映画グレイテストショーマンのネタバレ感想とあらすじ!素晴らしい曲と映画の関係を考察!

映画

映画「グレイテスト・ショーマン」はヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画で、
彼にとっては「レ・ミゼラブル」以来の2作目のミュージカルものとなります。

1800年半ばを舞台にし、実在した人物の物語として映画は作られていますが、
そのメッセージは現代に生きる我々にも深く突き刺さるものであったと思えました。

しかもそのメッセージが、ミュージカル映画だけに歌に乗せて届けられるため、非常に
力強いものとして心に響いたと感じた次第です。

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キャストの紹介

P・T・バーナム: ヒュー・ジャックマン
貧しい生まれながらも日陰に生きてきた人々を集めたサーカスで大成功を収める。
フィリップ・カーライル: ザック・エフロン
バーナムのビジメスパートナーとなる劇作家。
チャリティ・バーナム: ミシェル・ウィリアムズ
上流階級出でP・Tとは幼馴染。二人は階級差を気にせず、結婚する。
ジェニー・リンド: レベッカ・ファーガソン
スウェーデンのオペラ歌手。P・Tの興行で北米ツアーを回ることに。
アン・ウィーラー: ゼンデイヤ
P・Tのサーカスで兄とともに空中ブランコ師として参加しているパフォーマー。

ネタバレあらすじ

P・T・バーナムは仕立て屋の父親フリオと上流階級の客、ハレット家に仕事で訪れて
いました。

主人のベンジャミン・ハレットの服を父親が仕立てる手伝いをしていたP・Tでしたが、
礼儀作法を家庭教師から習っている娘、チャリティのことが気になって仕方ありません。

チャリティもP・Tのことに気が付き、お互いに目配せしあっていましたが、P・Tが
悪ふざけをしたせいでチャリティは礼儀作法の勉強中に思いっきり吹き出してしまいます。

ベンジャミンはチャリティを呼びつけて叱り始めますが、P・Tは正直に自分がチャリティを
からかったせいで起こったことだと、打ち明けます。

ベンジャミンはP・Tをひっぱたき、娘に近づかないようにきつく言うのでした。

しかしそのP・Tの行為にチャリティは好意を持ちます。
二人は密かに屋敷を抜け出し、近くにある豪邸の廃屋の中に忍び込んで二人の時間を
楽しむのでした。

やがてチャリティは全寮制の学校に送られることになり、二人は離れ離れになって
しまいます。
しかもP・Tの父親は体を壊してしまい、亡くなってしまいます。
葬儀を終えたP・Tはやがてホームレスになってしまうのでした。

そんな境遇になってもP・Tはチャリティとの文通を続けます。離れ離れになっても二人は
心を通わせ続けるのでした。

大人になったP・Tはチャリティを迎えに行き、彼女は家を出て二人は結婚します。
ニューヨークに移り住んで、二人の娘に恵まれますが、生活は楽ではありませんでした。

そんな生活でもチャリティにはとても幸せな毎日でしたが、P・Tは家族に約束した生活と
は違うと、さらなる成功を夢見るのでした。

そんなある日、P・Tは貿易会社の事務という仕事を無くしてしまいます。会社が持って
いた貿易船全てが暴風雨にあって沈んでしまったためでした。

個人の備品とその時に作業していた書類をカバンに詰め、会社を後にしますが、その書類の
中にあった沈んだ船の証明書を抵当に出して銀行からお金を借りることに成功します。

そしてそのお金でマンハッタンの中にある建物を買い取り、「バーナム博物館」を
開館するのでした。

建物の中には蝋人形の動物や世界の偉人などがあり、それらも建物と一緒に所有すること
になったので、それらを見世物として入場客を募りますが、期待したほど入場客は
集まらず、見通しは暗いものでした。

ある夜、疲れて帰ってきたP・Tがベッドで寝ている娘達の様子を見に行くと、その物音で
二人は目を覚まします。
チケットの売れ行きを半分眠ったままで心配し、博物館の中は動かないものばかりで
不気味だ、生き物を見世物にした方がいい、とアドバイスします。

娘達に寝入るように言ったP・Tの目は、娘達の愛用の絵本「親指トム」に留まります。
すると銀行でローンの申し込みに行った時に見た小人症の男性を思い出したのでした。

次の日、P・Tはその小人症の男性、チャールズ・ストレイトンをスカウトします。
初めはP・Tの申し出に、チャールズは乗り気ではありませんでしたが、熱心なP・Tに心
動かされて参加を決意します。

それ以来、P・Tは奇人変人を大募集し始めます。
その募集に応じて、ヒゲモジャながら素晴らしい歌声を持つ女性レティーや、全身入れ墨
男のコンスタンティン応じ、とんでもない巨漢のリード、多毛症のドッグボーイ、
結合双生児のチャング&エング兄弟、三足男のフランク、そして曲芸兄妹のW・Dとアン達が
参加するのでした。

