映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」での主役ララ・クロフトはギネスで
認定されている「ゲームヒロインとして最も成功した人間の女性キャラ」です。
今回の最新映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」は2013年にスクエア・
エニックスより発売されたリブート版ゲームを元ネタにしており、これまでのゲームや
映画との関係はまったくない、独自の世界というコンセプトでした。
ゲーム内容に沿って大学卒業後のララ・クロフトという設定だったそうですが、映画内で
は大学に進学していない、21歳前後の女性として描かれています。
今回はその新しいララ・クロフトを演じた女優の紹介をしていきたいと思います。
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ララ・クロフト役を射止めたのはアリシア・ヴィキャンデル
アリシア・ヴィキャンデルに関するトリビア
ララ・クロフトを演じるのはスウェーデン生まれで15歳の時にイギリスへと移った女優、
アリシア・ヴィキャンデル。
子供の頃の思い出としてゲーム「トゥームレイダー」のことを語っていますが、10歳か
11歳の時、プレステを持っている友人の家で初めてゲームを見たそうです。
その時、テレビ画面に映し出された主人公が女性キャラであったことに衝撃を受け、
初めて見るヒロインキャラにとても感動したとインタビューで答えています。
アリシア・ヴィキャンデルはララ・クロフト役を演じるにあたって週5日のトレーニングで
体を鍛えました。
その結果、冒険家のララ・クロフトとしてリアリティのある外見を手に入れることができ、
しかもスタントも彼女自身が自分で行うことを可能にしたのです。
中にはOKが出るまで何度も取り直しをしたスタントもあったそうですが、全て彼女自身が
やってのけました。
共演したマサイアス・ヴォーゲル役のウォルトン・ゴギンズはインタビューでアリシア・
ヴィキャンデルの肉体について絶賛しています。
「すごい努力のおかげで、とんでもなく見事な肉体美を手に入れていたよ。彼女の
前では恥ずかしくってシャツを脱ぐことができなかったくらいだった。」と答えて
いるくらいでした。
スタントシーンも自身で行ったため、映画全体の撮影日はおおよそ110日ありましたが、
アリシア・ヴィキャンデルはたった1日しか休みを取らなかったそうです。
残り全て撮影現場に行き、ララの撮影シーンがない時はスタントのリハーサルを
していたのでした。
スタントをしていて彼女なりに体得したのは、スタントシーンは踊りと似ている
ということだ、と話しています。
スタントシーンでどんなに危険で危ない設定でもそれは全て作り上げられたもので、
踊りでいうところの振り付け、に当たると感じたそうでした。
もちろんスタントシーンの撮影では安全が第一に考えられています。
そんな状態で、踊りのように何度も何度も繰り返していくうちに、全ての呼吸が
あって最終的に素晴らしい映像となるのです。
これは俳優になる前にバレダンサーとしてストックホルムのスウェーデン王立バレー
学校やニューヨークでのアメリカンバレー学校で勉強をしていたアリシアならではの
感覚ではないでしょうか。
私生活では2017年5月に日本で公開された映画「光をくれた人」で共演したマイケル・
ファスベンダーと交際。2016年には第73回ゴールデングローブ賞序章式と88回アカデミー賞
授賞式に、連れ添って出席しました。
そして2017年10月にスペイン領の地中海に浮かぶ島、イビザ島で結婚式をあげています。
時間の計算が合わないと感じるかもしれませんが、映画「光をくれた人」の撮影は
2014年の9月から11月まででした。
映画の公開は日本では2017年、北米での公開は2016年の9月に行われていていますので
おかしいように感じますが、撮影は2014年に終わっているというのが真相です。
アリシア以外に名前の上がった候補女優は?
