映画レディバードのネタバレ感想とあらすじ!二人が車で聞いていた小説は?

映画

詳細なネタバレあらすじ

始まり

2002年、高校3年生のクリスティン・マクファーソンはカリフォルニア州のサクラメントにあるカソリック系の学校に通っていました。

父親のラリーとは良い関係でしたが、母親のマリオンとは些細なことでも意見の対立があると口論にまで発展してしまう関係で、良好とはいえませんでした。

自分がやりたいと思ったことは、かなりの実行力で突き進む性格の彼女でしたが、両親からもらったクリスティンという名前ではなく、自分で選んだレディーバードという名前を使うことに決めました。

そんな彼女は親友のジュリアン・ステファンズと一緒に演劇部のオーディションに応募します。

そこで知り合ったダニーという男子学生のことが気に入ってしまい、ダニーもレディーバードのことを悪く思っていないこともあって、急接近します。

そしてホームカミングデーのダンスイベントのあと、二人はキスをして正式に付き合い始めるのでした。

その後、感謝祭の日、レディーバードはダニーの家族の夕食会に招かれることになります。
そのことについてマリオンは、感謝祭は家族で過ごすものだとして快くは思っていませんでした。

ダニーがレディーバードを連れて行ったのは、町で一番お気に入りの家で、実はそこにはダニーの祖母が住んでいたのでした。

ダニーの祖母とも気が合い、レディーバードは楽しい感謝祭を過ごすことができました。

演劇部の発表会の日、レディーバード、ジュリアンそしてダニーと部員が演じたミュージカルは大成功を収めます。

打ち上げのパーティーで楽しい時間を過ごしていましたが、トイレの順番待ちに待ちきれず、ジュリアンと男子トイレに忍び込んで用をたそうとしたレディーバードは、そこでダニーが他の男子生徒とキスをしているところを目撃してしまいます。

ショックを受けたレディーバードはダニーを避けるようになるのでした。




次なる恋人

レディーバードはコーヒーショップでアルバイトを始めます。

そこで感謝祭のコンサートで演奏していたバンドのメンバー、カイルと再会します。
初めて会話し、連絡先をゲットしたのでした。

クラスの人気者ジェンナがカイルの友人であることを知ったレディーバードは、ジェンナと友だちになろうと積極的に会話に入っていきます。

しかし、その代償にジュリアンとの間に距離ができていくことには気が付かなかったのでした。

ジェンナは学校にミニスカートで来ていましたが、これは校則違反でした。
そのことは先生の一人で修道女のサラ・ジョーンに見つかり、ジェンナは厳しく叱責を受けるのですが、レディーバードはその仕返しをしないかと持ちかけ、二人は放課後、会うことを約束します。

二人はサラの車にいたずらをして、「イエス・キリストと結婚!」という書き、結婚したときに使う車の飾り付けを施すのでした。

こうして同じ時間を過ごした二人は徐々に打ち解け合い、友人となります。
それは、ジェンナがカイルの友人であり、ジェンナと過ごす時間をえることでカイルともより深く知り合えると考えたレディーバードの作戦でもありました。

こうしてカイルとの距離を縮めることに成功したレディーバードはカイルと付き合うことになります。

ただし、裕福な家庭に育ったジェンナやカイルと釣り合いが取れるようにと、ジェンナに自宅の住所を聞かれたときに、引け目を感じた結果、自分が一番好きなダニーの祖母が住む家を自宅だと嘘をつきます。

彼らとの時間を過ごすようになり、レディーバードは演劇部には参加しなくなります。

そんなとき、ダニーが彼女のアルバイト先であるカフェにやってくるのでした。

気まずい思いのレディーバードは店の裏へ逃げますが、ダニーはそれを察して先回りします。

てっきり復縁を迫られるかと思っていたレディーバードでしたが、ダニーは自信が同性愛者であることにとても戸惑っていて、誰にも真実が話せずに悩んでいたのでした。
そして彼女に彼の秘密を誰にも言わないように懇願します。

そんなダニーに誰にも言わないから、と慰めてあげるのでした。

一方でカイルとの関係で、童貞だというカイルに処女を捧げる決心をしたレディーバードでしたが、実際に行為が終わった後、カイルは初めてではないことを告げます。

騙されてショックを受けるレディーバードでしたが、カイルはこれからももっとたくさんの意味のない性交をしていくことになるだろうに、初めてがそんなに大切なものなのか、と、彼の考えを話すのでした。

