映画コールオブヒーローズ武勇伝のネタバレ感想とあらすじ!2代目が無能で滅亡した話

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ネタバレ感想 1 2代目のバカ息子が全てを台無しにする

映画「コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝」はカンフーアクションですので、観客を話に
引き込むには、敵役が見事なまでに悪劣で非道なことをした方がいいのは理解できます。

しかし、だからといって戦略的にも戦術的にもなんのメリットもない、部隊長が一人で普城
に出向き、住人数名を無差別に殺して捕まるという失態を犯すのは、あまりにご都合主義的な
キャラ設定では、と思わざるを得ません。

父親が軍閥の長で司令官でもあり、いくら軍隊が自分の私兵で息子のチョウに一部の兵力を
持たせるは良いにしても、そのチョウが兵力を自分がしたいことの尻拭いとして使うのは、
軍隊のリーダーとしての資質が掛けていると言えます。

そのことを知っていて何も言わないのであれば父親も有能な戦略家とは言えないでしょうし、
知らないのであれば、長たる資格が無いと言わざるを得ません。

時代は軍閥時代。日本の戦国時代さながらお互いの勢力の情勢を見極めて付け入るスキを
虎視眈々と狙っているような時代です。

そんな時代に一体何の戦略や作戦があって、部隊長が一人で普城に出向き、殺人をして
捕まる必要があったのでしょう?
牢屋につながれていた時間は約24時間程度ですが、その間にもし、他の軍隊に攻められて
いたらどうするつもりだったのでしょうか?

チョンがいて彼が軍をまとめているから安心して自分勝手な行動ができる、と言うかも
しれませんが、例えばチョウを救出に来た朝、村に軍隊がいた際に攻め込まれていたら、
とても迎撃できる体制は整っていなかったように見えました。

周りに敵がいないことを確認した後に、いよいよ持って村に出向いた、と言うかもしれ
ませんが、敵に自軍の位置を知らしめないことは戦争勝利のためにとても重要な事です。
戦争中に敵が近くにいないかどうかは常に気を使っていなくてはいけません。

たとえ、索敵で見つからなかったとしても、ある程度の緊張感は持って、備えておくのが
良い軍隊です。
チョウの軍隊はとてもそうとは思えません。




ネタバレ感想 2 2代目のバカ息子は過保護に育てられたボンボン

チョウが村の牢獄に拘束されていて、首をつって死のうとしたとき、村人が慌てふためいて
彼の命を助けました。

そのあわてふためく姿を馬鹿にして優越感に浸っているようでしたが、彼にはなぜ村人が
必死になって命を助けようとするのかが、分かっていないようでした。

その証拠として、最後のシーンで、弾切れの銃を握りしめ、武装した村人たちが取り囲んだ
輪をジリジリと狭めてチョウンの命を狙っているとき、彼は「チャオ将軍の息子だぞ!」と
言って威嚇しようとしますが、なんの効果もなく、フクロにされます。

村人たちがチョウの命を必死で助けたのは、次の日の朝にチョウを生きてチョンにかえす
ことだけが、軍隊の攻撃を避けられるかもしれない唯一の手段だったからです。

そのために、正義のために殺されても正しいことをつらぬこうとするヨンに住人全員で
土下座までして考えを変えてもらうように頼み込んだのです。

ところが無罪放免にした途端、チョウは彼自身も軍隊も村人を虐殺し、略奪しと助けた
ことが何の意味もなさない行動に出ます。

こうなると村人も次の機会があったとき、チョウを助けても意味がない、と覚悟を決めて
しまいます。
助けても助けなくても、どっちみち殺されるのであれば、せめて一太刀反撃してからでも、
と。

丸腰のまま村人に囲まれた時点で、チョウには信用がないわけですから、何を言ったって
無駄でした。自分を殺したら父親が黙ってはいないぞ、と言いたかったのかもしれませんが、
村人にすれば、殺らなきゃ殺られる、どうせあとでチャオに殺されるのなら、道連れだ、
という思いのはずです。

「窮鼠猫を噛む」の状態に追い込んだチョウの失態ですが、これは軍隊同士の戦いでも
言えることで、司令官として知っておくべき当たり前の知識ですので、司令官としても
有能ではなかったのだろうと、思った次第です。

ネタバレ感想 3 アクションシーンはすごいけど、どうもピーターパン映画はX

香港や中国のアクション映画は嫌いではないんですが、戦闘シーンでやけにワイヤー
アクションを使用するのだけは好きになれません。

あの重力を無視した飛び方や受け身のとり方、攻撃の仕方まで、「できるわけ無いやろ!」
と何度となくツッコんでしまってました。

僕はあの不自然な飛び方に、「ピーターパン・ムービー」と名付けています。

映画のクライマックスで見せられたマーとチョンの死闘はさすがは香港映画、といえる
素晴らしい殺陣シーンでしたが、それでもふんだんにワイヤーアクションが使われていて
そこだけは残念でした。

チョンの話が出たので、彼についてちょこっと、僕が思ったことを記しておきます。

マーとはカンフー修行時代の兄弟弟子。修行をしているときから、将来は大物になって
やるんだという野心はすごくありました。

その夢をかなえるべく、チャオの軍隊で、幹部クラスまで上り詰めたようですが、仕えた
上司が悪かったですね。

そこで僕が思ったのは、もっと他に将来性のある軍閥にいかなかったのか?

日本の戦国時代の話で恐縮ですが、この時代は今でいう侍の倫理観が出来上がる前ですので、
武将も部下を選びますが、部下も仕える武将が有能かどうかを見極めていて、使えないと
思ったらさっさと辞めていったそうです。

ある意味当たり前で、無能な上司の下で働くことが意味するのは、戦に負けて命を失う
危険性がある
、ということでした。
ですので、部下の方も、命がけで有能な上司を探した時代でした。

日本でなく中国、時代も軍閥時代、とはいえ、戦乱の時代である以上、このことに関しては
基本的に同じだと思うのです。だとすれば、チョンも自分の夢に向かって進むためには
仕える相手をもうちょっときちんと選んだほうが良かったように思うのでした。










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