カナダ在住20年の筆者が見た映画の感想とふと思った疑問についてを勝手気ままに書いていくブログです。

映画キングスマンゴールデンサークルのネタバレ感想とあらすじ!

2018/01/07
 
この記事を書いている人 - WRITER -
Pocket

ネタバレ感想 1 エンターテイメントとして楽しめる作品

「キングスマン ゴールデンサークル」は前作の「キングスマン」同様、過激なスパイ
アクションのエンターテイメントとして、うまく仕上げている作品だったと思います。

特に、イギリスのスパイ映画として有名なジェームズ・ボンド作品と同じ様なストーリー
展開にならないように、いきなり「キングスマン」が敵の攻撃で崩壊してしまうという
のはかなり思い切った展開で、予告で散々ネタバレしていたのが残念に思えてなりません。

監督のマシュー・ヴォーンが2作目を作るにあたって、観客を楽しませるためにとても
頭を悩ませたとインタビューで話していたのを聞いていましたが、その答えが「キングス
マン」崩壊だったわけです。
何も知らずに映画を見て、驚いてみたかったな~。

個人的に残念なのが、ロキシーがその攻撃で死亡してしまい、その後の映画で活躍が
全く見られなかったこと。
でもまぁ、ステイツマンも出さなきゃいけないし、ハリーも生き返らせなきゃいけないし、
あまりに凄腕エージェントが多すぎるといくら2時間20分の長い目の映画とは言え、話が
分散してしまってまとまりに欠けることになるので、仕方がないといえば、仕方がないですね。

「キングスマン」で頭を撃ち抜かれ、完全に死んだと思われていたハリーをも生き返らせた
驚きのストーリーテラーぶりを発揮したスタッフですから、死んだシーンすらなかった
ロキシーが、のちの作品で生き返ってきたとしてもなんにも不思議ではないので、それを
期待していますけど。

そういえば、すでに3作目とテキーラを主役にしたスピンオフ映画の作成が決まっているとの
話もありますし、そこは楽しみです。

今回の敵役としてポピー・アダムスを演じたジュリアン・ムーアのぶっ飛びぶりも、
「キングスマン」テイストならではでした。
設定的には前作のリッチモンド・ヴァレンタインに比べると、ありきたりの敵役になって
いましたが、それをジュリアン・ムーアの怪演によって見事に帳消しにしているのは
流石です。

犯罪計画もよくよく考えてみると今ひとつ穴があるような計画でしたし、結局は私利私欲の
ためのものでしたので、そこだけは残念だったかな、と思えます。

最後にエルトン・ジョンが自身役で登場し、70歳という高齢にも関わらず、アクション
シーンまでやってしまう活躍ぶり。
って、おそらくアクションシーンは代役がたてられていると思いますが。

監督自身がファンだと公言しており、それもあっての今回の起用でしょうが、イギリスの
芸能界の代表の一人で、世界を相手にしても認知度がある彼ですから、観客を驚かせる
エンターテイメントの一つとして大いに貢献したのではないでしょうか。





スポンサードリンク

ネタバレ感想 2 わかりやすいステレオタイプだから、そこをつつくのはどうかと思うものの

「キングスマン」でも思ったのですが、イギリスって一応4つの王国の連合体で、4つとも
バックグラウンドが違っていると思うのですよ。

特にイギリスがEUから脱退する国民投票を終えた後、それに賛成しないスコットランドの
中で、イギリスと離れるという動きが再燃した、とニュースで賑わいましたが、歴史的
にもスコットランドはイングラドに征服されたという事実があり、お互いに心の底では
あいつらとは違う、という感情を持っていることが、容易に想像できます。

実際、スコットランドの民俗衣装は男性でもキルトというスカートを履いていますし。
イングランドでもキルトを着用しているシーンが見られたりしますが、イングランドの
ものではないことは確実ですし、おそらくスコットランドに縁のあるために着用している
のでしょう。

調べてみるとイングランドの民俗衣装と言うものはきちんとこれ、と言えるものが残って
いないらしく、敢えて言うならそれこそ、「キングスマン」のエージェントが着用して
いるスーツがそれにあたるようです。

というわけで、「キングスマン」といってはいますが、そのモデルはイングランド色が
濃いものとかんがえられ、そのため、エージェントの出で立ちも、イギリス全土に支部が
あって存在してる割には、同じ様な格好しかしていないのでしょう。

で、今回の「キングスマン ゴールデンサークル」で出てきた「ステイツマン」ですが、
これまたコテコテのアメリカ人といえば、というステレオタイプスタイルのメンツばかり
です。

白人カウボーイの出で立ちで南部訛で話すシャンパン、テキーラ、ウィスキー。とくに
ウィスキーはニューヨーク支部にいるにも関わらず、そこまで南部訛りを操る必要が
あるのかと疑ってしまいます。
赴任してまだ日が浅いのでしょうか?

だいたい、ケンタッキー州は南部に属すという考えは一般的ではなく、アップランド
サウスという南部北側という見られ方や、中西部という見られ方をしています。

明らかにウエスタンではなく、ニューメキシコ州、テキサス州のようにカウボーイが跋扈
していたエリアではありません。

そんな州でコテコテのステレオタイプエージェントを出してしまうのは、どうなんで
しょうか?
娯楽エンターテイメントだから、そんな細かいとこまで、という声が聞こえてきそうです
が、ちょっと気になってしまいました。

ネタバレ感想 3 「麻薬撲滅」は考えても「銃規制」の発想はないのね

最後にウィスキーがエグジーとハリーに敵対したことについて。

説得力を持たせるために、身ごもった恋人がジャンキーたちの銃撃戦に巻き込まれて亡く
なった、という悲劇の過去を持つ設定にしていますが、興味深いのはなぜ「麻薬撲滅」の
方向だけにしかいかないのか、ということです。

殺されてしまった彼女は「ジャンキー」達の「銃撃戦」に巻き込まれたわけで、麻薬や
麻薬常習者がいなければ、と考えることは納得がいきます。

しかし、ジャンキーたちが「銃を持っていなければ」、という発想にはなぜならないので
しょうか?

もちろん薬と銃を比べて、銃は道具として必要な場面があるけど、薬は百害あって
一利なしのもの、ということはわかります。

もしこのジャンキーがラリっている最中に運転して、その車による交通事故に巻き
込まれた、という場合には車を規制しろ、という話と同じことになるのでは、という
こともわかります。

とはいえ、銃と車を比べれば、車は生活必需品で無ければ生活レベルが維持できない道具
なのに対し、銃は普通に生きていく中で、そんなに必要な道具ではないと思いますし、
車と比べれば明らかに必要はない道具でしょう。

せめてもジャンキーが容易に銃を手にできる、という状況をなんとかしようと考えても
いいとは思いますが、そこには一切触れないのですよね。

何しろウィスキーも銃をガンガンぶっ放して敵を撃ち殺していますし、そんな
キャラクターが銃規制賛成、といっても説得力ないでしょうしね。

しかし、そういった考えを思いもつかないようなキャラクターがコテコテのアメリカ人の
ステレオタイプである、という事実が、終わっていると感じざるを得ませんでした。

関連記事: 映画キングスマンゴールデンサークルのネタバレトリビア!次回作の敵役はドゥエイン・ジョンソン!?





スポンサードリンク





Pocket

ページ: 1 2

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください