映画女神の見えざる手のネタバレ感想とあらすじ!スローンはいつから罠を仕掛けていた?

      2017/10/22

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映画「女神の見えざる手」はアメリカ政府を影から操ると言われているロビイストのお話です。

通したい法案に賛成の議員を増やすため、もしくはその逆で、反対法案を廃案にするため
に、マスメディアを使った情報操作や議員の弱みを握ったり、餌で釣ったりと、ありと
あらゆる方法を駆使して多数派を形成させていきます。

その方法は時に非常に冷徹で、仲間を利用し、人を人とも思わない方法を取ることもあり
ます。

ちょうどラスベガスで銃乱射事件が起こった後のタイムリーな内容にもなっており、
アメリカで銃規制が進まない理由の一面が見て取れるシーンもありました。

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予告動画はこちら

キャストの紹介

エリザベス・スローン: ジェシカ・チャステイン
業界屈指のロビイスト。銃規制の法案可決のために辣腕を振るう。
ロドルフォ・シュミット: マーク・ストロング
スローンを引き抜き、銃規制法案賛成工作のチームリーダーを任せる。
エスメ・マヌチャリアン: ググ・バサ=ロー
事務所移籍後のスローンの部下。過去に銃に対してトラウマを持つ事件にかかわっていた。
ジェーン・モロイ: アリソン・ピル
スローンが移籍する前の部下。移籍の誘いを断り、銃規制法案反対に回る。
バット・コナーズ: マイケル・スタールバーグ
スローン移籍後に銃規制法案反対工作チームのリーダーになる。

ネタバレあらすじ

エイザベス・スローンはワシントンDCのコール・カルビッツ&ウォーターマン社に所属する
業界屈指のロビイストでした。

その腕は業界内でも指折りで、仕事一筋に打ち込んでおり、家庭はおろか、個人の時間を
ほとんど持たず、睡眠時間も薬を服用して削る程です。

そんな彼女がロナルド・スパーリング上院議員が議長を務める上院倫理規則違反に関する
調査会で質問を受けるシーンから映画は始まります。

調査会が開かれる3ヶ月と1週間前、コール・カルビッツ&ウォーターマン社に女性世論の
銃賛成を増やして、銃購入の際の身辺調査を強化を目指した法案の否決に追いやって
ほしいという依頼が来ます。

スローンは依頼に対して懐疑的で、その後にヘッドハンティングがあったこともあり、
銃規制賛成工作を担当するロビー会社のパターソン・ワイアッツに転職し、工作チームの
リーダーとなります。

このとき、コール・カルビッツ&ウォーターマン社で彼女の下にいたチームの半数以上が
彼女とともに転職をするのですが、一緒に転職すると思って疑わなかった彼女の右腕の
秘書、アリソン・ピルは驚いたことにコール・カルビッツ&ウォーターマン社に残る選択を
する
のでした。

現状では法案を可決するために、全上院議員の内、60人の賛成が必要で、34名が反対する
と見られていました。一方で賛成は44名と見られ、残りの22名が態度を決め兼ねています。

採決まで84日がありますが、可決に導くためには16名の賛成を取り付けねばならず、7名
以上が反対にまわれば法案は否決されることになる
のでした。

それ以降、多数は形勢のため、両社の間で苛烈なロビー活動が展開されます。
スローンのやり口は自分の部下にも全てを教えずに駒として利用するほどのプロフェッ
ショナルに徹しており、確実に成果を上げていきますが、同時に駒として使われた部下
からの信頼を失っていくのでした。

それに対抗するために、コール・カルビッツ&ウォーターマン社で反対工作チームの
リーダーとなったパット・コナーズはスローンの部下を買収してスパイにさせたり、
多数の上院議員に影響力のある議員にたいして、彼の息子にダメージを与える用意がある
と脅し、味方につけたりと、血も涙もない方法で対抗していきます。

また、スローンは彼女独自のチームも組織していました。
それは完全に違法は盗聴盗撮を専門にしているグループでしたが、彼女の上司、ロドルフォ・
シュミットによって、そのグループを使っての工作はストップされます。

スローンは最後の一手に打って出ます。
パット・コナーズと生放送の討論番組に出て公開ディベートを行うのですが、その際に、
パターソン・ワイアッツ社に移籍後、重用していたエスメ・マヌチャリアンが秘密にして
いた過去、高校生時代に校内銃襲撃事件の被害者であったことを暴露し、銃規制反対派の
常套文句、アメリカ合衆国憲法に銃の所有する権利が認められている、という主張を
黙らせます。

