映画パイレーツオブカリビアンのブラックパール号の名前の由来は?武装性能の紹介も

ディズニー実写

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」に登場するブラックパール号。

1作目は呪われたバルボッサが乗りこなしていたことで、ジャックの船という印象は薄いですが、ジャック・スパロウが愛してやまない海賊船ということになっています。

しかも世界で一番速い船、という設定。

今回はこのブラックパール号について、名前の由来や武装性能の紹介をしていきたいと思います。







映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のブラックパール号

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のブラックパール号はシリーズを通してジャック・スパロウの旗艦となっています。

1作目の「呪われた海賊」では、バルボッサが使用している割合のほうが長いため、そのような印象は受けないのですが。

しかし1作目のジャックのモチベーションはバルボッサに復讐することとブラックパール号を取り戻すことの2点に集約されており、ウィルやエリザベスはそのために利用された、という側面もありました。

そんなジャックにとってはとても大切なブラックパール号。

その名前の由来を紹介していきたいと思います。

ブラックパール号の名前の由来

ブラックパール号の名前の由来を簡単に説明すると、

    その見た目

という一言に尽きます。

しかし、ブラックパール号は船が建造された時からその名前が付けられていたわけではありませんでした。

ということは、ブラックパール号にブラックパール号という名前を命名した人物も存在するということになります。

その経緯について、詳しく見ていくことにしましょう。

誕生から映画までの歴史

ブラックパール号はフランスで建造されました。

建造された際に付けられた船名は「Wicked Wench」(ウィケッド・ウェンチ号)だったのです。

その船名を日本語訳するとすれば、「性悪女」もしくは「いたずら娘」といったところでしょうか。

最初は商船として利用されていました。

ちなみに、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の元ネタはディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」であることは有名ですが、そのアトラクションで見ることができるのが、まだウィケッド・ウェンチ号と名づけられているブラックパール号です。


最初の船長はモーガンという名前の人物でしたが、彼はスペイン海軍船との戦闘で命を落としてしまいます。

その後船は東インド貿易会社の所有となり、そこで働いていたジャックが船長になったのでした。

が、ジャックは奴隷運搬の仕事を命じられたものの、積み荷の奴隷を開放してしまいます。

そのため会社に追手を差し向けられ、捕まったのちに海賊のしるしであるPマークの焼きごてを腕に押されてしまうのでした。

さらに船は焼却処分となり、沈没してしまいます。


ジャックはフライング・ダッチマン号の幽霊船長デイヴィ・ジョーンズと契約を交わし、彼の力で沈没していた船を引き上げさせたのでした。

命名はジャック・スパロウ

こうして船はジャックのものとなります。

海底から引き揚げられた船は、燃やされたことで真っ黒な船体に代わっており、それを見たジャックは修理後の姿もすべて黒で統一、マストすらも黒でそろえたのでした。

そしてその漆黒の船をみて、「ブラックパール号」と命名したのです。

その後2年間、ジャックは「ブラックパール号」で冒険をこなしますが、ついにコルテスの呪われた金貨を探す冒険の途中、バルボッサの裏切りによって船から追放されてしまいました。


それから10年間の間、ブラックパール号はバルボッサによって呪われた船として海をさまよい続けます。

呪われたバルボッサが世界中に散らばったコルテスの金貨を集めてまわるのですが、その間、ブラックパール号は数々の伝説をさらに残していくことになるのでした。

ブラックパール号の武装や性能の紹介

ブラックパール号の性能について紹介していくことにしましょう。

世界一速い船、ということになっており、その速度を生かした戦闘を行うことで敵無しという状態です。

実際にはフライング・ダッチマン号が向かい風という条件下でのみ、ブラックパール号より速いことになっています。


武装に関してですが、ブラックパール号は軍艦としては中程度の武装という位置づけとなります。

12ポンド砲を砲甲板に18門、上甲板に14門、計32門を搭載しています。

12ポンド砲は12ポンドの発射体を方針より発射することができる大砲で、1800年前後に陸軍でも一般的に使用されていたサイズです。

その後、より思い砲弾を発射できる大砲が作られますが、陸軍よりも重量が致命的に影響する海軍において、より長い間、主力兵器として使われていました。

「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」のシーンで、大砲の中に砲弾ではなく、食器であるフォークやナイフを詰め込むシーンがあります。

これは映画内でのコメディーシーンというだけではありません。

実際にこの時代、敵の船の破壊目的ではなく、船員の殺傷を目的として、小型の殺傷能力のある物質と大砲から発射するという使用方法が実在していたのでした。


ところでブラックパール号は海賊船としては非常に珍しいことですが、船首にも船尾にも追撃砲を備えていません。

この追撃砲は船首及び船尾に設置されているため、通常の舷側一斉射撃には使用できません。

敵を追撃際中に使用したり、敵に追撃されている際に相手の追撃を妨害する目的で使用する大砲のことを指します。

追撃砲を設置していない理由は、ブラックパール号が世界一速い船という利点を生かすためだと考えられます。

追跡をしているのであれば、さっさと追いついてしまったほうが早いわけですし、追跡されている場合でも、その速度でもって相手を置いてきぼりにしてしまえばいいわけですから。

逆に装備を増やせば、その分、重量が増し、スピードが落ちるため、一番の特徴であり、戦力である速度に特化したほうが良い、というかんがえなのでしょう。


ブラックパール号の関して特筆すべき利点は、夜の暗闇の中に隠れることができることです。

船内の明かりをすべて消してしまえば、、黒い船体と帆のおかげで敵船から見えなくなるのでした。

1作目の「呪われた海賊たち」の中でも、バルボッサによって暗闇に隠れてポートロイヤルに気が付かれずに忍び込み、奇襲を行ったように、とても有効な戦法として利用されています

まとめ

「パイレーツ・オブ・カリビアン」のブラックパール号。

もともとはフランスで作られた商船で名前もブラックパール号とは呼ばれていませんでした。

その後、紆余曲折を経て会社にやとわれていたころのジャックが船長として乗船しますが、会社の命令違反をしたことで、船は焼却処分されて沈没させられ、ジャックも海賊マークを腕につけられてしまいます。

ジャックは船のことがあきらめきれず、デイヴィ・ジョーンズと取引して船を引き揚げさせることに成功しました。

そして焼かれたことで船体が黒く変色していることを気に入り、修理後もその黒を基調としてマストまで黒で統一したことで、その見た目から「ブラックパール号」と命名されたのでした。









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