カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

映画レプリカズのネタバレと感想!ゾーイのクローンを作らない選択はランダム?

 
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映画「レプリカズ」を視聴しました。

突然家族を失った科学者が、クローン技術で家族を取り戻す、というお話で、それを聞いたとき、一度はうまくいくものの結局失敗するか、最終的にはうまくいかないで、人間の生とは、といったところを描いている映画かな、と勝手に想像していました。

ところが、前半50分はそこそこ面白かったのに、後半50分が低クオリティのアクション映画に成り下がってしまっていて、がっかりしました。

クローン人間を作り上げることに関して、もっと掘り下げた内容にしてほしかったのですが。







予告動画はこちら

簡単なあらすじとキャストの紹介

キアヌ・リーブスが愛する家族のために倫理に反した暴走を加速させる科学者を演じるSFアクション。

人間の意識をコンピュータに移す実験成功を目前にした神経科学者ウィリアム・フォスターは、突然の事故により最愛の家族4人を一度に亡くしてしまう。
失意の中でフォスターはタブーを犯し、家族の身体をクローン化させ、意識を移し変えることで完璧なレプリカとしてよみがえらせることに成功する。

家族との幸せな日々を再開しようとするウィリアムの前に、研究サンプルとして家族を奪おうとする政府組織が襲い掛かる。

リーブスが主人公フォスターを演じるほか、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のアリス・イブ、 「キングコング 髑髏島の巨神」のジョン・オーティスらが脇を固める。
監督は「デイ・アフター・トゥモロー」で脚本を担当したジェフリー・ナックマノフ。

ウィリアム・フォスター: キアヌ・リーブス

モナ・フォスター: アリス・イブ

エド・ホイットル: トーマス・ミドルディッチ

ジョーンズ: ジョン・オーティス

引用「映画ドットコム




クローン人間を極秘で作る手間

ウィリアムが働いている会社が、都合よくクローン技術や人間の脳内にある記憶データの複製技術をしているのですが、まぁ、そんな設定でもなければ、死んだ家族を蘇らせようなんて発想にはならないでしょうね。

クローンを作り上げるまで、そして作り上げてから記憶をインストールするまでのハラハラ感は、見ていてかなり楽しかったです。

3週間以上、もしかすると1ヶ月以上、突然家族が行方不明になり、その辻褄を合わせる事も考えないといけないウィリアム。

3人の子供がいて、しかも上の子達は十代という年頃。今どきの子でコンピューター、スマフォとSNSを駆使して友達のネットワークを作り上げています。

そんな、親も知らない子供同士のネットワークに入り込んでアリバイを作り上げ無くてはならないウィリアムを見て、あとでボロが出ないようなアリバイ作りのほうが、クローンを作り上げることや、記憶をインストールすることよりも難しいのではないか、と思ってしまいました。

しかも、その間、彼自身、失敗すれば後がないプロジェクトを成功させないといけないというタスクも背負っていたわけですし、寝る暇もない、という忙しさでしょうね。

少し笑ってしまったのが、おそらく付き合っていると思われる男の子から長女のソフィーに、両親が泊りがけでいないから家に来ないか、という誘いのメッセージに、北米での法律的に成人と認められる「18歳になるまで」ダメという返事を、ウィリアムが送り返しているシーン。

娘がいる僕としても、将来、こういった悩みを持つようになるのかもしれませんが、娘の父親として、同じ男であるボーイフレンドがこのような誘いを娘にしてきていると知って、どんなリアクションを取ることになるのかな、と少し考え込んでしまいました。

18歳が法律的に認められる年齢とは言え、18歳になってすぐ、娘がそのようなシチュエーションになる可能性が高い場所にいくことを、はたして許せるのか。

これは、映画のストーリーとは関係ありませんが、年頃の娘を持つ父親が、娘のネット上での交友関係を垣間見る事になった結果のエピソードとして、思わず楽しんでしまいました。

ゾーイをクローン化しなかった理由はくじ引きの結果?

