映画ライフ2017のネタバレ感想とあらすじ!驚きのラスト結末は予想できた?

映画

2017年7月公開のSF映画「ライフ」は、題名だけだと宇宙に存在するかもしれない未知の
生物とのはじめての会合とか、地球の生命がどこから来たのかを宇宙レベルで語る映画、
みたいな深い内容の映画なのかと思ってしまいますが、その実態は未知の生物に襲われる
「密室パニック」映画
でした。

そんなB級じみた内容ですが、ふんだんに有名どころの役者を使い、嬉しいことにもう、
ハリウッド役者として地位を確立している真田広之氏もでています。

ラスト結末はどんでん返しでしたが、映画好きには読みやすい展開だったかもしれません。

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キャストの紹介

デヴィッド・ジョーダン博士: ジェイク・ジレンホール
メディカル主任担当、アメリカ人。
ミランダ・ブラッグ博士: レベッカ・ファーガソン
メディカル・検疫担当、イギリス人
ロイ・アダムス: ライアン・レイノルズ
システムエンジニア担当、アメリカ人
ショウ・ムラカミ: 真田広之
宇宙ステーションパイロット担当、日本人
ヒュー・デリー博士: アリヨン・バカレ
生物学者。イギリス人。足が麻痺している。
カテリーナ・ゴロフキン: オルガ・ディホヴィチナヤ
このミッションのリーダー、ロシア人。

ネタバレあらすじ

6人の宇宙飛行士がインターナショナルスペース・ステーションで火星からの土壌サンプル
に未知の生命が存在するかどうかを調べるミッションを遂行していた。

火星からの土壌サンプルの受け取りの緊迫した場面から映画はスタート、システム
エンジニアのロイが宇宙空間にでて巨大アームでサンプルポッドをキャッチする緊迫シーン
は無事に成功。
早速土壌サンプルの解析を始め、アメーバーのような微生物を発見することに成功した
のでした。

その発見は地球でも大騒ぎとなり、ニューヨークと中継でつながれたイベントで小学生から
その生命体は「カルバン」と名付けられます。
日に日に成長するカルバンは動きを見せるようにもなり、生物学者のヒューの指の動きに
も反応するようになりました。

しかし研究スペース内で大気制御エラーが起こり、カルバンは睡眠状態にはいってしまい
ます。ヒューは電気ショックを利用して正常状態に戻そうとします。数度の電気ショックで
カルバンは再び動き出すようになりますが、ヒューに対して敵意を剥き出しにし、ヒトデの
ような体をヒューの指に絡みつかせ、指の骨を折るのでした。

その後、密封容器から抜け出し、研究スペースに飼われていた実験用のマウスを捕食、
さらに大きくなります。
そのスキをついてロイが気絶したヒューを救うべくスペースに侵入。なんとかヒューを外に
出すも、今度はロイの足にカルバンが巻き付いたため、カルバンを外に出さないように、
ロイがスペース内に閉じこもります。

研究スペース内に会った簡易火炎放射器をつかってカルバンを死滅させようとしますが、
うまくいかず、逆にロイの体内に侵入したカルバンがロイを殺してしまいます。
更に大きくなったカルバンがロイの体内から出てきた後、スイッチの入ったままの火炎
放射器にセンサーが作動、火災消化装置が作動し、空気孔から消火剤が噴出されますが、
そのうちの一つの空気孔からカルバンが逃げ出してしまうのでした。

すぐに地球に事態の報告をするクルーですが、通信が途絶えます。アンテナに破損が
見つからり、外からしか修理ができないことがわかったので、リーダーのカテリーナが
ステーションの外に出て修理を試みます。

しかしこの破損はカルバンの仕業で、アンテナに近づいたカテリーナに襲いかかり、
宇宙服の冷却装置を破壊します。これによってヘルメット内で水が発生。その量はどんどん
増えていきます。

なんとかステーション内に戻ろうとしますが、出入り口でカルバンがまだ体にまとわり
ついてることを知ったカテリーナは中に戻ることを拒否。溺れながら、カルバンを道連れに
宇宙の果へ浮遊しようとしますが、溺死したカテリーナから離れてカルバンは再びスペース
ステーションに飛び移るのでした。




ステーションの位置を安定させるスラスター噴射口から内部に再侵入される可能性に
気づいたショウとヒューは、逆に噴射でカルバンを宇宙の果に飛ばしてしまおうと試みます。
が、その試みは失敗に終わってカルバンは再侵入に成功、、さらに短期間での噴射のさせ
過ぎで燃料がなくなり、ステーションは大気圏突入して燃え尽きてしまうコースに入って
しまうのでした。

残された4人はステーションの一部に閉じこもり、侵入経路を全て遮断。カルバンからの
襲撃に備えますが、その準備中にカルバンはヒューの足に取り付いて身を潜めます。
その結果、足から捕食されたヒューは死亡。残りの3人は逃げ出しますが、ショウだけ
逃げ遅れ、一人睡眠ポットに逃げ込みます。

カルバンはショウの逃げ込んだポットを破壊して侵入しようと試みますが、できずに再び
姿を消すのでした。
一方デヴィットとミランダはヒューの亡骸を利用してカルバンをおびき出し、一部空間に
カルバンを閉じ込めることに成功します。

同じ頃、ソユーズカプセルが宇宙ステーションに接近、ドッキングをします。これは、
途中で通信が切れたカルバンのヒュー襲撃の際の断片な報告でミッションが失敗したと
判断した地球が送ったカプセルで、乗組員を脱出させるものではなく、宇宙ステーションを
地球衛星軌道から押し出して宇宙の果に送るためのもので、カルバンが地球に降り立つ
ことの内容にするための処置でした。

