映画アトミックブロンドのネタバレ感想とあらすじ!二重スパイって実在するの?

映画

ネタバレ感想 1 スパイってこんなに節操が無いの?

スパイ映画ではよく二重スパイという題材がでてきますが、実際に二重スパイって本当に
存在するのか
、と思ってしまいます。

こんな、本当に誰を信じていいのかわからない世界だからこそ、信頼というものはとても
大切で、一時期の利益を得るために、自分の信用をゼロにするような裏切りをした場合、
その後、誰からも信頼されることがなくなって、活動ができなくなるのでは、と思うのです。

特に二重スパイというやばい橋を渡った場合、弱みを握られているため、絶対安心が
できずに精神的に追い詰められると思うのですが、どうでしょう。

例えばAという国のスパイでBという国に潜り込んでBの情報をAに流すのが普通のスパイ
です。
二重スパイだとAのスパイ組織は自分たちのスパイだと思っていながら、本当はBのための
スパイになっており、Aの情報をBに流したり、Bに有利になるBに関する情報をAに流したり
するわけです。

でも、これって、スパイが自分の勝手に情報を取ってきたり、流したりすることなんて
稀なケースで、殆どが所属する組織によって命じられてするわけですよね。

で、二重スパイのばあい、Bの組織がこのスパイはもう用済みだと判断したら、A国に
二重スパイであることを教えて上げるだけで済んでしまうのです。そうなると二重スパイ
はB国の保護を求めて亡命するしかなくなりますので、B国が好きなように待遇を決める
事ができ、たとえ過酷なものだとしても、もはや文句は言える立場ではありません。

でも、このケースはまだ親切な方で、スパイに黙って密告した場合、知らずに帰国したら
反逆罪で捕まってしまうわけですから。

もちろん、調べると過去に二重スパイであったスパイも存在することがわかりますが、
逆によほどの信頼がない限り、国としても二重スパイを使用するのは、覚悟がいることだ
と思うのです。




ネタバレ感想 2 髪型が似合っていないと思うシャーリーズ・セロン

主演を努めたシャーリーズ・セロン。
僕は個人的にですが、この方は好きな女優のうちの一人です。

美しいだけでなくて、役に対しての取り組みがいつもしっかりしていますし、成功する
まで、辛い下積みを経験してきていることも好印象の一つです。

ただ、今まで知らなかったのですが、父親が酒癖が悪くて虐待していた過去があり、
それがあまりにひどくなったある日、娘のシャーリーズ・セロンを守るために母親が
銃で正当防衛として撃ち殺したという悲劇があったことは知りませんでした。

そんな彼女はアカデミー主演女優賞も受賞していますし、とある男性誌に寄る「最も
セクシーな女性」に選ばれたこともあるくらいまで成功しています。

でも今回の映画で、ずっとストレートではないショートカットの髪型で、似合っていない
な~と感じていました。

エイリアンシリーズの「プロメテウス」などで見せたきれいなストレートの金髪のほうが
断然似合っていると僕個人の好みもあわせて思ってしまいます。

それはそれとして置いておいて、もう40を超える年齢にもかかわらず、この映画で見せた
格闘アクションシーンは凄いな、と思いました。

リアリティが有りすぎるくらい、一方的に彼女が殴って蹴って終わりという格闘ではなく、
きちんと反撃を受けて、攻撃を食らっています。
どこまでスタントマンを使ったかはわかりませんが、大女優という地位まで上り詰めても
あそこまで体を張るのは、見事と言っていいと思います。

映画に関するトリビア紹介

ここからは映画に関するトリビアを紹介していきます。
これらの知識を得てから映画を見ると、また違って見えるようになるかもしれません。

シャーリーズ・セロンと一緒にトレーニングしたのは?

シャーリーズ・セロンは「アトミック・ブロンド」の主演に決まってから、その役を
こなすためにトレーニングを行うのですが、そのトレーニングは8人のその分野のプロの
トレーナー
がついて行う過酷なものでした。

また、彼女がトレーニングを行っている際に、あのキアヌ・リーブスも映画「ジョン・
ウィック2」
の撮影に向けての準備のため、いっしょにトレーニングを受けていたそうです。

そんな彼女は撮影最中にアクシデントで奥歯を2本砕いてしまい、治療のために手術を
しなければならなかったそうです。

一方でデヴィッド役を務めたジェームズ・マカヴォイは映画「スプリット」の撮影で骨折
した腕が治っていないまま、「アトミック・ブロンド」の撮影に参加しており、全ての
アクションシーンを、骨折の痛みに耐えて、演技をしたのでした。

実は有名な撮影現場

映画の初めの方で、シャーリーズ・セロンが演じたローレンがベルリンに降り立ったすぐ
あとに、迎えに来た二人組とトンネルの中を走行中の車の中で格闘を繰り広げますが、
あのトンネルは映画「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」の中で、ブラックパンサーが
バッキー・バーンズを追いかけたシーンで使われたものと同じなのです。

また、映画「ハンガー・ゲーム マーキングジェイ パート2」の中でも同じトンネルが
撮影に使用されており、キャトネスと彼女の仲間がスノー大統領の元へ向かっている際に
使われました。

知られざるスパイに向いている人達

ジェームズ・マカヴォイは、この映画でデヴィッド役を演じるにあたって、スパイに
ついて調べたそうです。

すると、MI6はアルコール中毒者、薬物中毒者、同性愛者を好んでリクルートしていた
ことがわかりました。

理由として、そういった人達はすでに周りに対して隠さなければいけないものを持って
生活をしているため、秘密を保持することに慣れていた、つまりスパイになっても
スパイだという秘密を隠したままにしておくことにも慣れているからだそうです。

この事実を知ったマカヴォイは、とても興味深いと感じ、デヴィッドの個性をアル中&
ヤク中に近づけて演技した
のでした。

ただ、同性愛者という個性についてはNGが出てしまったそうです。
というのも、映画内でローレンがフランス人スパイ、デルフィーヌとのレズシーンが
すでに存在したからとのことでした。

実は最大の謎のヒントでした

ローレンが、映画内で頻繁に飲んでいたのはロシア産のウォッカ、ストリチナヤのロック
でした。実はこれは、ローレンがソ連との間での二重スパイであったという伏線になって
いるのでした。

今現在、ストリチナヤはアサヒビールによってロシアより輸入されていますので、日本でも
飲酒が可能です。











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