P・Tの巧みな宣伝もあり、公開日を前に街では奇人変人ショーの噂でもちきりになって
いました。
沢山の観客が入ったことで、最初は恐れと緊張に包まれていたパフォーマーでしたが、
その観客の声援に、次第に自信を持ち始め、ショーは大成功で修了します。

しかしその中には、ショーや出演者たちに反感を抱く人達も存在しており、また、新聞の
批評家からはショーとしてこき下ろされた批評を受けることになるのでした。

ですが、P・Tはその類まれなる演出家としての才能で、こき下ろされた批評どおりに
自身の興行を「サーカス」と命名することで、反対に話題をさらい、さらに観客を集める
ことに成功します。

この成功でP・Tは子供の頃、チャリティと遊んだ廃墟の豪邸を買い取り、真新しく改築し
家族とともに移り住みます。
子どもたちにもプレゼントを与え、長女には前から望んでいたバレエスクールへの入学を
させてあげるのでした。

幸せだと思っていた成功した後の生活ですが、他の上流階級の家族はP・Tをまともではない
仕事で成り上がった男としか見ておらず、さらにバレイスクールで他の子供達にいじめ
られたためキャロラインがバレエを辞めると言い出すほど家族にも影響が出ていました。

そんな雑音をかつて自分がしたように無視することを学べばいいというチャリティでしたが、
P・Tはもっと成功して彼らを見返したいという思いを強くします。

そんなとき、P・Tは上流階級出身で若き劇作家、フィリップ・カーライルに出会います。
才能ある彼でしたが、その才能をうまく使いこなせず、不遇の時を過ごしていました。

そんなフィリップに自身のサーカスに誘うP・T。初めは他の人々と同じく目新しいだけの
色物という認識でしかなかったフィリップでしたが、このままではエンターテイメント
業界で成功する可能性が低かったこともあり、P・Tの誘いに乗ることにします。

一緒に訪れたサーカスの中で、P・Tはフィリップをパフォーマーに紹介していきますが、
その時に会った空中ブランコ師のアンに一目惚れしてしまいます。
しかしその場では、彼は自分の気持ちを誰にも気づかれることなく、隠し通すのでした。

P・Tはフィリップの人脈を駆使し、イギリスでビクトリア女王と面会をする約束を取り
付けます。パフォーマー一同とともにバッキンガム宮殿に乗り込み、対面を果たしますが
そのパフォーマーの異様な出で立ちに周りの人々はひっそりと静まり返っていました。

女王との直接の会話で、親指トム将軍としてショーのメインキャストの一人となっていた
チャールズのジョークに女王は大笑い、釣られて周りの人々も爆笑しだし、謁見は
大成功に終わります。

その後、P・Tは同じく女王に謁見しにきていたスウェーデン人オペラ歌手、ジェニー・
リンドに気がつきます。
ヨーロッパで人気を博していた彼女にアメリカをツアーさせるアイデアを思いつき、
マネージャーとして帯同することを申し出るのでした。

アメリカツアーに同意したジェニーはアメリカでの最初の公演を大成功に終わらせます。
P・Tの興行主としての評判も一変し、メディアは大惨事を送り、上流階級も彼と家族を
チヤホヤとして受け入れるのでした。

しかし一方でこれまでの成功を支えてきたパフォーマーとの関わりに、上流階級の人々の
目を気にし始めたP・Tはサーカスをフィリップに、子どもたちは妻のチャリティに任せ、
ジェニーとのアメリカツアーへ出てしまいます。

血の繋がった家族でさえ彼らとの関係を隠したいという環境から、P・Tによって人前に
自分自身をさらけ出して賞賛される場所を得ることができ、本当の家族とも言える仲間を
初めて得たパフォーマー達はP・Tの心変わりに、裏切られたショックはとても大きなもの
でした。

しかしまだ、仲間がいる、サーカスがある、との思いで日々の公演を力強くこなして
いきます。
街の中には彼らやサーカスに対してあからさまに敵意を剥き出しにする一団もいましたが。

P・Tの変化に戸惑うフィリップでした。P・Tにサーカスに戻るように説得しますが、空前の
成功の前にP・Tは舞い上がってしまい、聞く耳を持ちません。

P・Tがツアーに出発した後、遂にフィリップはアンに自身の気持ちを打ち明けます。
ある夜、アンをコンサートに誘いますが、会場で彼の両親に出くわし、アンは両親の心ない
差別に満ちた言葉に傷ついて走り去ります。

フィリップはアンを追いかけ、彼の本当の思いを打ち明けるのですが、二人の身分の違い
から、フィリップが彼女への思いを、周りのプレッシャーに耐えて保ち続けられるか信じ
切れないアンは、その申し出を断るのでした。