ちょうどカルバンを閉じ込めた位置がデヴィットとミランダのいるスペースと、ショウの
いる睡眠ポッドのあるエリア、そしてソユーズカプセルがドッキングした3箇所を結ぶ
地点でしたので、ショウが睡眠ポッドから抜け出し、2人と合流を試みますが、2人に
よって閉められたハッチを工具で開こうとしている間にカルバンに襲われます。

2人もショウを助けるべくハッチを開けますが、すでにショウはカルバンに襲われてしまって
います。
カルバンを引き離そうと奮闘する3人ですが、ドッキングが不十分だったため、ソユーズ
カプセルとの結合部分が外れ、ステーション内の大気が流れ出します。
なんとか救命ロープに捕まって外に排出され内容にしていますが、カルバンはそんな3人の
体を伝ってステーション内の奥へ進もうとするのでした。

カルバンの侵入を阻止するためにショウは捕まっていたミランダの手を放し、カルバンと
一緒に排出されようとします。
しかしカルバンはすんでのところでステーション内部にとりつき、ショウだけが排出されて
しまうのでした。

デヴィットとミランダはなんとかハッチを閉めて大気の流出をストップさせますが、
ソユーズカプセルとステーションとの結合部は完全に外れ、離れたソユーズカプセルの
衝突によってステーションは大破、生活環境コントロールシステムが破壊されます。

急速に下がる温度に凍えるデヴィットとミランダは、ステーションに一人乗りの緊急脱出
ポッドが二機備え付けられていることを思い出します。
デヴィットはミランダに自分が囮になってカルバンとともにポッドに乗り込み、コースを
変えてカルバンを宇宙の果へ送る案を提案します。
ミランダにはもう一方のポッドで地球に戻るように言いながら。

多少の口論はありましたが、結局その案でいくことに決め、デヴィットがカルバンをおびき
寄せてポッドに乗り込み、ステーションから離れます。
それを確認したミランダも残されたポッドに乗り込み、脱出に成功。2つのポッドは
地球に向け、降下を開始します。

デヴィットはポッドを操作してコースを変更し、目的地を宇宙の果てにします。
そんなデヴィッドにカルバンはまとわりつき始め、操縦桿を握る腕を操縦桿から引き剥がし、
頭部らしき部分をデヴィットの顔の近くに寄せて口らしき部分をゆっくりと開くのでした。

一方ミランダのポットにステーションの残骸が衝突。モニターが正常に映らなくなります。
慌ててコントロールを取り戻そうとするミランダ。

そうこうしているうちに一つのポッドは地球に向け、大気圏突入を開始します。もう一つ
のポッドはそのポッドから離れ、宇宙のくらい深淵を目指すのでした。

東南アジア地域と思われる海の上、一艘の船が魚をとっています。
そこに3つのパラシュートをつけた脱出ポッドが降下してきて、海の上に水着します。

船に乗っていた漁民二人は海に浮いているポッドに近寄り、小さな窓から内部を覗き込みます。
そこにはポッド内部に張り巡らされたカルバンの触手に身動きができなくなっている
デヴィットの顔が。

ミランダのポッドは衝突の際の衝撃で制御不能となり、宇宙の深淵に向けて浮遊し続けて
いるのでした。

ポッドのハッチを開けないように叫ぶデヴィッドですが、言葉の分からない漁民は扉を
開けます。
カメラアングルは変わり、上空からポッドを捉え、そのポッドに向けて更に2隻の漁船が
近づいていくのでした。










コメント

  1. けいすけ より:

    初めまして。僕も昨日観ました。
    奥歯に物が挟まっている感じ、とても共感できます。
    僕個人の「Life」というタイトルについての見解ですが、種の生き残りを指していると捉えました。地球に存在しているどの種も様々な困難をくぐり抜けて、時に説明のつかない幸運もあって今現在存在し続けています。カルバンもひょんな事から生まれ、そこから敵(人間)の攻撃をくぐり抜け、ときに撃退し、道連れにされそうになりながら這い蹲り、最後は幸運も助かって地球にたどり着き生き延びました。
    「カルバンは僕らのこと嫌いじゃないだろうけど、彼も生き延びるために僕らを殺すしかないんだ」というのが印象に残っています。なので、エンディングは地球に飛来した新たな種の起源として、カルバンの新たなサバイバルの始まりと捉えています…絶望感しか残りませんね笑
    タイトルも含めて、この映画は「人類vsエイリアン」ではなく、全てがカルバン目線での物語ではないdrしょうか。

    • takmori83 より:

      けいすけさん

      コメント、ありがとうございます。
      僕はそこまで深く考えが及びませんでした。映画を見ながらあんな生物が実在するのかな、するとすればどういう構造なのかな、そんな事ばかり考えてました。
      確かにLifeが存在するには弱肉強食の世界を生きながらえないといけませんので、タイトルに「生存競争」という意味があり、カルバンがそれに打ち勝ってきた映画とも捉えらますね。
      ただ僕はどうしても宇宙空間と地球上というとても条件が異なる環境で生きていける生物がいるのか、という点が頭から離れず、それ以外の観点から映画を見ることができていませんでしたので、けいすけさんのコメント、目からウロコです。

  2. 久慈郎 より:

    瓶に入れられたナメクジは
    真空に近い無重量状態では
    前に進めるだろうかしら?
    実験してみたい。

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