映画クワイエットプレイス2オープニングシーンのトリビア・裏話・制作秘話まとめ!

トリビア・隠れキャラ・映像ミス

映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」は、前作である「クワイエット・プレイス」の大ヒットによって、制作が決定した続編になります。

もともと、前作はシリーズ化をすることを念頭において制作された映画ではなかったので、続編を作るにあたって、いくつかの裏話や制作秘話がありました。


今回はそんな裏話的なお話を、前作に続いて監督を務めたジョン・クランシンスキーのインタビューより紹介していこうと思います。










映画「クワイエットプレイス2 破られた沈黙」のトリビア・裏話・制作秘話紹介!



この映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」の制作に関するトリビアは、ジョン・クランシンスキーがユーチューブ動画のインタビューで明かした物を紹介しています。


その動画はこちらになります。

日本語訳はありませんが、英語に自信のある方はご覧いただけると面白いと思います。



監督ジョン・クランシンスキーが明かしたクワイエットプレイス2の誕生トリビア



映画「クワイエット・プレイス」の監督を務め、さらに脚本や製作総指揮続編にも名を連ねており、出演者の一人として主人公のアボット一家の父親役を演じたジョン・クランシンスキー。

映画の大成功を受けて配給会社のパラマウントより、続編の話が来たそうです。


しかしジョンはその申し出を聞いたとき、続編制作は考えていない、と監督も脚本も断ることを即答したのだとか。

その理由として、一映画ファンである彼が、これまでとても素晴らしい内容で、大ヒットした映画が、大ヒットしたからという理由で続編が作られ、その結果見るも無残な続編が出来上がり、それを視聴する羽目になった、という経験を何度もしたことがあったからでした。

「クワイエット・プレイス」を作り上げるに際して、全くシリーズ化する、という考えを持たないまま、完成させたジョンとしては、これはきちんと完結した映画であり、人気が出たからと言って安易に続編を作ることはしたくなかったのです。


とはいえ、映画の続編を作らないか、という話が配給会社から提案されるという話は、そうそうあることではありません。

始めからシリーズ化を狙って作られた映画も、興行成績の如何によっては簡単に打ち切られてしまうシビアなビジネスの世界なのです。

それだけのヒットをした幸運にも恵まれたわけですし、断ったジョンに対して、考え直してみないか、とチャンスを残していたパラマウント。

ジョンは他のスタッフに相談することにしたのです。


そうしたところ、映画製作に携わった内の制作担当の一人アンドリュー・フォームからのアドバイスで、ジョンが続編のストーリーを書きたくないのであれば、他に脚本家を雇ってどんな感じの続きの話が可能なのか、見てみてもいいのではないか、と言われました。

悪くないアイデアだと思ったジョンは、続編を他の脚本家に書いてもらうために、彼が考えていた映画の世界観や、もっと大きな視点で見たエイリアンに襲われた地球がどのような世界になっているのか、そして主人公キャラクター達の裏設定なども資料としてまとめ始めたのです。


ところが他の脚本家に依頼する目的で書いていた、いわゆる設定資料作りでしたが、続けていくうちにどんどんと楽しくなっていき、この設定資料を基に続編を自分自身で作り上げたい、という欲求が生まれたのでした。

こうしてジョンは、当初全く考えもしておらず、話が来ても一度は断った続編の制作を、自身の手で行い、再度監督も務める決心をしたのです。

監督の夢をかなえた制作秘話トリビア



監督を再度務めることになり、ジョンは少し遊び心を映画に加えたそうです。

ジョンの実の妻であり、前作「クワイエット・プレイス」で夫婦として共演したエミリー・ブラントと出会ってすぐのころ、二人の会話でこのようなものがありました。

それはエミリーからの、

    「映画を作れるくらい俳優という経歴で成功をおさめたら、何をしたい?」

という質問でした。


ジョンはこの質問に、大ファンであった映画「ジョーズ」のような映画を撮りたい、と答えたそうです。


そして今回の映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」で監督として多少、好き勝手に手を加えることのできるだけの予算と権限を得られたことから、エミリーに話した夢を実現させたのでした。