ショックを受けた彼女は迎えに来た母親の前で泣き出してしまいます。
仕事がなく、時間のあったマリオンはレディーバードを連れて彼女らが一番気に入っている時間を過ごす方法、売りに出ている高そうな家を、購入希望者として訪れて中を見て回りながら、その家に住むことになったらと空想を巡らすのでした。

学校で中絶についてのセミナーに参加することになります。
公演者は、母親が若くして妊娠し、中絶をしようとしたものの、土壇場で心変わりをしたことで生を受けた子供だという過去を持つ女性でした。

公演の最中、レディーバードはジェンナの横で冷めたコメントを話していました。
が、その一言を聞きとがめられ、皆に聞こえるように発言するよう、求められた際、講演者に対して無礼な表現で、意見を言ったため、停学処分になってしまいます。

両親、特に母親のマリオンはとても失望して責めたてるのでした。

自宅謹慎していたレディーバードを慰めようとジェンナが内緒で自宅を訪れようとします。
しかしジェンナがレディーバードの自宅だと思っていた家はダニーの祖母の家でしたので、嘘がバレてしまいます。

嘘をついたことを責めるジェンナに謝るレディーバードでしたが、二人の間に気まずいものが流れ出していました。

高校の卒業式のあとにある祝賀会にカイルをパートナーとして参加することになっていたレディーバードでした。迎えに来たカイルの車に乗って、ジェンナと彼女の彼氏の4人で向かっていた途中、カイルとジェンナ、その彼氏はつまらない祝賀会に行かずに友人の家に行くことにします。

一度は同意したレディーバードは、祝賀会にどうしても行きたいと主張し、それでも行きたくないカイルたちと別れて、ジュリアンといっしょに行くことにします。

ジュリアンの家に送ってもらったレディーバードはジュリアンに誤って仲直りし、二人で祝賀会に出かけるのでした。




卒業後の大学進学

大学進学を希望していたレディーバードでしたが、故郷のサクラメントを出て、東海岸の大学に進みたいと思っていました。

しかし前年に起こった同時多発テロのこともあり、マリオンは東海岸へ進学することには反対していました。

仕方なしにレディーバードはマリオンに内緒でいくつかの大学を受験し、ニューヨークにある大学が、補欠合格の返事をくれたのでした。

父親のラリーと合格したときのために、入学金を含めた手続きを進めていましたが、卒業後に家族でお祝いに行ったレストランでたまたまあったダニーの口より、補欠合格のことがマリオンにばれてしまいます。

必死に謝るレディーバードでしたが、その時以来、マリオンはレディーバードと口を利かなくなってしまうのでした。

そしてそれは、レディーバードがいよいよニューヨークへ向かって飛行機に乗り込む日になっても改善することなく、マリオンは空港まで送るものの、駐車場台が高いということを理由に、車から降りることを拒否します。

レディーバードはラリーと一緒に空港内に向かい、セキュリティゲートをくぐって行くのでした。

車の中で待つマリオンでしたが、自分のしていること、このままでは娘と長期間再会できないことを段々と認識していき、車を飛び出してレディーバードの後を追います。

しかしすでに彼女はセキュリティゲートの中に消えており、ラリーしかいませんでした。

ニューヨークについて荷造りをほどいていたレディーバードはカバンの中に母親からの手紙が何通も入っていることに気がつきます。
すべて目を通した後、自宅に電話をかけますが、母親とは話ができませんでした。

ホームパーティーで見知らぬ男性と会話を始めたレディーバードでしたが、自分の名前を名乗るとき、本名のクリスティンと名乗ります。

パーティーで飲みすぎて、その後その男性の部屋に移動して飲んでいましたが、肉体関係を持つ前に、酒の飲み過ぎから嘔吐し、意識を朦朧とさせてしまいます。

救急車で運ばれた病院で飲み過ぎによる酔っぱらいと診断され、翌朝、退院しますが、その帰り道、日曜のミサを行っている教会の脇を通ります。

少し見学した後、母親に電話をしますが、留守電でした。
レディーバードは留守電に向かって、母親に謝罪と感謝のメッセージを残すのでした。











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