アニメ「鴨乃橋ロンの禁断推理」に登場する謎の組織M家。
それはモリアーティという姓の一家を長とする犯罪組織であることがわかりました。
彼らは犯罪計画を立案し、手下や組織外の協力者に実行させるという手段をとっており、「世間の未解決事件の大半はM家が関係した犯罪」だと言われております。
鴨乃橋ロンの奇妙な癖出会ったり、首についた96という数字と傷あとにも関係していることが匂わされており、最終的なラスボス的存在であると言えるでしょう。
一方でこの「M家」や「モリアーティ」とは、いったい何が元ネタなのでしょうか?
今回は「M家」や「モリアーティ」について、ネタバレをしていきたいと思います。
鴨ロンに登場するM家・モリアーティとは?
アニメ「鴨乃橋ロン禁断推理」に登場する「M家」
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すべての犯罪は「M家」に通ずると言われ、起こした事件は100%迷宮入りする史上最悪の犯罪一族。
優秀なBLUEの卒業生たちでも解決できて位以内わずかな事件、その9割にM家がかかわっていると言われている。
そんなとんでもない犯罪組織が「M家」であり、ロンが苦しんでいる「血の実習事件」もこの「M家」が絡んでいる可能性が高いのです。
そんな「M家」ですが、そのMとは「モリアーティ(Moriarty)」の頭文字からとられています。
そしてこの「モリアーティ」はとある一族の姓であり、そのため「M家」と呼ばれているのでした。
M家の祖先はジェームズ・モリアーティ
M家の祖先は「ジェームズ・モリアーティ教授」です。
シャーロック・ホームズに詳しい人であれば彼のことを知っているのではないでしょうか。
シャーロック・ホームズにして「犯罪会のナポレオン」と言わしめる高い知的能力を持つ人物です。
彼は21歳にして素晴らしい数学論文を発表します。
その功績が認められて、地方にある小さな大学、ダラム大学に数学教授の職を得るのでした。
そこでさらに研究を重ね、「小惑星の力学」という論文をはじめとして、多くの論文を発表しその才を発揮したのでした。
が同時に、犯罪者としての才も開花し始めてしまいます。
そして犯罪に手を染めたことで職を追われることになり、ロンドンに出て教師となるのでした。
教師の仕事はジェームズ・モリアーティにとってとても好都合でした。
仕事をする傍ら、同時に裏ではその天才的な頭脳を駆使して犯罪組織を立ち上げるのです。
その組織を使って自ら手を出すことなく、手下に計画を授けることで犯罪を遂げるという方法を確立させたのでした。
シャーロック・ホームズの敵にして犯罪王
ジェームズ・モリアーティ教授はシャーロック・ホームズに登場する架空の人物で、作者コナン・ドイルがシャーロック・ホームズシリーズを完結させたいと思ったことで作り上げられた人物です。
そのため、シャーロック・ホームズと同等の明晰な頭脳を持ち、彼の最大の敵としてロンドンの裏社会に君臨しているという設定が作られたのでした。
シャーロック・ホームズシリーズの中では、ホームズとスイスのラインバッハの滝で決闘し滝つぼに転落して死亡するという結末を迎えます。
これはシャーロック・ホームズシリーズのネタバレになりますが、この決闘の描写がある「最後の事件」ではホームズもモリアーティ教授とともに滝つぼに落下して死亡したことになっていました。
しかしファンからのホームズ復活の願いがとても大きく、作者のコナン・ドイルは続編として「空き家の冒険」で「実は生きていた!」というストーリーを作り上げざるを得なくなったのでした。
ちなみにその「空き家の冒険」にてホームズは、モリアーティ教授は死んだものの彼が作り上げた組織は解体したわけではない、と明言しており、その組織の撲滅のために、自分自身の死を偽装したと語っていました。
つまり、ジェームズ・モリアーティ教授が作り上げた組織が生きながらえ、「鴨乃橋ロンの禁断推理」において「M家」という名前で存在し続けた、というのが真相なのです。
鴨乃橋ロンとの関係をネタバレ
M家と鴨乃橋ロンとの関係をネタバレしていきましょう。
鴨乃橋ロンの父親の名前ですが、実は「エリオット・モリアーティ」と言います。
つまり鴨乃橋ロンはモリアーティの血を受け継いでいる、M家の人間ということになるのでした。
そして彼は、犯罪組織一家「M家」を作り上げたジェームズ・モリアーティ教授から数えて9代目にあたるのです。
ロンの父親エリオットもM家の一員として高度な犯罪技術を持っていました。
そしてその能力を息子であるロンにも、幼いころから英才教育して引き継がせていたのです。
しかしそれは、ロンをM家の一員として犯罪者に育てるためではありませんでした。
まだ生存しているものの、作品には登場していないロンの母親。
世界中を旅していてすでに50週は回っている、とロンが証言しているほどの活動家です。
そしてこの母親は、実はジェームズ・モリアーティ教授の天敵となったシャーロック・ホームズの血を引いているという設定になっているのでした。
ちなみにロンはシャーロック・ホームズから数えて6代目に当たることになっています。
M家の一員であったエリオットはシャーロック・ホームズの子孫であるロンの母親と出会い、恋に落ちてしまいます。
そしてそのことがきっかけで犯罪者としての人生をやめる決意をし、M家から与えられた犯罪計画をわざと失敗させていたのでした。
しかしその行動もM家に見つかってしまい、ロンが目撃をしている目の前で見せしめに処刑されてしまうのでした。
エリオットはM家に狙われることになるであろう息子ロンのことを心配し、持てる限りの技術を教え込みます。
このため、ロンは犯罪者の心理を誰よりも理解することができるようになり、探偵としての類まれなる才能を開花させたのでした。
M家はロンの存在を知っており、「血の実習事件」を計画実行することになります。
そしてロンという存在がジェームズ・モリアーティ教授より9代目、シャーロック・ホームズから6代目ということで、彼の首に「96」という番号のタトゥーを刻みつけたのでした。
まとめ
アニメ「鴨乃橋ロンの禁断推理」に登場する「M家」と「モリアーティ」という意味をネタバレしました。
「M家」とは「モリアーティ(Moriarty)」の頭文字をとって付けられた犯罪組織の名前でした。
そして「モリアーティ」とは、名探偵シャーロック・ホームズシリーズに登場するホームズの最大の敵「ジェームズ・モリアーティ教授」の姓なのです。
シャーロック・ホームズシリーズではホームズの活躍でジェームズ・モリアーティ教授は死亡し、その後に組織の残党で大物の犯罪者が逮捕されます。
しかし「鴨乃橋ロンの禁断推理」の世界では、組織は壊滅せず、生き残って今でも完全犯罪を企んで、成功させている世界的な犯罪組織として生き残っていることになっているのでした。
また「M家」とロンの関係ですが、実は彼の父親がM家の一員だったのでした。
そんなロンがM家から狙われているのには、彼の母親が大きく関係しています。
彼の母親はシャーロック・ホームズの子孫であり、ロンの父親エリオットは彼女と知り合って恋に落ちてから、M家の一員としての犯罪者の人生に終止符を打つことを決意します。
そしてロンが生まれたのち、M家から狙われることを考えて、ロンに自分の持つすべての能力を教え込むのでした。
このおかげでロンは犯罪者の心理が分かる名探偵となります。
しかし同時に、M家から狙われる事にもなり、「血の実習事件」ではまんまとM家によってはめられてしまうのでした。
物語の途中、ロンは失っていた父親の記憶を取り戻します。
と同時にM家についても明確に認識をすることとなり、今後はM家撲滅のために活動していくことになるのでした。
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