセリフがあります。

    それは弱さじゃない
    強さの種よ

ここで佐切の言う、「強さの種」とは、一体どういうことなのでしょうか?


実は、この「強さの種」は今後、ストーリーが進んでいくにしたがって、大変重要な、アニメ「地獄楽」のメインテーマの一つとからんでくるのです。

今回はその、「強さの種」という言葉について、ネタバレ込みで解説していきたいと思います。


注意

今回の紹介は完全なネタバレを含みます。

アニメの続きを視聴していくと詳細に語られますので、ネタバレを好まない方にはブラウザバックを推奨いたします。







地獄楽・『強さの種』のネタバレ!

佐切のセリフで登場する「強さの種」

実は、アニメ「地獄楽」で扱っているメインテーマの一つに密接にかかわる重要なキーワードなのでした。

言葉自体の意味をネタバレすると、

    「一切の自分を受け入れることが真の強さを得る鍵」

ということになります。

では、それはいったいどういう意味なのでしょうか?

最初は佐切のセリフで登場

佐切が、

    それは弱さじゃない
    強さの種よ

と画眉丸にいうシーンは、以下のようなシチュエーションとなります。


極楽浄土の島に着いてから画眉丸が佐切を殺そうと襲い掛かるシーン。

激しい戦闘を繰り広げますが、画眉丸は佐切を組み伏せ、とどめの一撃をおろすところまで追い詰めしました。

が、画眉丸は佐切に対して情を感じてしまい、佐切に最後の一太刀を加えられずにいます。


画眉丸は自分が弱くなったと困惑し、このままではこの島から生きて帰ることはできないと嘆きます。

そんな画眉丸に、佐切は、

    それは弱さじゃない
    強さの種よ

と諭すのでした。


この時、佐切はずっと抱えてきた自分の悩みを画眉丸の考え方から、乗り越えられそうなヒントをつかんでいました。

佐切は、人を殺すことに迷いを感じなら、打ち首執行人を続けてきていたのです。

そしてその佐切の心の乱れは、高位の山田浅ェ門には、簡単に感じ取れるものでした。

    どうすれば、殺すことに迷いを感じず、人の首を落とせるのか?

そのことを悩み続け、殺しても当然という極悪人が相手であれば、迷いを感じることなく、剣を振るうことができるかも、と考えた時もありました。


しかし佐切は画眉丸が他人の命を奪う場面を見て、殺すことを迷わないようにすること自体が間違いだったのでは、と気が付きます。

それよりも、殺した命を背負う覚悟を持つこと、が必要だったのでは、と気が付くのです。


しかしその後、人を殺すことが平気で何も感じていないと思っていた画眉丸も、本当は何かに耐えていることに気が付きます。

そのことがわかった佐切は、死罪人の首を落とすお役目に対して、自身が感じる情に向き合うことができるようになったのでした。







謎の少女メイのセリフにも

この後、画眉丸と佐切は、島のことに詳しい謎の少女メイと出会います。

そして彼女からも

    強イハ弱イノ実
    弱イハ強イノ種

という言葉を聞くのでした。


それは画眉丸が、この島に住む化け物の中ボスと戦っている最中の出来事。

中ボスは魔法のような摩訶不思議な力を操って戦っていたのですが、実は画眉丸もその力を持っており、それを操る方法を教える際に、一番大切なものとして、このセリフを伝えたのです。


画眉丸はその言葉の真意を、強い心と弱い心、どちらも素直に受け入れて二つがぐるぐると絡み合っている感覚でいることが大切だ、と理解します。

つまり、陰陽の考え方であり、この心構えができた時に、島の上位階級にいるとされる中ボス以上の敵と、対等に戦えるようになるのでした。

ネタバレ・氣を操る為に必要な感覚

ここからストーリーが進むにつれてだんだんと明かされる「地獄楽」の重要な用語の一つについてのネタバレを紹介していきます。

ネタバレを好まない方には、これ以上の読み進めをやめて、ブラウザバックを推奨いたします。


アニメ「地獄楽」の世界には「タオ」と呼ばれる氣というエネルギーが、生物だけでなく、すべてのものにある、という設定になっています。

そしてこの氣を使って、不老不死の術を完成させようとしている天仙と呼ばれる存在が、この島には存在しているのでした。

この氣とは、陰陽の力で増強することができ、姿を自在に変えられる天仙は男性と女性の姿に、交互になること等で、自身の力を高めることができます。


彼らに対抗することになる画眉丸や佐切達一行は、天仙のように性別の変化等はもちろんができません。

ですので、自身の精神状態の変化、強気と弱気といった相反する感情を、どちらか一方を否定するのではなく、両方の感情を認めることで、氣の力を増強させることができるのでした。

佐切が画眉丸に言った自分の情から逃げない事の意味とは

    「自分の情から逃げない」

この意味を考えるとき、相反する感情を受け入れることによって、自身の中にある氣の力が増強することを考慮に入れると、わかりやすいのではないでしょうか。

つまり、「情」を感じている事実を、見て見ぬふりをするのではなく、また、弱い心だと打ち消すことでもなく、正直に感じていることを認める、ということです。


弱さを認めること、弱い自分を受け入れることで、画眉丸は初めて相手の弱さも感じられる、と実感した感想を述べています。

つまり、相手のすべての力の構造が感知できるようになり、一見すると対応策がないような相手でも、弱点を感じることができるようになるということでした。

まとめ

佐切が画眉丸に言った「強さの種」という言葉についてネタバレ込みで、どのような意味があるのかを紹介していきました。

自分の弱さを認めることで、より強い自分が手に入る、という意味なのですが、それ以上の意味が、実は込められていたのでした。


それは、このアニメ「地獄楽」のメインテーマの一つ、氣というエネルギーを使いこなす為に必要な心構えだったのです。

すべての自分を素直に受け入れることで、氣の力が増強し、また相手の氣も感知することができるのです。

今後、ストーリーが進むにつれ、この秘密を知った画眉丸や佐切、そして仲間たちが、この島のボスともいうべき天仙という敵と戦っていくことになるのでした。









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