同じ頃、子供とともに残されたチャリティはその間、P・Tがいないこと、P・Tの心が
家族とともにないことを実感させられて思い悩んでいるのでした。

ツアーはいたるところで大成功を納めていました。
そんな中、ジェニーの中でP・Tへの思いがどんどんと強くなっていきます。
そして遂には、その思いを隠しきれなくなったのですが、P・Tはジェニーよりも家族を
選んでしまいます。

P・Tへの思いが実らないことにジェニーはツアーを打ち切ってヨーロッパに帰ると言い
出します。それはP・Tの興行主としての名声を地に落とし、職務不履行で経済的にも
破滅させることになるのでした。

その夜の公演で、最後の舞台挨拶で二人が並んでお辞儀をした後、ジェニーはP・Tの
「お別れ」としてキスをします。その瞬間は写真に撮影され、後に新聞に大きく飾られる
のでした。

P・Tは予定より早くニューヨークに戻ります。
家族との再会を喜び合っていましたが、そこにサーカス火事のほうがもたらされます。
サーカスに敵対しているグループと遂に乱闘が始まってしまい、それが放火につながった
のです。

P・Tが現場に駆けつけたとき、建物は激しい火に包まれていました。
パフォーマーの安否を気にかけるP・Tでしたが、姿が見えないアンがまだ中にいると
思ったフィリップが、建物の中に戻っていってしまっていました。

が、アンは別の方向から無事に外に脱出していました。
こうなるとフィリップのほうが心配です。

P・Tはフィリップを助けるために建物の中に飛び込んでいきました。
その直後、屋根が焼け落ちましたが、P・Tは無事、フィリップを抱えて外へ脱出すること
に成功します。フィリップは煙を吸って意識を失っており、P・Tもそこかしこにやけどを
おっていましたが、命に別状はありませんでした。

フィリップは意識のないまま入院し、その横には彼を心配したアンがずっと寄り添って
いました。

焼け跡の後片付けをしていたP・Tに新聞記者のポールが話しかけます。
彼こそ、メディアでP・Tのサーカスに否定的な記事を書き続けていた人物でした。

ポールはP・Tに火を付けた男が捕まったこと、ジェニーとのキス写真が新聞に掲載された
ことを告げるのでした。

急いで自宅に戻ったP・Tは荷造りを終えて家を出ようとしているチャリティに出くわします。
事情を説明しようとしますが、チャリティは話を聞こうとせず、子供とともに実家に戻ろう
としていました。

銀行から連絡があり、家の差押がなされたことを告げ、ジェニーとのツアーで家を抵当に
融資をうけたことに何の相談もなかったことが、今回の別れの最大の理由だと言い残して
去っていきます。

失意の中で酒に逃げていたP・Tですが、レティ以下、パフォーマー全員がやってきて
P・Tにサーカスを再建するようにいいます。
その言葉にP・Tはサーカスは友人や家族のためにであって、彼自身の名声のためにある
のではないことに気がつきます。
そして友人や家族のために再建を決意し、これまで自分を見失っていたことに対して
謝罪するためにチャリティのもとを訪れるのでした。

そのころ、フィリップは病院でようやく意識を取り戻します。そしてそこには心配して
ずっと看病してくれていたアンがいることに気がつくのでした。
アンもフィリップが目を覚ましたことをないて喜びます。
そして二人はお互いの気持に素直に従い、愛を誓い合うのでした。

P・Tはチャリティに謝罪します。その時その時に得られていた幸せに気が付かず、いつも
さらなる成功を追いかけ続けてしまっていたことに。
チャリティもP・Tを許し、再び家族としての絆を取り戻したことに喜ぶのでした。

サーカスの再建とは言っても、火事で廃墟となった建物をどうするかが最大のネック
でした。これ以上の銀行の融資は受けられず、マンハッタンの一等地という土地柄、
再建には莫大な資金が必要となります。

フィリップはこれまでサーカスからの収入をずっと貯めており、そのお金を再建に出資
したいと申し出ます。P・Tはその申し出をありがたく受け取り、二人のパートナーシップ
で再建を進めることになるのでした。

それでも、建物を新しく建てるためには多額の経費がかかってしまいます。
ふと、P・Tは近くの埠頭に空き地があり、そこに巨大なテントを張って公演すれば問題は
解決することに気がつきます。

こうして新しいサーカスが生み出され、公演は大成功をおさめました。

P・Tはサーカスの公演を全てフィリップに任せ、家族との時間を大切にする生活に入り
ます。
キャロラインのバレーショーにサーカスの象に乗って現れ、娘のショーに愛する妻と
楽しく鑑賞するのでした。





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