ところでララ・クロフト役としてアリシア・ヴィキャンデルの前に名前の上がった女優が
数名います。
それはデイジー・リドリー、エミリー・クラーク、シアーシャ・ローナン、カーラ・
デレヴィーニュでした。
デイジー・リドリーはスター・ウォーズ 最後のジェダイの撮影があったこともあり、
話を断っています。
一説には彼女がララ・クロフト役を引き受けるという噂について真相を確認した
インタビューで、「そんなバカげた話、どこからでたの?」と一蹴したとの話が
出ていました。
他に噂として名前が上がった女優の一覧を紹介すると、ニナ・デボラ、エマ・ワトソン、
ジェニファー・ローレンス、アシュリー・グリーン、エミリー・ブラウニング、
エリザベス・オルセン、ジェマ・アータートン、ニッキー・リード、アン・ハサウェイ、
エミリー・ブラント、ジェシカ・ビール、シエナ・ミラー、ミーガン・フォックス、
ロザリオ・ドーソン、サマー・グロー、ローナ・ミトラ、アレキサンドラ・ダダリオ、
カラ・スコデラリオ、そしてアンジェリーナ・ジョリーです。
ローナ・ミトラは1997年と1998年にララ・クロフトのイメージモデルを演じており、
アンジェリーナ・ジョリーはご存知の通り初代ララ・クロフトを映画で演じた女優です。
2003年に「トゥームレイダー2」でララ・クロフトを演じた後、もう二度とゲームの
キャラを演じたくない、といっています。
続編も作られなかったため、彼女の本当の思いだったのだろうと思われますが、
それでもリブート作品で彼女の名前があがるのはとても興味深いと感じました。
それだけアンジェリーナ・ジョリーといえばララ・クロフトというイメージが、まだ
残っているのでしょうし、そういうイメージが付くのが嫌でアンジェリーナ・
ジョリーも2作で辞めたのでしょうから。
ちなみにアリシア・ヴィキャンデルがララ・クロフトを演じた年齢は29歳、
アンジェリーナ・ジョリーの場合は26歳でしたが、アンジェリーナ・ジョリーのララ・
クロフトのほうが、年配のように感じるのはなぜでしょう?
7歳と14歳のララ・クロフトは誰?
映画内で幼い頃のララ・クロフトが回想シーンとして登場します。
7歳と14歳ですが、話が横にそれてしまいますけど、映画の中の見せ方だと、父親の
リチャードが行方不明になったのはララが7歳のときのように勘違いしてしまうと思う
のですが、どうでしょうか?
母親を亡くした7歳の子供を、使用人がいるとはいえ、置いていかなければならないのは
あまりにひどいと思ってしまいました。
閑話休題
7歳のララ役を演じたのはイギリスの子役のメイシー・デ・フレータス。
イギリス人とポルトガル人を両親に持つハーフです。
3歳のときからモデルを始め、今回の「トゥームレイダー ファースト・ミッション」が
映画のデビュー作となります。
一方で14歳のララ役を演じたのはエミリー・キャリーというイギリスの14歳の女優です。
10歳の頃からショービジネスを始め、今年ネットフリックス配信のアナスタシアで主演を
務めることが決まっています。
また他の映画では日本で2017年8月に公開された「ワンダーウーマン」の主人公、
ダイアナの幼少の頃を演じました。
ちょうど画像が有りましたので、載せておきますが、このシーンのダイアナを演じた
のが、エミリーです。
その他の登場人物についてのトリビア
映画に出演した俳優で、面白いトリビアがありましたので紹介しておきます。
ジムコーチは元格闘家
映画の最初にララが格闘技ジムでトレーニングをしていますが、そこでスパーリング中の
ララにアドバイスを送り、ロッカーに無くなったリンゴを探しに来たトレーナー兼
オーナーらしき男性。
実はダンカン・エアリー・ジェームズというキックボクサーです。
ムエタイとキックボクシングで世界チャンピオンになっており、K-1にも参戦した経歴を
持っています。
1999年の2月に行われたK-1 Rising Sun ’99では武蔵に3回KOされてTKOで敗北。
同年の6月に行われたK-1 Survival ’99にも出場しており、このときは角田信朗と対戦し
ましたが、判定で負けています。
その後もK-1に3回参戦していますが、いずれも優勝することなく終わっています。
そして2006年に引退すると役者に転身。2009年よりショートフィルムに登場してから
イギリスで経歴を積んで役者として成功し、2015年にはドラマの主役を演じるまでに
なりました。
父親はやはりこの人
ララ・クロフトの父親リチャード・クロフト。
演じたのはイギリスの俳優ドミニク・ウェストですが、実はこのドミニク・ウェスト、
ララ・クロフトと演じたアリシア・ヴィキャンデルの父親役を演じるのは2度めに
当たります。
2014年に公開されたイギリスの映画で、日本では2015年にDVDにて公開された映画「戦場
からのラブレター」で父親と娘役でふたりとも出演しているのでした。
ちなみにアリシア・ヴィキャンデルはこの映画でも主演でした。
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