映画女神の見えざる手のネタバレ感想とあらすじ!スローンはいつから罠を仕掛けていた?

      2017/10/22

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ネタバレ感想 1 ロビイストとしてのプロ

この映画「女神の見えざる手」は、アメリカの政治制度の話でしたので、映画初期は話に
ついていくのが大変でした。

アメリカの政治制度を詳しく知らないため、彼らが何をどうして勝利に向かっているのか
を理解するのに時間がかかったからです。

しかし素晴らしいのは映画残り12分、絶体絶命の状態に陥ったスローンが起死回生の
切り札を切るシーンは、正直鳥肌が立つような爽快感がありました。

でも、よくよく理解すると、彼女は勝利のためにプロへの徹し方が尋常ではなく、他人
だけでなく、自身も駒として扱っていることに気が付き、そこまでするのか、と思った
のです。

と、同時にそこまでする理由が何なのかも気になって仕方がありませんでした

最後、委員会が騒然となっている中でスローンとエスメが見つめあるシーンがあります。
サローンはその瞳で、勝つとはこういうことだ、これが私の勝利を掴む手法だ、と訴えて
いたような気がします。

それに対してエスメの表情はどこか悲しそうで、たしかに勝利を掴まなければ、意味は
ないのですが、そのために犠牲にするものが自分自身でもいいのか、納得しかねる様に
見えたからです。

おそらくこの映画を見た多くの人は、スローンの生き方が凄いことは同意しても、
彼女ように生きたいか、と聞かれたら首を横に振るのではないでしょうか。

僕としてはこのあとも気になります。
刑務所を出た後のスローンが、どうやっていきていくのか、がです。

アメリカだと案外、またロビイストに戻ることが可能のような気もしますが、ただ、今回の
ことで良くも悪くも腕の凄さは評判になったことですから、案外、彼女に関わりたくない
ということになるかもしれません。

一方で、彼女自身、ロビイストの仕事以外、生活がなかったのですから、家でじっと
しているというのは、似合わないでしょうし、体が受け付けないような気がします。

有能な女性なので、なんらかの活躍の場はあるとは思いますが、あんな働き方だけをして
いては、あまり幸せな引退生活は送れないような気もします。どんな業種に行ったとしても。





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ネタバレ感想 2 いつスローンは罠を仕掛けたのか?

映画を最後まで見ていると、スローンが最後に逆転ができるための罠を仕掛けたのは、
コール・カルビッツ&ウォーターマン社を出ると決めたとき、という気がします。

今後の一連の流れを読み、自分自身に絶大な自信を持っていたでしょうから、確実に
規制賛成で流れは作れるという前提で、その際に相手ができる反撃方法を考えたとき、
彼女への個人攻撃は簡単に予想ができたのでしょう。

ただ、ひとつおもうのは、彼女だけが盗聴盗撮を駆使しているのはおかしいのではない
でしょうか?

相手方も必死で、それこそ手段をいとわないわけで、スローンのチームの一員を買収して
いますし、脅し透かしにも躊躇はありません。

スローンを個人攻撃するとした時点で、彼女の対する盗聴盗撮を行うことは簡単にでき、
映画内で描かれているようにエスコートを性欲のはけ口にしていたわけですから、その
現場を撮影したり、映画には描かれない彼女の私生活のスキャンダルを集めることも
できたと思うのです。

というよりは、個人攻撃が予測できていて、スローンがエスコート利用に関して何にも
手を打っていないのは、矛盾しますよね。
このキャンペーン中は利用しないとか。明るみに出たら、全くもってマイナス以外の
なにものでもないわけですから。

相手側もこんな絶交のチャンスをきちんと詰めずにいてエスコートの嘘の証言で、
追求がそれ以上できなくなるなんて、どっかの国の野党議員並にお粗末だと思います。

エスメとの一件で、平静に取り澄ましているけど、実は精神的にダメージを受けていると
いう演出のために必要なシーンではありましたが、よくよく考えると現実的にありえない、
ストーリー上の穴だったような気がしますね。

ネタバレ感想 3 アメリカで銃規制はできるのか?

アメリカでは2016年11月に公開されていますが、それから送れること約11ヶ月、日本で
公開されることになりました。

その間にラスベガスでの銃乱射事件が発生し、銃規制の議論が持ち上がってきましたが、
日本で取り上げられる論調とアメリカでの論調はどうしても違ったものになっている印象を
受けました。

確かに銃を規制しないともっとひどいことが起きる、という話はいつも出ますが、かと
言っていきなり銃規制を完全にしてしまうと、しばらくは違法所持している犯罪者による
犯罪が多発することになると思います。

実際に映画でも、過去の事件がトラウマとなり、銃規制を心から望んでいるエスメが
暴漢に銃を突きつけられるシーンがあります。

彼女はまず間違いなく、護身用の銃を持ち歩いているようなキャラクターではありません。
そういう銃を所持しない市民が銃を持って襲ってくる暴漢に対して対抗できる手段は
ありません。

つまり、銃規制が強化され、その新しいルールに素直に従った正直者がバカを見るという
社会になってしまう可能性が高いと言わざるを得ないのです。

そこら辺はやはり建国の時代から銃とともに自分の身は自分で守ることが当然という
世界でいき続けてきた人達の考え方として、お上に頼るという考えはあまりないのかも
しれません。

実際、町中に住んでいるのではない限り、警察に連絡しても到着まで一時間もかかると
いう場所も普通にあるわけですし、歴史だけでなく、国土の広さという条件も考慮に
いれないといけないのでしょう。

とはいえ、ラスベガスの乱射事件のように、戦争で使用するような銃火器が簡単に手に
入る世界はやはりおかしいです。

そういった戦争兵器の流通には、なんらかの歯止めをかけられないようでは、国として
信用に足らない、と僕なんかは思ってしまうのですが。

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