映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」はジョンにとっては彼の「ジョーズ」に当たる映画であり、そのジョーズの中でも特に気に入っているキャラクター、主人公の「ブロディ署長」からオマージュとして名前を拝借したのです。


ジョンが背後に止まったパトカーに近づいていくこのシーン。

この背景にあるピザ屋の看板に「ブロディ ピザ(Brody Pizza)」とありますが、これが「ジョーズ」からのオマージュなのでした。


ちなみにこのオープニングを撮影した場所は、前作のオープニングで登場した町でロケーションをしたのではありません。

なんと前回撮影をした町並みをモデルに、撮影スタッフが作り上げたセットだったのです。

映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」のオープニングシーン制作秘話



映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」のオープニングは、監督のジョンが視聴者を引き込むためにこだわって撮影をしたシーンでもありました。

そのいくつかのこだわりをジョン自身が紹介していますので、一つずつ紹介していきましょう。

視聴者にスリルを感じさせるためにオープニングで使った手法



監督のジョンがこだわったオープニングの手法は、できるだけワンショットを長くつづけ、視聴者もその場にいる感覚を味わってもらう、という方法でした。

特に、何かいつもと違うことが起きているという雰囲気から急にエイリアンが町を襲い始め、人々がパニックになって逃げ惑うシーンは、できるだけカメラを長回しし続けています。


そんな中でスタントを入れるために、どうしてもカットを割らなくてはいけない場面が出てきてしまいました。

それは、ジョンが演じるリーがトラックを降り、後ろに止まったパトカーに近づいて、警察官と話をするシーンです。

そしてこの後、リーと警察官が話をしている最中、突如として現れたエイリアンがパトカーに猛スピードで体当たりし、パトカーがひっくり返る、というスタントシーンが続くのでした。

普通の車であるパトカーから、スタントを行うために細工を施したパトカーに変える必要があったこと。
そしてスタントを安全に行うための入念な準備。

これらのために、このスタントシーンはどうしても別にとる必要があったのです。


そのために撮影スタッフが行ったトリックは、トラックのフレームを境にして内側と外側で全く別の撮影を行い、編集でくっつけるというものでした。

そういわれてトラックから降りるリーとトラックから出てくるリーに注目してみてみると、わずかに不自然な部分があることに気付くことでしょう。

何かによるパトカーへの攻撃シーンに関する制作秘話



エイリアンに襲われたことでひっくりかえるぱとかーですが、このスタントはパトカーを機械でひっくり返し、撮影がうまくいった後にCGでエイリアンを書き足す、という手法が用いられました。

具体的には、向かってパトカーの右側部分、車体の下に強力なばね仕掛けの機械を設置し、遠隔操作でそれを作動させることで、ひっくり返すという方法だったのです。

映画では装置をきちんとカモフラージュし、車体の下におかしいものは見えないようにされています。

そしてパトカーの反対側にはワイヤーを使用して予想以外の方向に飛ばないように、しっかりと安全対策がなされていたのでした。

リーガンが聞いている世界を再現した



アボット一家の長女リーガン役を演じたミリセント・シモンズ。

彼女は自身もろう者で耳に障害を抱えています。

関連記事:映画「クワイエット・プレイス2」のリーガン役俳優ミリセント・シモンズのプロフィール!


2作目ということで予算も増え、監督として自由にできる部分が増えたジョンは、前作でたくさんの好評を得、ジョン自身もとても気に入っているミリセント(スタッフ全員にはあだ名ミリーで呼ばれている)に敬意を表する意味も含めて、ちょっとしたこだわりを付け加えたのでした。


