映画猿の惑星聖戦記のネタバレ感想とあらすじ!猿を倒したとしても人間は地球を取り戻せた?

      2017/10/12

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ネタバレ感想 1 このストーリーに「聖戦記」という題名はふさわしい?

映画「猿の惑星:聖戦記」となっている今回の映画、人間と知能を授かった猿達との、
地球の主がどちらになるか、という壮絶な闘いが描かれているのではと思っていましたが、
実際見てみると、「聖戦記」という題名はミスリードだな、と感じる内容でした。

というのも、他の猿はともかくシーザーは人間との争いを望んでいません。
知性を持ったからといって地球の主になるんだ~なんて野望はなく、誰にも干渉されない
エリアで、自分たちだけで平和に暮らしていければいい、というスタンス。

切羽詰まっているのは人間の方で、猿達を攻撃する理由が今ひとつはっきりしません。
猿インフルエンザと呼ばれる感染症で大勢が死に、文明の維持すら出来なくなったという
ことですが、その割には攻撃するための武器はまだ保っているんだな、と思ってしまう
くらい充実しています。

そんな最新兵器でもって猿達を攻撃しますが、数の差をカバーできずに弓や槍で武装した
猿達にコテンパンにされてしまいます。

こんな戦争を「聖戦」と呼ぶのでしょうか?

だいたい「聖戦」と発言しているのは人間側の大佐であって、猿達はこれまでの戦い同様、
降りかかる火の粉を払っているだけだと思います。

新型ウィルスによって死滅するおそれがある中、自分たちと同等の知能を持つ猿という
別の種族が現れ始めた。そのことに勝手にパニックになって猿を駆除しないと自分たちが
滅んでしまうと思い込んでいるようにしか思えません。

猿の方も、知能が上がったので攻撃されれば、団結して身を守るため反撃するだけの
知恵がありますから、一応、戦争という形になっていますが、どうしたって猿の方はこの
戦争を「聖戦」だと思ってはいないと思います。

最後にたとえ人間が猿を全て駆除したとして、地球の主として今後やっていけるか
というと、その可能性は低いのではないでしょうか。

人間が絶滅の危機にひんしているのは猿の存在ではなくて猿インフルエンザという
ウイルスのせいです。
猿と地球上から抹殺したところで、ウイルス感染の危険性をなしにすることは
できません。治療法の確立ができない限り、結局のところ、絶滅してしまう結末に
なると思います。





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ネタバレ感想 2 新しいステージに入った新ウイルス

大佐が映画の中で話していますが、新ウイルスが突然変異して、発病すると人間が喋られ
なくなるようになった、と言っています。

それを聞いて、実際にどういうことなんだろうと考え込んでしまいました。

「喋る」という行動は自分の頭のなかで内容を考えて、それを表現するのに適切な言葉に
置き換え、発声によって行うものだと思います。

ただ単に「話せなくなる」と言っても幾つかのレベルがあるのではと思い、一体どの
レベルで「話せなくなった」のでしょうか?

「頭のなかで考える」という行為自体も言葉がないとできません。言葉なしで考えよう
にも絶対にできないのです。

しかし映画の中で、喋られなくなったノバは手話で会話をしています。つまり考える能力
は持っているということです。

となると、言葉をなくしたわけではありません。言葉が口から出なくなったということです。

その場合、2つの可能性があると思います。
一つは息が吐けない。息が吐けなければ発声はできませんので、喋られなくなります。

しかしこの場合、呼吸もできないということになり、喋られなくなる以前に生きて
られないという大問題が発生しますので、喋られなくなった理由としては不適切です。

となると、もう一つは舌が動かなくなった、です。

試しに下を動かさずになんでもいいので言葉を発しようとしてみてください。全くもって
言葉にならないことがわかると思います。

実はもう一つ可能性があるのですが、これも喋られないを通り越して生きていけない状態
になってしまうので、指摘しませんでしたが、口が開かない、もしくは大きく開かない、
というのも原因になるかと。ですが、開かないとなると食事もできないことになり、やはり
生きていけないので、理由としては却下となります。

なにはともあれ、大佐が大層にのたまわっていた、言葉をなくすと人間としての存在価値も
なくす、という発言ですが、それほどのことではありません。
手話で会話をしてもいいわけですし、考えることができるイコール言葉をもっていること
ですから、不便だとはいえ、発病者を殺すことはないように思います。

ただでさえ、人口が激減しているというのに。

あと、突然変異前は発病後、1週間ほどで死に至っているほどの強力なウィルスでしたが、
突然変異後は、話ができなくなる事はあってもすぐに死んでしまうわけではなさそうです。

なんか、わけの分からないウイルスですよね。

ネタバレ感想 3 ノバの存在ってなに?

大佐を追って復讐の旅をしていたシーザー一行は話ができなくなった少女ノバを連れて
行くことになります。

これもどうかと思うのですが、というのも、自分の父親を殺したのが、この猿達である
ことはわかっていると思います。直接その場面を見てはいませんが、銃撃の音が聞こえ、
その後、銃を構えた猿が部屋に入ってきて、外に出たら銃で打たれて死んだ父親が地面に
横たわっている。

そのことを理解したのかどうか、わかりませんが、理解したとしたなら、よくそんな
猿達についていこうと思ったなぁと。

そこら辺はこれ以上突っ込まないとして、猿の一行に同行していくノバの役割って
一体何でしょうか?

ストーリー上は大佐に病気をうつす必要が有るため、ということになるのでしょうが、
旅を通して猿との交流を描き、ずっと猿についていって、やがては猿の一員になる?
明らかに種の違いが有りすぎて無理だと思います。

それともゆくゆくはペットのような存在になってしまうのでしょうか?
あり得るとはいえ、それを映画で描くにはメリットを感じません。

ノバのような人間が猿の群れの中にもっと増えていけば、あるいは今後の展開でストー
リーが膨らんでいくのかな、という期待も持てますが。

なにはともあれ、話の流れで結末が決まっているので、その結末に向かって説得力のある
展開で話を繰り広げていかないといけないのは、案外、厳しいのかもしれません。

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