家族4人のクローンを作り上げるのに、調達できる設備は3人分。

一人だけクローン化しない人物を選ばないといけません。

クローン化することが成功するかどうかもわかりませんので、何なんですが、それでもここで選ばれた人物は、家族として蘇ることはないわけです。

家族の名前を紙に一人ずつ書き、4枚の紙をボールに入れて選ぶのですが、僕はてっきり中を見ずに、くじ引きのように一人を選びだしたのだと思っていました。

ですが、家族のアリバイを一所懸命作り上げていたシーンを見たとき、ウィリアムは熟考を重ねた上で、ゾーイをクローン化させないことを決めたのではないか、と思い直したのです。

というのも、あのアリバイ作りで、いちばん簡単に済ませられるのはゾーイでしょう。

はっきりした年齢はわかりませんが、おそらく小学校に上がっったか、いないかの年齢。
共働きですので、保育園に通っている可能性は大ですが、それでもゾーイの交友関係は他の3人よりも明らかに狭いものです。

となれば、アリバイは作りやすい。
言い換えれば、突然いなくなったとしても、それを不審がる人も少ないということになります。

空白の1ヶ月のアリバイを作るのは難しいですが、それでも突然といなくなったことのつじつまを合わせることより、遥かに簡単。

つまり、いなくなってしまったことに気がついて、不審に思い、調べ始める可能性がある交友関係者が少ないほど、突然いなくなっても、露見しづらいということになります。

となると、4人の中で一番ゾーイが都合がいいことになるわけです。

ソフィーやマットであれば、彼らの友達が変に思って母親のモーナに接近したり、様子を見に自宅へ来る可能性があります。

その時、モーナがソフィーやマットの記憶が消されていれば、それは大問題に発展するでしょう。

同じく、母親のモーナがいなければ、まず、子どもたちが騒ぎます。母親の記憶を消すわけにはいきませんので、モーナをクローン化させない、という選択肢は選べないでしょう。

ただ、この選択を冷静に考えた上でしたとなれば、父親として、断腸の思いであったことは想像に固くありません。

とはいえ、エンディングで結局蘇ったゾーイが現れて、あの究極の選択は何だったんだ、と思ってしまいましたが。




後半のストーリー展開はいただけない

クローン化に成功。
記憶の修正とインストールも成功。

それによってプロジェクトでの問題解決策も見つかります。

さらにクローンとして蘇った家族は多少の問題はありますが、大きなものはなく、正常に普通の人間として生活を送り始めます。

全部が全部丸く収まっているわけではないですが、クローン化と記憶のインストールの成功にかんして、そんなに簡単にすべてハッピーエンドで問題なし、としていいのか、と思うほどのあっけなさでした。

そしてここから、クローン化と記憶の取り出し&インストールの技術を狙う会社のボス、ジョーンズとウィリアム一家の逃亡劇のお話になっていきます。

その間、クローン化で甦った3人に何ら不具合等の支障も出ず、クローン化したというはなしはもう終わった話、という扱いでした。

ウィリアムの窮地を救うのは記憶をコンピューターにインストールする技術。

家族を蘇らせるために四苦八苦した一連の出来事で記憶を消すことまでもマスターしたウィリアムですが、そんな重大なことも深く掘り下げられることもなく、都合のいい作業の一環のような扱いで、ストーリーは進んでいきます。

取り扱っているテーマが人間の生とは、個人の個性とは、人としてのアイデンティは、という答えのない問題が、技術の進歩で記憶を電気的に取り出したり、消し去ったりできたり、クローン化で肉体の複製を作り出せるようになっていることで、更に何が正しいのかわかりにくくなっているのに、それにはまったく触れず、ただのアクションにしてしまっているのが、映画全体の尻すぼみ感をより強くしているように感じるのでした。

とはいえ、この手の問題を1時間も満たない尺で何らかの答えを導き出そうとするのは、不可能ともいえるでしょうから、あえて無視してアクションに走ったほうが、良かったのかもしれませんが。

まとめ

映画「レプリカズ」は今の技術を持ってしてもいつ成功例が出現するのかわからないような、夢のSFストーリーをモチーフにしているものの、扱いきれずに、最終的には低クオリティーのアクション&個人的なハッピーエンドで終わっているのが、残念に思えた作品です。

面白い題材だと思ったし、前半はハラハラする場面もあったので、期待していたのですが、後半の展開には正直失望してしまいました。

さいごに、話は逸れますが、キアヌ・リーブスの話し方、もう少し声を張ってもらえないかな、と思いながら見ていました。

あの低音が魅力なのかもしれませんが、会話が聞き取りにくいと感じたことが数回あったので。

特にエドとの会話でエドの声がはっきり聞こえるのに、キアヌ・リーブスの声が低音でこもりすぎて聞き取りにくいなぁとなんとか思いました。

この夏公開するトイ・ストーリー4で登場する新キャラクター「デューク・カブーン」の声優担当が決まっていますが、あんな感じの喋り方で通されるのでしょうか?

キャラクターデザインから、もっと声の張る、明るい喋り方をしそうな気がしたので、どんな話し方になるか、今から楽しみです。

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