それはトラックの中で待つリーガンにカメラアングルが変わってからのシーン。

実はこのタイミングで、映画の音声が無くなってしまっていたのです。


これはアクシデントでも何でもなく、ジョンが狙って仕掛けた演出でした。

というのも、ジョンはミリセントが普段聞こえている世界を映画で表現したのです。


ミリセントの母親エミリーによると、ミリセントは全く音が聞こえないわけではないのでした。

大きな音、例えば人々の笑い声等はとても小さな音として聞こえるのですが、普通の音はほとんど聞こえない、もしくはかすかに何かの音として聞こえる程度なのだそうです。

それを知ったジョンは、リーガンのアップで始まるシーンでは、リーガンが聞こえているのと同じように、視聴者に背景音として聞かせることにしたのでした。


この演出は特にミリセントの母親エミリーにとって、とても意味のあるものでた。

    自分の娘がいつも聞いている世界、決してわかることのできないと思っていた世界を体験することができてとてもうれしかった。

と涙を流して感謝したそうです。

イヴリンの運転シーンに関する裏話



その後、映画はリーがトラックを発信させ、ラジオをつけてニュースを聞こうとするシーンになります。

そして妻のイヴリンが車を走らせながらラジオのチューニングを合わせようとしている場面に変わり、イヴリンとマーカス、ボーの人の視点に移り変わるのでした。


このシーンではカメラを普通ではない場所に設置して撮影をしていました。

それは、後部座席、末っ子のボーが座っている座席の横、です。

ここに伸縮、カメラの向きを変えられるロボットアームを取り付け、そのアームにカメラをつけて車の内部からの視点を撮影したのでした。


このロボットアームの操作ですが、撮影に合わせて遠隔で操作するものではなく、あらかじめプログラミングでどのような動きをさせるのかを決めて、動かさなくてはならないものでした。

ですので撮影は、ロボットアームによるカメラの動きを設定し、その動きに合わせて全ての演技が行われるというものになったのです。


そしてイヴリンが運転する車ですが、実際の運転はイヴリンを演じるエミリー・ブラントが行っているのではありません。

演技をしながら秒単位の運転をするという負担を、事故を起こさずにさせることはまず不可能でしたので、別の人間が運転することになったのです。


では、実際どのように運転をしたかというと、カメラの撮影枠の外に当たる、車の上に実際の運転者が座り、そこにこの車を動かすためのアクセルやブレーキ、ハンドルを取り付けて運転したのでした。

しかも、このシーンでのイヴリンのハンドル操作が矛盾しないよう、実際の操作を行うハンドルと、イヴリンが握るハンドルはリンクして、実際の操作通り、動くようになっていたのです。


映画やテレビでの車の運転シーンのほとんどは、スタジオ内で車の周りにグリーンシートを張り巡らし、運転しているような演技をして、後で車外の風景の映像をあてこむ、というものが一般的です。

ですがこの映画では、実際に運転をして撮影を行いました。

エイリアンに襲われた大型バスが対向車として向かってきたシーンも、本物のバスを使用して、約時速75キロで向かってくるという設定で、撮影を行ったのです。


ちなみにこのシーン、車をバックで運転してバスとの衝突を避ける行動に移った際に、タイミングよく後ろ見て運転するイヴリンのアップになっています。

ロボットアームでの撮影のため、このシーン全てにおいて、カメラのズームインやズームアウトは使用できませんでした。

が、ちょうどこの時、急激に車がバックした反動でロボットアームが故障し、たまたまカメラが運転するイヴリンのほうに倒れかけて、彼女のアップを抜くように撮影されたのでした。

この偶然の事故についてジョンは、監督業をしていて、とてもラッキーな結果となったアクシデントだった、と回想しています。

まとめ



映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」のトリビアについて、特に映画開始の、エイリアンが地球にやってきて、人々を襲い始めた日のシーンの撮影について、紹介しました。

わずか十分前後のシーンでこれだけのトリビア・裏話・撮影秘話があったのですから、映画全編に至っては、もっと多くのトリビアがあるのでしょうね。


詳しく見ていけば、前作と今回の「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」では矛盾する部分も存在します。

が、前作であれだけ楽しめた映画が世界をより広げて展開していき、それが成功していると思えるほど面白かったので、細かいところは目をつぶって、今後のさらなる展開に期待したいですね。












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