「反対派が主張する、精神異常者とも言える犯罪者でも拳法に保障された『銃所有の権利』
があると、そういった犯罪者によって子供を殺された母親や、銃を持った犯罪者が学校を
襲撃した時に、掃除道具用のロッカーに隠れて友達達が泣き叫び、殺されていった様子を
聞かされなければならなかった少女に対しても面と向かって主張できるのか?」と。

この番組後、エスメは銃規制推進の象徴となり、銃規制推進の流れは怒涛のごとく早まり
ます。
反対に回ることが確実視されていた上院議員の中からも賛成を表明する者が現れ
始め、コナーズとその上司、ジョージ・ダンプット、そして依頼主のボブ・サンフォードは
事態を挽回するため、スローン個人をターゲットにすることにします。

そんなとき、銃規制推進の象徴となり、メディアに出て規制推進をおこなうエスメが銃
所有を狂信者によって襲われてしまいます。
向けられた銃口に恐怖してうずくまるエスメでしたが、幸運にも銃を合法的に携帯して
いた一般市民のフランク・マギールが、襲撃犯を銃殺したことで助けられるのでした。

が、パットはフランク・マギールを英雄としてメディアに度々登場させ、銃規制反対が
正しい行動だと世論に訴えます。
世間はマギールが規制対象にはならない、正規の法律に乗っとって銃を所有している人物で
今回の規制は襲撃犯のような人物に銃が渡らないようにするというパターソン・ワイアッツ
社側の主張に耳を傾けず、規制反対の世論が大きくなっていきます。

一方、襲撃にショックを受けたエスメは会社を止め、故郷に帰ります。
空港に見送りに来たスローンに、この襲撃も彼女が書いたシナリオの一部で、本当なら
エスメは殺されていたのではないか、と言うのでした。
それによってエスメは完全に銃規制の象徴となり、銃規制への流れは決するのですから。

エスメは銃規制の運動は止めない、しかしスローンとは決別して、遠く離れた場所で
続けていく、と言い放ち、立ち去ります。

パットによる、スローンへの攻撃材料の調査は続けられ、遂にそれが見つけられます。

彼女が関わったインドネシアに関する法案ですが、推進する上院議員がインドネシアへ
の旅行をしていたことがわかったのでした。経費を持ったのは上院議員とは関係のない
非営利団体となっていましたが、その書類はスローンの筆跡で作成されていたのです。

ダンプットはライフル協会のサンフォードの力を借りて、スパーリング上院議員に圧力を
掛け、インドネシア旅行の件でスローンを乗員倫理規則委員会に査問するようにさせる
のでした。

こうして映画冒頭の委員会のシーンに戻ります。

スローンはこの他に、エスコートサービスを用いて金銭で性欲処理をしていた疑惑も
かけられ、違法の盗聴盗撮によるロビイスト活動を行った疑惑も追求されます。

エスコートサービスの疑惑は相手男性の嘘の証言で、一線は越えていないことになり、
盗聴盗撮活動も、上司の命令で実際には行われていないことを主張して、有罪とはなり
ませんでしたが、書類の偽装に関しては言い逃れができない状況になっていました。

絶体絶命の状況下、委員会最終日、スローンは最後の反撃に出ます。

最後の発言を許された彼女は、アメリカの制度が歪められ腐敗していることを主張します。
上院議員は自身の信念から法案に対して賛成・反対を唱えることはなく、有権者の顔色を
みて、ロビイストとロビー団体だけを気にしている、と。

そして、もし銃規制への流れが体勢を着した際、スローン自身に攻撃の矛先が向けられる
ことを予測し、そのための保険をかけていたことを明かします。
ダントップがスパーリング上院議員に圧力をかけて倫理規則委員会を開かせた現場を盗聴
盗撮したファイルの存在を示し、規制反対派の違法行為を暴き立てるのでした。

10ヶ月後、スローンのいる刑務所に倫理規制委員会で彼女の弁護をした弁護士ダニエル・
ポーズナーが訪れ、4~6ヶ月後の早期釈放の見通しを告げます。

そして銃規制法案を可決ささせるため、自身を犠牲にした理由を尋ねるのでした。
スローンは業績のために自分が死ぬより、自分を活かすために業績を棒に振るほうが
よっぽどマシだったから、と答えます。

彼女は罪を一人で被り、彼女のチームから誰一人、犠牲にすることはなかったのでした。





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